シニア担当のYokoです。
「部屋を飾る」
皆さんのお部屋にはどんなものが飾られていますか?
家族の写真 好きな絵やアーティストのポスター 観葉植物 好きな本達 CD 猫や犬の置物
ギターや楽器 趣味のものを飾られている方もいるでしょう
自分が過ごす部屋を心地よい場所にする
100人がいれば100通りの部屋がある
私の部屋には二鉢から小分けしたポトスや分けてもらったスパティフィラムの鉢
大好きなアーティストのちらし なんだか集まってしまったいろんな動物の小物 家族の写真が少し
そして自分がこれ迄に作ったアート作品
あまり綺麗な部屋ではありませんが、これらの物に囲まれて日常の殆どを過ごしています。
そして一番「ほっ」とする場所です。
今日一人の利用者さんのお部屋に行きました。
常連さんのKさんが探している画材がYさんの部屋にあるので見て欲しいという事でした。
はじめて訪れたYさんのお部屋
そこで私の目に飛び込んで来たもの。。
これまでに描いたアートセラピーの作品や水彩画教室で描いた作品達が
お部屋の壁にたくさん貼られていたのです。
それはまるで Yさんの個展のようでした。
それは壁だけではありませんでした。
タンスの上、チェストの上、テーブルの上と立体作品も飾られていました。
「Yさん すごい!! こんなに飾ってくださっているなんて。。。」
毎月2回 アートセラピーの時間に参加をしていると作品がたくさん出来上がります。
自宅と違い、施設のお部屋には収納する場所にも限界があります。
毎年年末は1年間作った作品の写真を使ったアートセラピーアルバムのワークをします。
これは1年間の承認ワークでもありますが、作品を気持ちよく手放して頂くためにはじめたものでもあります。
作品という形はなくなっても、何をしたかを写真に残す事でご本人もご家族も振り返る事が出来ます。
あの時、あの季節 一緒に過ごした時間 夢中で作った自分の作品達
「生きる力」の新緑のワークの作品
この春に描いた「1000年桜」の色紙
綺麗な千代紙の着物を着たさっちんのワーク「お雛様」
秋に作ったわらのリース
数え切れないくらい、丁寧に飾っていました。
「ごめんなさい。。。。こんなに丁寧に飾ってくださっているなんて・・・・
だって、Yさん この作品も2年も前のものだし、こっちなんてもっと古いものだし・・」
そう言いながら、いつの間にかYさんの手をひっぱって、作品を指差している私がいました。
Yさんのお部屋なのに。
ご本人をひっぱって連れ回して。。
でもそれくらい私の中で驚きがあったのです。
うれしさが心からたくさんたくさん溢れて来て
まるでお母さんに自分が見つけた素敵なものを「見てみて!」って伝える子どものように・・
そしたらいつの間にか涙が溢れていました。
「ごめんなさい。うれしくて。涙でて来ちゃいました私。
こんなに大切にしてくださっていて。うれしくて。うれしくて。。」
私が作った作品でもなければ、私が差し上げたものでもないのに。
Kさんなんてご自分の用事そっちのけで、Yさんの作品を見ながら
「これなんていいだろう。。」「これもいいだろう」って。
ご自分の作品ではないのに・・・一生懸命に。。
そして気がついたらなんだか3人して涙でいっぱい・・・に。
今、改めて自分の部屋にあるアートセラピーのワークで作った作品を眺めています。
あるんです。温度が。
あの時夢中で作った時の温度
もしかしたらその作品を他の人が見ても「なんじゃこりゃ?」と思うものであっても
自分の心にはしっかりと刻まれている自分だけが心地よいと感じる温度。
それは「やさしさ」「穏やかさ」「安心」「ぬくもり」「平安」「静寂」etc・・・
その時その時に間違いなく、アートに夢中で取り組みその先に味わったもの。。
Yさんはその事をとってもわかってくださっている。そう思えたのだと思います。
Kさんもまた同じく。。
「アートセラピーと出会えてうれしい」
「この時間は夢中になって楽しいのよ」
シニアのアートセラピーで伝えたい「いつまでも自分らしく」
Yさんらしさに包まれたとてもやさしく心地よい温度の部屋。
それはYさんのこころそのもの。
自分が心地よい場所にアートセラピーが存在している。
そしてアートを通してこんなにも深く人と人が繋がっている喜び
こんなにうれしい事はありません。
また思い出して 泣いてしまいそうです。。。
「部屋を飾る」
皆さんのお部屋にはどんなものが飾られていますか?
