正吼の日記

日々の何気無い事を綴って行きますのでよろしくお願いします。

詩吟についてpart2

2011年07月21日 17時49分35秒 | 舞踊
昨日に続きを本日もお送りします

詩吟の発声

吟詠は「母音の芸術である」と言われています
日本語は言葉を長く引くと必ず『ア・イ・ウ・エ・オ』の母音と『ン』の音になるからです
詩歌を吟じる吟詠は「母音」「ン」の発声を大切にしなければなりません
�ア(a)の発声
口の開き具合は、大きなあくびをした状態が10とすると、8程度の開き具合にする
口腔の真ん中より少し前で音を響かせる。
�イ(i)の発声
口腔を横に引いてかなり狭くして、歯を噛み合せる形で発声する。
音は口腔の下半分、奥歯の方に響かせる。
�ウ(u)の発声
口をしぼめ、下顎の開きをやや狭くして更に唇をつぼめて口腔の前半分に響かせる。
�オ(o)の発声
唇をつぼめて丸くし前に突き出した形。口腔の後ろ半分後頭部の窪みに響かせる。
�ンの発声
通鼻音といわれ唇を軽く閉じ、声を鼻から出す。
舌の位置を変化させればさまざまな表情の「ン」が発声できます。

武道・茶道と同じように詩吟も『道』があります。

では吟道とは?
日本人は道に愛着し、芸術的なものは「華道」「茶道」「書道」「画道」などと唱え 「剣道」「柔道」「居合道」「弓道」と称し、技術や精神面を強調します。
或る書道家が、書を習い始めて手習いの域をぬけ精進してその奥深さを自覚するようになって筆、硯、紙、手本など蒐集して凝りだすと『道』は変じて「道楽」になるといいます。
吟詠家も熱心のあまり、入賞意識が強くなり賞にこだわりすぎると『道』を踏み外した「道楽」の分野に入ってしまいます。
先賢が謙虚に無心・無欲で挺身して拓いた道のお陰で私たちはその真髄を味わうことが出来ていることに感謝して技術の練磨と奉仕の精神に徹し常に新しい時代への開拓意識を持って努力し前進することが、私たちに課せられた明るい道が開かれ吟界が発展することだと思います。

と、まぁ~偉そうな事を2日間に渡り述べて来ましたが・・・
実は正吼事態、詩吟は歌いませんてか歌えません
軽く口ずさむ程です・・・
機会があれば練習はしたいんですが・・・
舞いの方で一杯のために・・・
詩吟は奥が深いんです
吟が在るから舞いも成立するんです
吟じて頂ける方がいるから僕たちも舞台で表現出来るんです
そんな詩吟をもっと知り今後に生かして行きたいですね