髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

緊急事態宣言と釣り場の閉鎖

2021年02月06日 | W.F.C水釣会(Wednesday Fishing Club)
最近、釣りに行けてない…

SNSやYouTubeで見た限りだが、千葉県のみならず、各地で釣り場の閉鎖が多くなってきている。

中には「コロナ感染拡大により」という理由で閉鎖している漁港や海岸の駐車場もあるのだが、実際は「釣り人のマナー問題」が筆頭理由になるだろう。

僕が今まで、ツイッターやブログ、YouTubeなどで目にしたり耳にしたりした話では、一番に出てくるのが「ゴミ問題」

実は今から20年以上前、僕もその「ゴミ問題」の犯人だった。

勝浦の港で釣りをして帰る時、ふとゴミがいっぱい溜まっている場所を見つけた。

「あっ、ゴミ捨て場がある」

と思ったので、そこにその日のご飯や釣り餌のゴミを、コンビニのビニール袋に入れて、置いて帰った。

それから、しばらくして勝浦港に行った時、同じように釣りを終えて、その場所にごみを捨てようと移動した時

「ここはゴミ捨て場ではありません」

と書いた看板を目にした。

その看板は、昨日今日立てられた物ではないくらい劣化していていた。

前回気が付かなかったのは、ゴミの山に埋もれて見えていなかったのだ。

「悪いことをしてしまった…」

正直、そう思った。

ある港で釣りをしている時に、地元の釣り人から聞いた。

「あのゴミは漁協が業者に持って行ってもらうんだよね…タダじゃないんだよ…」

確かに、漁協が業者に頼んで廃棄する場合、それは「事業系ゴミ」になり、それ相応の対価を支払うことになる。

釣り人が漁協に支払うお金は「0円」

つまり、釣り人は漁業に赤字を強いている事になるのだ。

それ以来、僕は自分のゴミは必ず持ち帰っている。

エサのパッケージだけじゃなく、結び直して切った糸の切れ端も、その場に残さないようにしている。

それが当然の事なのだ。

釣り場に行くと、今でも糸の切れ端のみならず、ゴミはいっぱい捨ててある。

僕だけじゃなく、「ゴミ問題」を声高に叫んでくれているブログやYouTube、SNSはいっぱいある。

にも拘らず、一向に減らないゴミ…

捨てていく人は決まっていると思っている。

釣り場を守ろうとしている釣り人の方が多いと信じている。

しかしながら、一つの釣り場が閉じられると、隣の釣り場に移動して、平気でゴミを捨てていく輩がいる事も事実だ。

僕は個人的に、漁港等が「コロナ感染」を理由にして釣り場を閉鎖しているのは、「次はないからな!」の警告だと思っている。

コロナ感染が終息した時、解放してくれる漁港や海岸はあるだろう。

しかしながら、その後ゴミが放置されるようなら、間違いなく「閉鎖」という事になる。

このコロナ下で、遠方からの釣り人は減っていると思うし、閉鎖した場所では確実に人は減っている。

そのおかげでゴミが格段に減ったという事実が認められれば、そのまま閉鎖し続ける場所が出てくるであろうし、仮に解放した後、ゴミが増えれば確実に「閉鎖」という手段が取られるだろう…

本当は「ゴミ問題」だけではなく、漁師さん達とのトラブルや釣り人同士のトラブルも問題になっているのだ…

「マナー」というものは、その判断基準は当人に委ねられている。

法律ではないので、どちらが正しいとは言えない部分があるのだ。

(ゴミの放置は「不法投棄」という犯罪になります)

釣り人は釣り場で最下位に位置していると思っている。

漁師さん達にとって、漁港は仕事場だ。

釣り人にとって、漁港は遊び場所。

仕事と遊びのどちらが優先されるべきか?

当然、「仕事」が優先されるに決まっている。

法に触れる事も平気でやっている釣り人がいる事も事実だ(密漁等)。

これ以上、釣り場の閉鎖がされないように、心有る釣り人が、一人でも増えてくれる事を願っている。

もし、風で自分のゴミが一つ飛んでいったら、自分の近くに落ちているゴミを二つ拾って帰ればいい

結果的に、その場所のゴミは一つ減ることになるんだから

最新の画像もっと見る

コメントを投稿