家族の写真 好きな絵やアーティストのポスター 観葉植物 好きな本達 CD 猫や犬の置物
ギターや楽器 趣味のものを飾られている方もいるでしょう
自分が過ごす部屋を心地よい場所にする
100人がいれば100通りの部屋がある
私の部屋には二鉢から小分けしたポトスや分けてもらったスパティフィラムの鉢
大好きなアーティストのちらし なんだか集まってしまったいろんな動物の小物 家族の写真が少し
そして自分がこれ迄に作ったアート作品
あまり綺麗な部屋ではありませんが、これらの物に囲まれて日常の殆どを過ごしています。
そして一番「ほっ」とする場所です。
今日一人の利用者さんのお部屋に行きました。
常連さんのKさんが探している画材がYさんの部屋にあるので見て欲しいという事でした。
はじめて訪れたYさんのお部屋
そこで私の目に飛び込んで来たもの。。
これまでに描いたアートセラピーの作品や水彩画教室で描いた作品達が
お部屋の壁にたくさん貼られていたのです。
それはまるで Yさんの個展のようでした。
それは壁だけではありませんでした。
タンスの上、チェストの上、テーブルの上と立体作品も飾られていました。
「Yさん すごい!! こんなに飾ってくださっているなんて。。。」
毎月2回 アートセラピーの時間に参加をしていると作品がたくさん出来上がります。
自宅と違い、施設のお部屋には収納する場所にも限界があります。
毎年年末は1年間作った作品の写真を使ったアートセラピーアルバムのワークをします。
これは1年間の承認ワークでもありますが、作品を気持ちよく手放して頂くためにはじめたものでもあります。
作品という形はなくなっても、何をしたかを写真に残す事でご本人もご家族も振り返る事が出来ます。
あの時、あの季節 一緒に過ごした時間 夢中で作った自分の作品達
「生きる力」の新緑のワークの作品
この春に描いた「1000年桜」の色紙
綺麗な千代紙の着物を着たさっちんのワーク「お雛様」
秋に作ったわらのリース
数え切れないくらい、丁寧に飾っていました。
「ごめんなさい。。。。こんなに丁寧に飾ってくださっているなんて・・・・
だって、Yさん この作品も2年も前のものだし、こっちなんてもっと古いものだし・・」
そう言いながら、いつの間にかYさんの手をひっぱって、作品を指差している私がいました。
Yさんのお部屋なのに。
ご本人をひっぱって連れ回して。。
でもそれくらい私の中で驚きがあったのです。
うれしさが心からたくさんたくさん溢れて来て
まるでお母さんに自分が見つけた素敵なものを「見てみて!」って伝える子どものように・・
そしたらいつの間にか涙が溢れていました。
「ごめんなさい。うれしくて。涙でて来ちゃいました私。
こんなに大切にしてくださっていて。うれしくて。うれしくて。。」
私が作った作品でもなければ、私が差し上げたものでもないのに。
Kさんなんてご自分の用事そっちのけで、Yさんの作品を見ながら
「これなんていいだろう。。」「これもいいだろう」って。
ご自分の作品ではないのに・・・一生懸命に。。
そして気がついたらなんだか3人して涙でいっぱい・・・に。
今、改めて自分の部屋にあるアートセラピーのワークで作った作品を眺めています。
あるんです。温度が。
あの時夢中で作った時の温度
もしかしたらその作品を他の人が見ても「なんじゃこりゃ?」と思うものであっても
自分の心にはしっかりと刻まれている自分だけが心地よいと感じる温度。
それは「やさしさ」「穏やかさ」「安心」「ぬくもり」「平安」「静寂」etc・・・
その時その時に間違いなく、アートに夢中で取り組みその先に味わったもの。。
Yさんはその事をとってもわかってくださっている。そう思えたのだと思います。
Kさんもまた同じく。。
「アートセラピーと出会えてうれしい」
「この時間は夢中になって楽しいのよ」
シニアのアートセラピーで伝えたい「いつまでも自分らしく」
Yさんらしさに包まれたとてもやさしく心地よい温度の部屋。
それはYさんのこころそのもの。
自分が心地よい場所にアートセラピーが存在している。
そしてアートを通してこんなにも深く人と人が繋がっている喜び
こんなにうれしい事はありません。
また思い出して 泣いてしまいそうです。。。
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