阿佐ヶ谷アンド高円寺ライフ

阿佐ヶ谷、高円寺近辺での話、海外・国内旅行先。仕事。街と人とコミュニケーションの日記。

『明日の広告』と「月間ascii」

2008-05-25 19:55:55 | 読んだ本
明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45)
佐藤 尚之
アスキー

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土曜日に読んだ本。

大雑把にいうと、商品ありきの広告の設計は消費者のライフスタイルや
嗜好が変わったいまではもう古いから、発想の仕方を変えましょうという本
である。


いままで、メディアミックスやクロスメディアという言葉を聞くたびなんだか
なあと思っていたが、とても勉強になった本だった。


本の中でメディア・ニュートラルという言葉があった。

ユーザに一番伝わるメディア→ユーザへのコンタクトポイントとして
もっとも適したメディアを選び、コミュニケーションの真ん中に据えようと
いう考え方。

極端な例では、ドッグフードの売りたい場合、犬を飼っているいる人たちへ
一番伝わるメディアとは、あるいは犬を散歩させる人たちとのコンタクト
ポイントとは、たとえば電信柱。


また、ラジオがインターネット広告費を抜かれて、もうだめだって議論ではなく、

ラジオの視聴を生活の一部としている人にとっては、「ラジオはテレビよりも
強力に伝わるメディア」になるのである。

そうだよなあと思う。僕も中学生のころラジオよく聞いていたし
(ジェットストリーム)、当時は飛行機といえばJALで、大人が乗る乗り物
だと思っていた。そのイメージはいまでもあるし、飛行機を思い浮かべるとき
はジェットストリームの世界が浮かんでしまう。


あと本のなかで印象的だったのが、漫画スラムダンクの1億冊突破の新聞広告、
最後の試合会場がWEBサイト上にあり、名前とメールアドレス、メッセージ
を入力すると会場の観客の一人になれる仕組み、廃校を利用してのスラムダンク
その後企画では、井上雅彦が黒板にチョークで絵を描いていったこと。
3日間のイベントで全国から人が集まったこと。

この一連の、井上雅彦による読者へのありがとう企画は、この本だけの内容
だけでも少し感動したくらいだった。

この仕事にかかわったひとたちとイベントに参加した人たちはきっと幸せだろう。


ところで、今日の夕方、阿佐ヶ谷のセブンイレブンによったら、月間ascii
がおいてあった。題名は「明日の広告」この本の内容が2ページにわたり
書いてあった。
なんと。

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がっちりマンデー 渋谷109

2008-05-25 08:27:11 | 見る
雨の日曜の朝、本を読んでいたら、DVDレコーダーがウィーンと音をたてて

動きだしたので、はて?と思ってテレビをつけてみたら、

がっちりマンデーだった。



渋谷109は、入っているテナントに対して、月坪面積という

考え方を採用している。日本の百貨店の平均月坪単価は40万円

なのに対して、109の平均は125万円、もっとも売り上げを

あげているテナントは400万を超えるのだそうだ。

79年開店以来109は増床を行わず、単位面積あたりの売り上げに

こだわり、狭い空間の中で大きめのBGMとあわせて高揚感をだす演出を

している。


毎朝11時になると全店の昨日の売り上げデータが、公表され、

各テナントの店員たちが他店の売り上げをチェックしていたりする。

他店の売り上げから売れ筋を把握するのだそう。

商品サイクルがとてもはやく、1ヶ月すると全品入れ替え、

そして取り上げられたブランドの商品の開発は1週間だった。


ちなみに109の正面の広告、1年半先まで予約で埋まってて、

森永卓郎いわく2週間で500万だそう。


なぜ日曜朝7時半の時間帯なのかわからないけれど、この番組、

おもしろいときありますね。


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NHKプロフェッショナル 映画監督 堤幸彦

2008-05-24 13:44:09 | 見る
カラオケ番組のアシスタントディレクターから、いまでは映画監督。
番組を見るとわかるが、外見とは違って仕事に対して非常に真摯な人である。


