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気まぐれブログ

嫁と子供と日産車

立ち会い出産記⑥

2022-12-21 16:09:00 | 日記
「奥さまの処置があるので旦那さんは一端、外でお待ちください。」

そう言われて、赤ちゃんと一緒に分娩室を出る。

出た直後に看護士さんから「産まれたばかり赤ちゃんを撮影されますか?」と聞いてきてくれた。

すぐにiPhoneを取りだし産まれたばかりの赤ちゃんを撮影。

たった10秒ほどだったけど、ここで撮影できたのはかなり貴重。看護士さんナイス!



その後、分娩室に戻り、嫁と二人で「お疲れ様」と笑顔で言い合いました。

終わり。

立ち会い出産記⑤

2022-12-21 16:07:00 | 日記
続きです。

ここでまたひとつ問題が発生。

赤ちゃんの心拍が低くなってきた、と説明を受ける。

確かに心拍計を見ると数値が低くなっている。

心拍が弱まってくると帝王切開に切り替える場合がある、と何かの記事で見たことがあったので一気に不安になる俺。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

嫁も余裕がないながらも、自分の子どもが大丈夫なのか気にしていた。

先生が数値を気にしながらも、このまま自然分娩で様子を進める、と判断。

そこから数十分後、俺の座っている位置から赤ちゃんの頭を確認。

もうちょっとだ!

嫁頭が見えたことを伝えるがノーリアクション。もはや、俺の言葉に反応する余裕すらない様子。

もう嫁は目の焦点が合っていない。本当にギリギリの状態でお産しているのがよくわかった。。

助産師「あと2回息んだら赤ちゃんでるよ」

一回目の息み。

「頑張って頑張って」
「うーーーん」

二回目の息み。
「頑張って頑張って」

「うーーーん!」




つるん!

でたー!!!!!!

滑るように出てきた赤ちゃんを看護士さんが受け止めて、別の看護士さんがへその緒と胎盤の処置を行っている。

先生「おめでとうございます。元気な赤ちゃんですよー」

オギャーオギャー

赤ちゃんを見せてもらう。

感無量。

俺と嫁は二人で号泣。


普通であれば、ここから赤ちゃんを母親の胸に抱かせる(カンガルーケア)のだが、心拍が弱っていた事もあり、すぐに気道確保の処置が行われた。

続く

立ち会い出産記④

2022-12-21 16:03:00 | 日記
続きです。

順調?に進んでたお産ですが赤ちゃんの体制に以上が!?どうなるオイラ達!?

先生が陣痛の波に合わせて思いっきり膣に手を突っ込み赤ちゃんの体勢を強引に変えようとしている。

かなりの力が掛けて動かそうとしているように見えるがなかなか回らない。

先生も少し首をかしげるしぐさを見せる。

(もしかして帝王切開になるのかな?)

