花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~ミニチュア版青い芝生~グリーン・ジプサム~

2014年06月09日 | 天然石標本
今年の新宿ショー初日は雨模様でした。
というか、全国的な大雨で日本列島
水害で大変なことになってますよね。
奇しくも東京では梅雨入り宣言。


入場列だったにもかかわらず
(先着プレゼント待機列は別の場所)
ものすごい長蛇で
池袋よりは大丈夫だろうと
30分前に到着したんですが
若干不安になったほど。
今年も無事入場できてホッと一息でした(苦笑)。


会場巡りをしていて一番気になったのが
全体的に石の値段が高騰していたこと。
やはり円高が影響しているのでしょうか?
去年と比べ2~3倍にははねあがっていたような…?
しかも今年の新宿ショーはメインが化石だったせいか
(特別展示会もシーラカンスでしたし)
鉱物の種類がやや少なく
毎回訪れる有名な石おばさんのいるお店は
信じられないほどの混雑ぶり。
おかげで顔を出すのを断念したほど。
買う買わないにかかわらず
一度はご挨拶がてらお店に立ち寄るのですが
あまりの人の多さにとてもそんな状況ではありませんでしたね。


しかもこれは!と思えるような
心惹かれる石にもなかなか巡り会えず
そんな中、ようやくゲットできたのが
今回の戦利品です。


最初にお届けするのが
見た目まるっきり芝生!?のグリーン・ジプサムです。
以前ネット等で見かけたことがあるのですが
実物を目にするのは今回が初めて。
お店の通訳の女性スタッフから
ずっと流通経路には乗らず、在庫として眠っていた
逸品だとお聞きして、即購入となりました。
ちなみにその通訳の女性も後で自分用に購入するとか。
芝生みたいな石ですよね~の一言に大うけしてくれました(笑)。


『Gypsum(和名:石膏)』
South Australia産


書籍による詳細説明は以下の通り


ジプサムは三つの形態で産出。
第一タイプ=結晶の形を示すもの。
板状や針状、二枚の結晶が接合して“矢羽状”となるものも。
透明な結晶は『セレナイト(透石膏)』という。
第二タイプ=繊維状の構造。
『サティン・スパー(繊維石膏、繻子石膏)』。
第三タイプ=『アラバスター(雪花石膏)』。
微細結晶の集合体。
硬石膏は、石膏と成分は似ているが構造的には別の鉱物。
“石膏の硬いもの”ではない。
石膏は“二分子の水”を含むが、
硬石膏の方は水を含む場所をもたない構造なので、
焼いた粉に水を加えても固まらない。
『バライト(重晶石)』と『セレスタイト(天青石)』は同系の鉱物、
言わば親戚筋にあたる。


また、ネットによれば
オーストラリアのパーナティラグーンにある湖の底から
繊細なグリーンジプサムが多く採取されるとのこと。
湖で成長する鉱物って!?
なるほど確かに珍しいです。








完全にグリーンの芝生。
ミニチュアゴルフができそうです。







横から見るとこんな感じに。
なんだか猫草にも似ているような?(笑)。


一つ一つの結晶が非常に脆いので
指で触れただけで破損してしまう恐れがあります。
撮影をするために箱から取り出す際も
なるべくそっとあまり指先に力を込めないよう注意しました。
それでも何本か折れてしまいましたが(涙)。
それぐらい繊細で取り扱い要注意な鉱物です。



明日は戦利品第二弾
今回ゲットした中の一番の目玉
蜂蜜方解石、ハニーカルサイトを
ご紹介したいと思います。
お楽しみに♪

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久しぶりに最近のカイト | トップ | 天然石標本~蜂蜜方解石~ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

天然石標本」カテゴリの最新記事