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SFC 花物語

SFCの活動の紹介や、お知らせ、お花にまつわる話などをご紹介するSFC公式ブログです。

花で世界を旅する Vol.1 イギリス

2017年01月27日 | SFCニュースより

こんにちは。生け花&フラワーアレンジメントを本格的に学べる湘南フラワーコーディネート(SFC)です。


イギリスの国花・・・バラ(イングランド)、あざみ(スコットランド)、水仙(ウェールズ)、クローバー(北アイルランド)

あざみも水仙もアジアのイメージが強かったのですが、水仙の原産地は地中海沿岸で平安末期に日本に渡ってきたとの事。あざみの原産地は北半球(広い!)非常に種類が多く、日本だけでも約60種類もあるとか。

★バラ:14世紀、王位継承をめぐってランカスター家とヨーク家の間に起こった「バラ戦争」のあとで両家が結ばれたことから、赤バラと白バラを組み合わせた紋章がイギリス王室の紋章”チュードル・ローズ”となった。

★アザミ:昔、スコットランドとイングランドが戦争をしていた時、あざみのトゲでスコットランドを守ったことから。

 

★水仙:もともとは戦いの際に敵味方を区別するためにリーク (leek)と呼ばれる西洋ネギを冑につけろと命じた。これがウェールズ語でリークと同じく「ケニン」というダフォディル (daffodil)と呼ばれる黄色いラッパズイセンに代わった。ウェールズの日とでもいうべき守護聖人の祝日であるSt David’s Day(3月1日)には、今でもラッパズイセンを見につけたり飾ったりするとか。

 

★クローバー:アイルランドの聖人となった聖パトリキウス(パトリック)の命日である3月17日聖パトリックの日 と呼ばれ、シャムロック(クローバー)を胸に飾るか、緑色のものを身に付けて祝う。

 

★★★★★★★★★★★

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お花を飾るのが楽しくて仕方がない!という方や
いつもお花を生けてみるけど、上手くいかない、

マンネリ化してしまうという方へ

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花材研究~木瓜~

2016年01月11日 | SFCニュースより
11月のお稽古で使った木瓜ですが、実がなる木であるのと、紅白の花が咲くことからお正月花にもよく使われる花材です。



瓜のような実がなる事から木瓜と書き、「モッケ」と呼ばれていたのが「ボケ」と呼ばれるようになったといわれています。

春に咲くものと11月頃から咲きだすものがあり、11月頃から咲くものを特に「寒木瓜」と呼ぶそうです。

夏目漱石は「草枕」の中で木瓜をこのように書いています。「木瓜は面白い花である。枝は頑固で、かつて曲った事がない。そんなら真直かというと、決して真直でもない。ただ真直な短かい枝に、真直な短かい枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体が出来上っている。そこへ、紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔かい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで、愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生まれ変るときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい。」

25周年を迎える2016年は正に木瓜のように愚直に花と向き合ってきた歴史を振り返りつつ、木瓜のように柔らかく美しい花を咲かせる年にしたいです。

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生徒さんがご自分で作られたブーケ、ブートニア、花冠

2015年11月04日 | SFCニュースより
生け花コースに通われている生徒さんがご自身の結婚式でブーケ、ブートニア、花冠のセットをご自分で製作されました。

体験談とお写真をいただいたので、ご紹介します!

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以前は勤務先の華道部に所属しており、お昼休みにお稽古をしていたのですが、短時間で仕上げることに苦心していました。SFCではじっくりと取り組むことができ、毎回楽しくお稽古に通っています。

結婚が決まり、さまざまな準備に追われる中、平野先生へ結婚のご報告をした際に「自分でブーケを作ってみたら?」と提案されました。普段、生け花はしていても、ブーケを作ったことは一度もないので、私でも作れるのかしら?!と不安に。でも、「自分で作るととても良い思い出になるし、うちの生徒さんは自分で作る人が多いわよ!」と言われたら、だんだん楽しい想像が膨らんで行き・・・ブーケ、ブートニア、花冠を生花で、自分で作ることにしました。もちろん、先生がついていてくださるので、仕上がりに関しては安心してお任せすることができます。その上、通常のお稽古を2回、ブートニアと花冠の練習に振り替えていただけたことで、自分の技術が無いことの不安も消えて行きました。