一瞬だけ不安がよぎる。

せっかくここまで陣痛を耐えて頑張ってきたんだからこのまま自然分娩で産ませてあげたい。

嫁の手を握りながらそう祈っていた。

先生が何度か手で回そうとしていた時に手応えがあったのか、

「よしよし。」

という言葉が聞こえてくる。

多少強引ではあったが回旋異常は回避できたようだ。ε-(´∀`*)ホッ

ほっとひと安心するが、産まれた訳でもないのでまだまだ気は抜けない。


しばらくして、

先「頭が見えてきたよー」

のどから手が出るほど聞きたかった言葉のひとつが先生から聞こえてきた。

先「もうちょっとだよ!ラストスパートだよ!」

そう言って嫁を励ましていたが、嫁はもはや俺の言葉が届いていない模様。

必死に痛みに耐えている姿を見て、改めて立ち会い出産できて良かった、と再確認。

子どもを産むことがこんなにも大変な事だという事を体感できたのは一生の財産になるだろう。


ここから数十分の間は、嫁の陣痛の波に合わせて、膣を広げる作業を黙々と繰り返していた。

「頑張って頑張ってうーーーん」という言葉が続く

お産が順調だからなのか、先生は何もせずに看護士に対して説明するだけ。

看護士は「なるほど」といった表情で嫁の膣を広げる作業をこなしていた。

続く

立ち会い出産記③

2022-12-21 15:59:00 | 日記
続きです。

やっと嫁が分娩室に移動。

立つのもかなりつらそうな表情。
ゆっくりと時間を書けて分娩室へ歩いていく嫁の背中を見ながら、心の中で「もう少しだぞ」とエールを送る。

準備ができるまで俺は陣痛室に待機。

ここでほっとする時間ができる。

何か準備しようと思い、iPhone7を手に持つ。

分娩室の入口を試し撮り。


荷物を整理したり、シーツについてるごみを取ったり。目につく事は全部やりきるもまだ呼ばれない。

(何かあったのかな)
ちょっとだけ不安になる。

そんな事を思っているうちに看護婦さんが迎えに来てくれた。

初めて入る分娩室は異様な雰囲気だった。

薄暗い証明にほんのり香るアロマ。

そして、落ち着いた感じのBGM。以前、新宿で立ち寄った占い師がいる館もこんな雰囲気だったかな。

ドラマで見た分娩室のイメージとは全く違ってた(そりゃそうだろ)

現実とは一線離れた景色に面食らうも、嫁のつらそうな表情が目に入り、すぐに俺も戦闘態勢になる。

担当の看護婦さんがゴム手袋を着けて、ジェルのようなチューブを持って準備万端。

俺もiPhone7を三脚を付けて片手には水(水を飲まないときは嫁の手を握る)を持ち準備万端。


分娩開始。

嫁の陣痛の波に合わせて、看護婦さんが膣に指を入れたり、ジェルを流し込んだりしている。

赤ちゃんが出やすくなるように下準備をしている模様。

「順調だよー!いいよー!」

看護婦さんの声に勇気付けられる。

嫁もゴールが近づいてるのが分かるのか、陣痛室にいるときより気合いが入っているように見えた。

看護婦「がんばってがんばって」

嫁「うーん!!!」

嫁のいきむ声が響く度に膣から赤子の頭が出たり入ったり( ̄▽ ̄;)

余談ですがここで倒れる男性が多い中何故か俺は耐えきったのだった(YouTubeで見慣れてるから(爆))

続く!?


立ち会い出産記②

2022-12-21 15:53:00 | 日記
午前1時30分すぎ。
痛みの波がほとんど無くなってきて絶えず痛そうにしている嫁。

みに耐えきれず看護師さんを呼ぶ。

看護師さんが来て呼吸法を教えてもらう。

あとは痛みが少しでも弱まったら体の力を抜くように、とアドバイスを受ける。

それ以外にもお尻(肛門のこと)を押すと楽になると教えて貰った。

当たり前だけど看護師さんの引き出しの多さに感動。


ここから俺の仕事はテニスボール擦りとお尻の穴ごり押し、の二つになった。

両手を駆使して何とか嫁の気休めになるよう頑張り続ける。


思い返してみるとこの陣痛室での時間が一番大変だった気がする。(滝汗)

いつ終わるのか分からない。

ゴールのない持久走を走っているような感覚。でも歩くことは許されない。

嫁の大変さには到底叶わないが俺も結構きつい時間帯だった。

途中から心が無になってきた。

眠いのか疲れているのかよく分からない。
とにかく二つの作業をこなす事に必死でした。

いたわる気持ちが薄れてきた時、嫁からお茶のペットボトルを渡されて「ちゃんと水分とってね。無理せず休憩してね。」と言われた。


なんで俺がいたわられているんだI
情けないI

心のなかで自分に渇を入れてエンジンを掛け直す。

そして、こんな状況でも気配りができる奥さんに感動。スゴい人だ。

続く



午前3時30分ぐらい。
看護師さんが内診をした結果、子宮口が8,9
センチになったので分娩室に移動することになった。

一時帰宅していた義母にメールで分娩室に入った事を伝える。夜中なのにすぐ返事がきて「今から向かう」とのこと。

長い長い陣痛室の戦いが終わった。