日曜の朝、連れ合いが日経新聞のチラシを持ってきた。
「ちょっと安くない?」
ダイアパレス高円寺という高円寺駅から徒歩14分の立地に位置する
3階建ての低層マンションだった。高円寺というより、都立家政や
野方に近い。ちょっと遠いな。そして、68㎡。ちょっと狭いな。
だが連れ合いが言うようにこのあたりの相場を考えると値段が安かった。
5000万を軽く切っている。
68㎡で4700万というところだ。阿佐ヶ谷・高円寺徒歩10分圏内だったら、
6000万前後というところだ。ちょっと行って見ようか。駅から遠いばかりでなく、
立地が悪いのかねえ。と思いつつ興味本位で行ってみた。
会社の先輩や知り合いが、昨年度末の不動産会社の決算直前で、500万から
1000万近くを割り引いて戸建てを購入したのだが、今年度に入って一回落ち着いて
いる感じがしていた。阿佐ヶ谷・高円寺徒歩10分圏内で、坪単価200万強。西荻窪でも
坪単価200万少し前。180万とか。というのが今の相場観だ。でも、たまに掘り出しものみたいな感じで、
安い物件がでてきていた。僕が住んでいるマンションの隣なんか、阿佐ヶ谷徒歩7分だが、
30坪で単価166万円で売りにでていた。現地販売会に来ていた不動産担当者に
話を聞いてみると、「銀行からの資金どりが厳しくて、売りに出してるんですよ」
と気さくに話してくれた。なんでも、60坪の正方形の区画を半分にして売りに出した
とき、最初の半分は200万以上で売れたらしいが、今回売りに出したほうが売れなかった
らしい。だから今回166万で売りに出したとは言わないでほしい、と。(言わないよ。。)
「銀行からの資金どり」巷のニュースが身近なこととして感じられたことだった。
そして、ダイアパレス高円寺に行ったときのこと。モデルルーム内覧の希望の方は206を押してください。とあった。
206を押す。どうぞ中にお入りください。と自動ドアがあく。中に入る。
テレビの撮影スタッフが我々を待ち構える。冗談でしょ。。
でも、冗談ではなく、れっきとした撮影スタッフだった。テレビ東京、ガイアの夜明け。
WBSとともによく見ている番組。むしろ応援してたりする。
とうこともあって、撮影の許可を求められて、O.K.した。ジャージ姿だったけど。
まあ、何組かとってるから写る確率のそんなにないだろうし。
マンション問題を扱うのだそうだ。価格を下げた不動産とそれでも買わない消費者。
どこにギャップがあるのかと。なるほどなあ。と思った。
ダイアパレス高円寺は、三井のリハウスが12戸、どこからか(忘れた)
引き取って価格を1000万さげて販売してるのだそうだ。担当者曰く、ここは価格で勝負ですと。
なるほどと。そして68㎡の部屋を見せてもらった。撮影隊つきで。
ちょっと狭い、駅から遠い以外、悪くなかった。
だが、これを我々が買うかというと、おそらくは即決はしない。
なぜか。こういう掘り出しもの的な物件がまだでてくるとふんでいる(期待している)からだ。
金利、不動産業界の市況、を考えるといまが買い時なのは肌で感じる。
あとは物件次第。駅近の戸建、マンション。賃貸にもまわせる物件というのは値段がそう下がらない
だろう。でも、高円寺徒歩15分のこの物件のように駅から離れている、かつちょっと手狭とか、
ちょっとした微妙なところがある物件は、諸事情と相まってお値打ち価格ででてきそうな気がする。
そして、この時代、そんなに収入が上がらないことを前提にした手堅い返済計画を立てるべきで、
そことの妥協点を探るべきなのである。ガイアの夜明けのディレクターさんがいうように、
そのギャップはあいかわらずあるのだが、ギャップとは資材の高騰による
マンションの原価率のアップがとか、銀行の融資とか、不動産側の事情
それとは関係なしに、我々の将来にわたってのサラリー感と、とこれから
景気が悪化していくのではないか、という漠然とした不安感があるなかで、
それでも妥協点を見いだそうとしている、というものなのである。
とくにこの原油高で、車と家を保有して、という幻想はとくになく、
あるのは現実路線。色々想定しても返せるよね。という目処なのである。