練習では大きめのお花を使いましたが、扱いに慣れるまではワイヤーがうまく取り付けられずに何度もやり直したり、茎を折ってしまったりしました。コツが掴めてくると、作業も早くなり、お花を傷めずに出来るようになりました。本番は小さめのお花だったので、より緻密な作業となりましたが、練習を思い出しながら黙々と作り続けました。

ブーケは白を基調に、ピンクを混ぜて可愛らしさを出したいと考えていました。メインとなる白いバラが、見たこともないようなとても大きく立派なもので、作る前にバラを見ただけで気分が高揚!予想以上のステキな仕上がりになりました。

最後に、花冠用に少し多めに作ったパーツで、先生がブレスレットを作ってくださいました。すべて揃って写真を撮ったとき、久々に大きな達成感に包まれました。

当日は、手元に自分が作ったブーケがあることで、お守りを持っているような安心感がありました。また、自分で作ったことを披露宴でアナウンスしてもらい、多くの方からお褒めの言葉をいただきました。私のイメージと、ドレス、会場の雰囲気等とバッチリ合わせることが出来たのは、普段から私と接してくださる先生に見立てていただいたお陰だと思います。

最後に。入退院を繰り返していて、直前まで列席出来るかわからなかった祖母が、当日元気な姿で来ることができ、花嫁姿を見てもらうことが出来たことは大きな喜びでした。当日思い立ち、リハビリに一生懸命取り組んで今日を迎えた祖母にブレスレットをプレゼントすることに。皆の前でブレスレットをつけてあげた時に、溢れる笑顔を目の前にして、胸がいっぱいになりました。
これ以上無い、良い思い出を作ることができました。ありがとうございました。これからも、お花からパワーをもらいながら、お稽古に励みたいと思います。

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沙羅の木(夏椿)

2015年07月19日 | SFCニュースより
【沙羅の木(夏椿)について】



祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必滅の理(ことわり)をあらはす・・・

とは、平家物語の冒頭です。皆さん学生時代に暗記させられましたよね。
沙羅双樹はお釈迦様が亡くなったとき、四方を囲んでいたこの木が枯れて、鶴の羽根のように白くなったとの伝説から、仏教では聖木とされています。
ただ、この沙羅双樹と6月にお稽古で使った沙羅の木(夏椿)は、本来は別物だそうですが、日本のお寺ではよく植えられています。本物の沙羅双樹は熱帯樹で日本の風土では育たないそうなので、代わりに植えるようになったのかもしれませんね。平家物語に書かれている「沙羅双樹」の花は、もちろんこの「夏椿」を挿しているのでしょう。
椿に似た白い美しい花が咲きますが、朝に開花し、夕方には落花する様は、まさに「盛者必衰の理」をあらわしていますよね。

(SFCニュース 花材研究のコーナーより)

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SFCニュース2月号 談話室より

2014年02月09日 | SFCニュースより
生け花講師コースS.Sさん

年末、お教室でお正月飾りを作成し、今回は試しに会社へ持っていきました。

その夜から先生の函南のお宅へSFC卒業生の方とお邪魔し、お正月のお花を生けるお手伝いをしました。
お手伝いの後、年末年始のイベントとして珍しくその作品をwebにupしました。

年が明けて会社に出社したら、そのお正月の生け花の写真を別のサイトに紹介してくれた同僚がいたり、
お正月飾りを写真に撮り、家族に紹介してくれていた人がいることを知りました。

私は自分の作品にまだ自信がないので、webに載せた件をひたすら後悔していたのですが、
周りの人からはお教室のことを質問されたり、家族に教えてもらえないかと言われ、とても嬉しかったです。

この時、何事も時間をかけて経験を積んだら、それなりに形になっていくんだなと実感しました。
SFCの先生方、これからもよろしくお願いします!

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