Three Views Of A Secret

プリズンガール

最近、図書館で「プリズンガール」
~壮絶ドキュメント!!アメリカ女子刑務所の636日!
1300人の凶悪犯・・・たったひとりの日本人の女の子
という本を借りてきて読みました。

ロシアン・マフィアの彼氏と付き合っていただけでFBIに逮捕されて連邦刑務所と州刑務所に2年間入っていたという実話をもとにした本です。

以前、阿倍なつみさんが主演でドラマ化していましたね。

この本を読んで面白いのは、作家の有村さんが連邦刑務所の生活を楽しんでいたことです。
(強制送還の審査のために1ヶ月入所した州刑務所はひどいところだそうです)

州刑務所とは違い連邦刑務所は規則などがゆるく色々なことができるそうです、そしてかなりいい加減・・・。

有村さんは連邦刑務所の中で日本語教室とピアノ教室の先生などしていて、色々な仕事を刑務所生活の中で経験できたそうです。

驚いたのは、入所する際に”自主入所”というシステムがあることです。
保釈期間中に自分で入所日を決めて自宅から自分の足で刑務所に入所するそうです。
有村さんは友人に車で送ってもらい、入所時間に遅刻したそうですが、あっさり手続きを済ませ入所したそうです。

連邦刑務所の囚人はほとんどがドラッグがらみで、有村さんのように本人がなにもしていなくても容疑がかかればすぐに逮捕されてしまい、何十年も刑務所生活を送るはめになるそうです。

本のなかでも不動産会社に勤めていてマフィアと知らずに住宅の売買契約をしただけでFBIにマネーロンダリングの疑いをかけられて逮捕されたという女性も登場してきます。

過酷な刑務所生活の中で日々を生き抜く日本人女性のたくましさに感動しました。
オススメします!
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