「ちょっと安くない?」
ダイアパレス高円寺という高円寺駅から徒歩14分の立地に位置する
3階建ての低層マンションだった。高円寺というより、都立家政や
野方に近い。ちょっと遠いな。そして、68㎡。ちょっと狭いな。
だが連れ合いが言うようにこのあたりの相場を考えると値段が安かった。
5000万を軽く切っている。
68㎡で4700万というところだ。阿佐ヶ谷・高円寺徒歩10分圏内だったら、
6000万前後というところだ。ちょっと行って見ようか。駅から遠いばかりでなく、
立地が悪いのかねえ。と思いつつ興味本位で行ってみた。
会社の先輩や知り合いが、昨年度末の不動産会社の決算直前で、500万から
1000万近くを割り引いて戸建てを購入したのだが、今年度に入って一回落ち着いて
いる感じがしていた。阿佐ヶ谷・高円寺徒歩10分圏内で、坪単価200万強。西荻窪でも
坪単価200万少し前。180万とか。というのが今の相場観だ。でも、たまに掘り出しものみたいな感じで、
安い物件がでてきていた。僕が住んでいるマンションの隣なんか、阿佐ヶ谷徒歩7分だが、
30坪で単価166万円で売りにでていた。現地販売会に来ていた不動産担当者に
話を聞いてみると、「銀行からの資金どりが厳しくて、売りに出してるんですよ」
と気さくに話してくれた。なんでも、60坪の正方形の区画を半分にして売りに出した
とき、最初の半分は200万以上で売れたらしいが、今回売りに出したほうが売れなかった
らしい。だから今回166万で売りに出したとは言わないでほしい、と。(言わないよ。。)
「銀行からの資金どり」巷のニュースが身近なこととして感じられたことだった。
そして、ダイアパレス高円寺に行ったときのこと。モデルルーム内覧の希望の方は206を押してください。とあった。
206を押す。どうぞ中にお入りください。と自動ドアがあく。中に入る。
テレビの撮影スタッフが我々を待ち構える。冗談でしょ。。
でも、冗談ではなく、れっきとした撮影スタッフだった。テレビ東京、ガイアの夜明け。
WBSとともによく見ている番組。むしろ応援してたりする。
とうこともあって、撮影の許可を求められて、O.K.した。ジャージ姿だったけど。
まあ、何組かとってるから写る確率のそんなにないだろうし。
マンション問題を扱うのだそうだ。価格を下げた不動産とそれでも買わない消費者。
どこにギャップがあるのかと。なるほどなあ。と思った。
ダイアパレス高円寺は、三井のリハウスが12戸、どこからか(忘れた)
引き取って価格を1000万さげて販売してるのだそうだ。担当者曰く、ここは価格で勝負ですと。
なるほどと。そして68㎡の部屋を見せてもらった。撮影隊つきで。
ちょっと狭い、駅から遠い以外、悪くなかった。
だが、これを我々が買うかというと、おそらくは即決はしない。
なぜか。こういう掘り出しもの的な物件がまだでてくるとふんでいる(期待している)からだ。
金利、不動産業界の市況、を考えるといまが買い時なのは肌で感じる。
あとは物件次第。駅近の戸建、マンション。賃貸にもまわせる物件というのは値段がそう下がらない
だろう。でも、高円寺徒歩15分のこの物件のように駅から離れている、かつちょっと手狭とか、
ちょっとした微妙なところがある物件は、諸事情と相まってお値打ち価格ででてきそうな気がする。
そして、この時代、そんなに収入が上がらないことを前提にした手堅い返済計画を立てるべきで、
そことの妥協点を探るべきなのである。ガイアの夜明けのディレクターさんがいうように、
そのギャップはあいかわらずあるのだが、ギャップとは資材の高騰による
マンションの原価率のアップがとか、銀行の融資とか、不動産側の事情
それとは関係なしに、我々の将来にわたってのサラリー感と、とこれから
景気が悪化していくのではないか、という漠然とした不安感があるなかで、
それでも妥協点を見いだそうとしている、というものなのである。
とくにこの原油高で、車と家を保有して、という幻想はとくになく、
あるのは現実路線。色々想定しても返せるよね。という目処なのである。