Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

師匠とライバル!

2011-05-23 09:27:06 | 被災地へのアートセラピー
シニア担当のYokoです。

5月20日~22日まで福島に行ってきました。

いもにあーとプロジェクトのブログにもアップしてありますので

ぜひご覧下さいね。


子供達だけでなく、大人のみなさんとも随分と顔馴染みが増えました。

会うと笑顔で「こんにちは」

震災後にたくさんやっていて話題になったACのCM

「挨拶すると友達ふえるよ ぽぽぽぽーん」は

本当にその通りだなと改めて思います。



とは言え、子供達からの私への(限定)最初の挨拶は「こんにちは」ではなくて

「ばばぁ」なんですけどね。(笑 汗)



以前みなさんにご協力いただいたお手玉

本当に大人気です。

みなさんお部屋でやられているのでしょう。

「やぶけちゃったから縫ったのよぉ~」なんて方もいるくらいです。


お手玉というものだからだけでなく

みなさんが色とりどりの生地で作ってくださり

その色の刺激からも、

「どれにしよう?」とわくわくしながら選ばれます。

自分の好みの生地や柄

あるんですよね。必ずこだわりが。

そういった点からもみなさんがたくさん作ってくださった事による

あたたかい想いが被災されている方へのこころの刺激になっているように思います。


(食堂前に並べて手渡しします。完売です)




本当にうれしいです。



私にお手玉の師匠が出来ました。

以前柴崎先生がブログで書いているKさんです。

私のお手玉の様子をじーーーっと見て

どこかうまく行っていないかをずばりと指摘してくれました。

「右手で投げる方向はこっちよ」

「左手がおかしい。こうよ」と見本を見せてくれます。

(きびしい・・・)

何度やっても世界一を誇る不器用はそうそう簡単に治りません。(>_<)

やる度に 「違うわよぉ~」と師匠。

師匠はいとも簡単にひょいひょいと。

お手玉になんか仕掛けでもあるんじゃないかと思ってしまうくらい(あるわけないです)

くくくぅ~

そんな不器用生徒が汗と恥じをかきかき練習していると

なんと、以前押し花ですっかり仲良くなったMちゃんがやってきて

(ちなみにMちゃんにとって私は押し花の師匠です!エヘン)

ええええっ!!と驚くくらい簡単にお手玉遊びを始めます。

他の小学生はあまり出来ないのですが、Mちゃんはひょいひょい。

「お母さんに教わったの?」と聞くと

やっぱりそこは違って、おばあちゃんからだという事です。

シニアから学ぶ事はたくさんありますね。本当に。

Mちゃんは器用にやってのけます。

私はその隣で更なる修行


「Yoko へたくそ!」

あたたかい愛ある罵声がMちゃんプチ師匠から掛けられます。

(うわーーん (T_T) 知ってるってばぁ~)

「くそぉ~今度押し花の時教えてあげないぞぉ!」と私の心の中のドクロが出てきそうな所を

ぐーーーっと押さえて(出てきてるじゃないか!笑)

「どうやんのぉMちゃん 教えて教えて」と甘えていたら・・・



「何度もやるしかないのよ!」と師匠がぴしゃり!!



(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)



短い時間でしたが、少しずつ感覚は掴めてきました。(多分)

次回まで毎日練習です。



お手玉プロジェクトは、いつの間にか私の修行場に変わりつつもありますが

どうぞみなさん見守ってくださいね。



でもこうしてお手玉を通して、ひとりまたひとりとつながっていく

そこに人間らしいかかわりと触れ合いがあり

更には世代を越えて笑顔の場が出来ています。


うれしいです。


さっ練習頑張ろう!

ちなみに2歳児もお手玉チャレンジしていました。

師匠の教えと小学生のプチ師匠の愛ある応援を胸に

ライバル2歳児に負けないぞぉ~と闘志を燃やすアラフィフの私です。

大汗・・・



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