通い合う心

お久しぶりです、Shikibuです。

ここ数日は暑さがやわらいできましたね。

もっと毎日暑い日が続いていた頃、「海」をテーマにアートワークしました。

テーブルのしつらえも海をイメージ。

始まる前に皆さまの海の想い出をお伺いしました。

「親戚一同でね、夏休みの間は海の近くの別荘を借りて過ごしたわ。子どもが大騒ぎで大変」

「夏に友人とヨットで海に繰り出したなあ」

等々・・・

別荘で過ごしたお話をして下さったのは今回たまたまお嬢様とご参加くださったA様

お嬢様とご本人、お隣でアートされていましたができあがった作品は印象が全く異なるものでした。

「親子でも（作品は）全然違うのねえ～～」とはA様

そう、親子でも感性は一人一人違う、みんな違ってみんな良いのです。

でも私は知っています。お二人の作品の海の色がなんだか似ていたことを・・・


そしてヨットのお話をして下さったのはいつもご夫婦でご参加くださるB様

旦那様は物静かで知的なお話ぶりに対して作品はいつも大胆で枠にとらわれない自由さを

表現して下さる方。

対して奥様はチャーミングながら芯をしっかりお持ちの方。作品はほんわか可愛らしいイメージ。

毎回ご夫婦お二人の作風は一見全く異なるのですが、なぜか似ているモチーフをそれぞれ

お使いだったり、旦那様から奥様へ、奥様から旦那様へ「これ使うと良いんじゃない？」

とモチーフをプレゼントされていたり・・・

今回は完成したお二人の作品を並べるとお魚のモチーフが向かい合うような形になっている事が判明。

全く異なる二人の人が出会って、何十年と生活を共にされる中で無意識的に、または意識的に？

お心が通じ合い呼び合う様がアートを通して私たちに伝わります。

それは時に言葉よりも強く、深く、鮮やかにお二人の絆を示して頂いているような・・・

なかなか言葉では説明することがむずかしい”心”そして心同士が通い合う様をアートが表現して

くれているんだなあ・・と実感します。

「お二人の作品を並べてみると向かい合って、おしゃべりしているみたいですね！」とお伝え

すると旦那様も奥様もにっこにこの笑顔。

ご参加の皆さまも笑顔。

笑顔の海が広がりました。