続きです。
やっと嫁が分娩室に移動。
立つのもかなりつらそうな表情。
ゆっくりと時間を書けて分娩室へ歩いていく嫁の背中を見ながら、心の中で「もう少しだぞ」とエールを送る。
準備ができるまで俺は陣痛室に待機。
ここでほっとする時間ができる。
何か準備しようと思い、iPhone7を手に持つ。
分娩室の入口を試し撮り。
荷物を整理したり、シーツについてるごみを取ったり。目につく事は全部やりきるもまだ呼ばれない。
(何かあったのかな)
ちょっとだけ不安になる。
そんな事を思っているうちに看護婦さんが迎えに来てくれた。
初めて入る分娩室は異様な雰囲気だった。
薄暗い証明にほんのり香るアロマ。
そして、落ち着いた感じのBGM。以前、新宿で立ち寄った占い師がいる館もこんな雰囲気だったかな。
ドラマで見た分娩室のイメージとは全く違ってた(そりゃそうだろ)
現実とは一線離れた景色に面食らうも、嫁のつらそうな表情が目に入り、すぐに俺も戦闘態勢になる。
担当の看護婦さんがゴム手袋を着けて、ジェルのようなチューブを持って準備万端。
俺もiPhone7を三脚を付けて片手には水(水を飲まないときは嫁の手を握る)を持ち準備万端。
分娩開始。
嫁の陣痛の波に合わせて、看護婦さんが膣に指を入れたり、ジェルを流し込んだりしている。
赤ちゃんが出やすくなるように下準備をしている模様。
「順調だよー!いいよー!」
看護婦さんの声に勇気付けられる。
嫁もゴールが近づいてるのが分かるのか、陣痛室にいるときより気合いが入っているように見えた。
看護婦「がんばってがんばって」
嫁「うーん!!!」
嫁のいきむ声が響く度に膣から赤子の頭が出たり入ったり( ̄▽ ̄;)
余談ですがここで倒れる男性が多い中何故か俺は耐えきったのだった(YouTubeで見慣れてるから(爆))
続く!?