チカのその後

チカは優の連絡先を消された事で連絡が取ることができず、優の飲み友達に連絡先を聞いて回っていた。

最後の話合いの翌日、私の名義で優の携帯電話を機種変更と番号変更。

優の電話帳は全て私の携帯はデータを移動していたのでそのままデータを返しました。

チカの連絡先だけは消してwww

優の友達には携帯番号を教えないで！と根回ししていたので暫くは大丈夫。

優の飲み友達から聞いた話では、チカは暫く優の連絡先や家を聞いて回っていたが誰も相手にせず、その飲み友達に

「人の家庭壊して楽しいか？」と聞かれ大人しくなった。

その後は子供を連れて実家に帰ったがチカの母は「うちの娘だけこんな辛い思いをして可哀想」と優を探偵を使って探そうとしたそうだが、うちは特殊な家なので直ぐには探せないwww

ざまぁwww

それ後、ダイさんに連絡する事はない。

最後の話合い

次の夜を迎えた。子供達をお義母さんに預けて家を出る前に

優「お前は俺と別れてダイさんと付き合うのか？〇〇と〇〇（私の子供の名前）を連れてアイツの所で一緒に暮らすのか？」

私「別れたいと言ったのは優だよね？別れたいと言った時、貴方はなんて言ったか覚えてる？子供はイラナイって言ったでしょ？貴方がイラナイって言った子供達を私と一緒に迎えてくれるって言ったダイさんは素敵な人よ!」

と言って私は1人車に乗って待ち合わせ場所へ向かった。

待ち合わせ場所にはダイさんと車から降りてこないチカが先に来ていた。

挨拶をし、最後の話合いが始まった。

ダイ「慰謝料についてですが、せおさんと話し合った結果、優さんへ慰謝料請求しない代わりにせおさんとの再構築を希望します。夫婦の事なので他人がとやかく言える立場ではありませんが、旦那さん想いのせおさんなら再構築できると思います。優さんが再構築するなら念書を書いてもらいます。最後にチカ、せおさんと俺に手をついて謝れ！これが僕の条件です。」

私「私はダイさんの提案を受け入れ優が私と再構築するのであればチカさんへの慰謝料請求をしません。チカさんへは、謝罪と優への一切の連絡しない事を約束してもらいます。優、貴方にはチカさんと私とダイさんへの謝罪を要求します。以上」