『いま52歳で、自分の代表作を作らないと、と考えるとむちゃくちゃ焦る。』

『どんな逆境にいても楽しむことができる人がプロフェッショナル』



28歳くらいで奥さんに癌が見つかり、医療費を稼ぐために
仕事をどんどんこなしていったこと。奥さんを亡くしてからも、
仕事にのめりこんでいったこと。



『人が生きていくことは楽なことじゃない。
であれば、せめて映画を見ているときは楽しんでもらいたい。』


ただ感動しました。


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JR新川崎駅

2008-05-21 00:38:23 | 話す


新川崎に出社する身としては非常につらい出来事がある。

それは、雨と風である。


新川崎の駅の出口は、大きい高架橋になっていて、その下に線路何本も

ある。

そのため高架橋の上の風はすさまじく、コンビニのかさがあっという間に

折れるのを見かけるし、自分のおろしたてのファミマの傘がいとも簡単に

逆風で折れたことがある。

傘がおれるのは日常的な出来事であると認識するすこしは楽になる。


なので雨が降っていても、あししげく新川崎駅に向かう住民たちは、

かっぱをきているか、かさをさしていないか、もしくはかさを持っていた

としても、はがねのような骨をもったかさを持っているかのいづれかの

ように見える。

防衛能力が高い。

逆に、新川崎駅からどこかに向かう人々は、貧弱ないでたちをし、

ずぶぬれになる人もおおい。

そこで僕も、スーツに合羽姿という、丸の内を闊歩するビジネスマンの

対極に位置するいでたちで、新川崎の駅に降り立った。右手には

長いかさ、左手には折りたたみがさ、気分は宮本武蔵である。


駅の改札には、ゴミ箱の脇に、折れたかさがやまのように積まれている。


と、おもいきや、

風は強いものの、雨がやみはじめた。傘が折れるほどではない、新川崎で

この程度の風であれば、ほかの駅は、風もだいぶ弱まったであろう。

合羽を着て、二つ傘をもって、とぼとぼと出社した。

茂木健一郎 杉原信幸 「疾走原始人」

2008-05-11 07:39:24 | 話す
茂木健一郎の顔が前面にでてて、ちょっと宗教色があるんじゃないかと、

引いてしまうような体裁の本ですが、そんなことない。

クオリア降臨
茂木 健一郎
文藝春秋

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とてもまっとうな本です。その中で、芸大の杉原信幸という人がでてきて、

かつて「現代の文化はスカばっかりだ」と言った茂木健一郎氏に対して、

「スカじゃないもの」をお見せするといって横浜で行った「疾走原始人」

というパフォーマンス。その内容が最近になって、茂木氏の

ブログにアップされていた。

夢燃やしの競争 茂木健一郎 クオリア日記
(このブログの後半のほう)

われわれが社会生活を営む上での暗黙の了解のようにしてあるモラル、

これをあっさりと超えて、見ている人(呼んでいる僕)驚かすのだけど、

そこには茂木氏が指摘するように配慮がある。


再読しても、勇気がでた。励まされるようで、勇気が沸いてくる

ことってそうない。

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高円寺 カフェ ハティフナット

2008-05-06 20:50:55 | 高円寺・阿佐ヶ谷
よく晴れたGW最後の日、新宿からの帰り、高円寺駅はがらがらに

すいていて、いつもは人通りが多い駅前も心なしか人が少ないように感じる。

土日の高円寺にしては、めずらしく落ち着いた感じさえした。


あづま通り商店街を歩いていたら、ハティフナットに通りかかった。



もうずいぶん行ってないけど、久しぶりに寄ってみようかと、

なかに入ろうとした。




ドアに頭をぶつけた。入り口がとても小さいので、かがんで入るのだ。


おもちゃ箱のようなハティフナットの店内は、

ほぼいっぱいだった。


とても狭い店内だけど、映画めがねのサントラとともに、

ハティフナットのお客さんは、とてもリラックスして、午後の

ひとときを楽しんでいるように見える。延々とおしゃべりをしている友達同士

と思われる若い男女、落ち着いて話すカップル、一人で黙々と本を読んでる人、

あるいは携帯をじっといじっている人、同じ場所を共有し、

それぞれをすごす時間。今日の日差しに相まって、おだやかで

親密な時間。休日にぴったりだった。


高円寺のカフェは、街の大きさと、そこに住む人々と、街の顔である

カフェがほどよくバランスが取れていて、街に人がうもれないで、

今ではなくなりつつある人と人とがつながっていける余地がまだ残されている、

そんなふうに思える。ハティフナットもそうだし、高円寺のカフェ花鳥風月は

とくにそう感じる。





ふと見上げると、最初はメルヘンにしか思えない絵が一面に。



慣れるとメルヘンとも映らなくなるのも不思議。

そして、頼んだのは玄米きのこのドリア。これはおいしい。



夜からはピザもやっているみたいで、メニューの写真を見ると

とてもおいしそうに見える。今度また行ってみよう。

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ホワイトボード

2008-05-06 02:59:32 | 話す
念願だったホワイトボードを買ってきた。



自宅に置くのは、景観が乱れるという理由で連れ合いから

反対にあっていたのだが、苦節数ヶ月、なんとか手に入れた。

家で使ってみると改めて便利なものである。新しいアイデアが

生まれそうな予感がしないでもない。いや、買っただけではやっぱりしない。


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