優、黙って携帯電話を私へ渡す。そしてアスファルトへ膝をつく。

私は無言で優の携帯電話をブロック塀へ投げ付け破壊。拾いに行って足で踏みつけ、ゴミはポケットへ。

チカはブスっとした表情で不貞腐れていた。よほど謝りたくないのか？

最後まで人として最低な女。

私「チカさん、貴方は謝罪しないって事でしょうか？」

と声をかけるとダイさんが慌てて優の側へ連れて行き、無理矢理、膝をつかせた。

優「すいませんでした」

と土下座。

チカはふてぶてしく謝らない。

ダイさんが、無理矢理土下座させた。

私「チカさーーん、聞こえませんけど」

と大声で言うと

ちっさい声で「すいませんでした」

土下座してる頭をかち割ろうかと思ったが衝動は抑えてチカさんの手に持っていた携帯電話をダイさんに割って貰いました。

まだ時代はガラケーだったので、折りたたみ携帯電話は真っ二つwww

電池パックを抜きダイさんのポケットへ。

ゴミは自宅のゴミ箱へwww

すすり泣くチカを横目にダイさんが作った念書にサインする優。

念書の内容は、細かい内容と期限は無期限。違反したら300万一括で支払うとデカデカと書かれてましたwww

優、親指で判押してましたwww

これで終わったと思いきや、泣いてるチカを車に乗せたダイさんが、優の目の前で

「せおさんとはこんな出会いでしたが、優さんと別れるのであれば連絡下さい。迎えに行きます。」

と満面の笑顔で握手をして別れました。

私もそのまま車に乗り、ダイさんが最後に握手した際にコソッと手渡した物を見てみると先程の念書でしたwww

粋なサレ夫ダイさんでした。

改めて4人で

待ち合わせ場所は、市役所の駐車場。

田舎だから施錠等はない。

駐車場に着くとチカとダイさんは先に来ていた。

そこで改めて、挨拶をする。

ダイさんは私より10歳歳上で31歳

チカは24歳、優27歳、私21歳。

終始ブスっとして携帯を弄って喋らないチカ。

チカはどこにでもいる様な顔も普通で体も細いスタイル。

ダイさんは愛嬌があり、高圧的な態度はとらない元自衛官。

自己紹介も終わり、ダイさんは優にどうしたいか？聞いてきた。

優　「チカとは結婚はしない。遊びだった。」

チカ　「なんで？」

優　　だんまり

チカ　シクシク

話合いが進まねぇ

ダイさんが嘘泣きしているチカを車に押し込み、優へ言った。

ダイ「優さん、Hして遊びだった？

　　　こっちは離婚するんだけど」

優　「結婚してるって言ってなかった

　　　子供がいる事は知ってた

　　　チカからダイは彼氏。

　　　と言われてた」

それでもお前は既婚者や。と心でツッコんでいた。

ダイさんは深いため息をついて

「チカはスナックで少しでも良いと思ったら俺が居ても客を誘惑して1回目の浮気は

コンビニのロー○ンの駐車場で車の中でヤッてた。見つけたらHは終わってて車の周りにはギャラリーが居た。ドアを開けて酔っ払って浮気相手の上で入れたまま寝てる裸のチカを引き摺り下ろして車に乗せて帰った。その後、浮気相手の実家を探して慰謝料請求しました。」

ダイ「もうこんな女いらないから優さんが面倒見てください」

優「えっ？無理です。」

とチカの押し付け合いが始まった。

私はその成り行きを黙って見ていたら

ダイさんがこちらに近づき

ダイ「せおさんは浮気もしない。

優さんとチカが幸せになるなら私は身を引くと言った優しいせおさん。

優さんと別れたら結婚を前提にお付き合いしてください。せおさんの子供の面倒ももちろんみます。ここから引っ越してどこか遠くに一緒に住みましょう」

と告白。私達2度しか会ってませんがw

優は突然の告白に呆然。

私　「とりあえずダイさんと話し合うから優は車に乗って」

と優を車に乗せて

ダイさんと話し合い。

ダイさんにどういうつもりですか？

と聞くと

ダイ「こんなに良い嫁と離婚するなんてもったいない」

と優に思わせたかったwww

と笑ってました。

下らなすぎて私も笑う。

ダイ「チカと付き合う、結婚するって優さんが言わなくて良かった。せおさんさえ良ければ優さんと再構築してみませんか？

再構築するのであれば、私は優さんに慰謝料請求はしません。チカからは慰謝料とっても構いませんが離婚しないなら慰謝料は100万くらいの請求でお願いします。」

と。

私はダイさんの話に乗って

優との再構築。

ダイさんから優への慰謝料請求無し。

私からは再構築するのでチカさんへの慰謝料請求無し。

と合意。

ただ、ダイさんは再構築は絶対無理!との事で離婚すると言ってました。

ダイ「あと1回だけ4人で明日の夜、会いませんか？チカは今までの人へ謝る事はせずにきたので最後にせおさんに謝らせたいのです。お願いします。あと、優さんへせおさんを取られると脅かしたいw」

と。なんだかんだダイさんから遠回りなチカさんへの愛情を感じ明日の夜も会う事を了承し解散しました。

帰宅後、私は優と一切喋る事なく次の夜を迎えた。

話合い

4人で話し合うと言いながらも4人で話し合っていない事に気付いた。

私とダイさんは私達が決めた事を淡々と伝えただけ。

ダイさんから改めて4人で話し合う必要がありますか？と連絡があったので、夜に再度話し合う時間をください。と言って電話を切った。

夜になる前に、同居している旦那母に

優が浮気して離婚する事、浮気相手とその旦那と話合いするので夜は孫を見てて欲しいとお願いと報告をした。

優に「チカと幸せになってね。」と言うと

「後悔してる」とwざまぁwww

私は「一回のHで慰謝料300万取られるなんて大変だね」

と言ったわwww

優は泣きそうな顔になっていたwww

朝は離婚して。と言ってたのにねwww

自業自得がピッタリ。

3年間、夫婦だったので最後の情け

と思い

「優はどうしたい？」

と優の気持ちを聞いた。

「離婚はせおが決めて、慰謝料300万は払えない。チカと結婚するつもりはない」

「2人で慰謝料600万だものね、チカの子供2人も育てないといけないだろうし、車のローンにお義母さんとの同居もチカさんが頑張らないといけないから優がもっと仕事も家事は手伝わないといけないね。」

と言ったら顔面蒼白。

だって事実だもの。

それ以上、話す気になれず夜を迎えた。

別々で車で話合いの場所へ向かう。

4人での話し合い

4人での話し合いが始まった。

終始、優とチカはだんまり。

私とダイさんが話合いをしていた間、チカは優にベッタリくっつこうとしたり、話しかけるが、優は事の大きさに気付いたのかジッと下を向いていた。

ダイさんと私が話し合った内容をチカと優に話す。

チカは離婚に合意。優と結婚すると宣言。

優は下を向いてだんまり。

結婚するならチカと優には合計600万の慰謝料がのしかかる事を伝え、考える時間も必要だろうとその場は解散。

優はうなだれて帰っていった。

優には買ったばかりの車のローンが100万以上残っている。

それにチカと結婚すれば600万加算。

今までの生活は出来ないだろう。

私はそう考えながら仕事に戻った。