平等院を訪れたのなら、やはり見ておきたいのは鳳凰堂ですね。
これまで大修理が行われており、2007年9月には終了しましたが、それまでの期間は、内部拝観はできませんでした。
現在は拝観も出来ます。
10円硬貨に描かれている建物は、一目見ておきたいものです。
平等院の創建者で、宇治関白として知られる藤原頼通を偲んで営まれる忌日法要です。
昭和の大修理後の1958年に復活されて以来、毎年続けられています。
2010年に復元された住職の「裘代五條袈裟(きゅうたいごじょうげさ)」は、1053年創建の平等院の落慶式で導師が着用したとみられるもので、6枚の衣を重ね、裾が通常より長いのが特徴です。
宝物館・鳳翔館は旧宝物館の6倍以上の容積で、本格的。
最新デジタル技術によるコンピューター・グラフィックスを駆使した復元映像展示や、平安時代の仏教美術等が企画・展示されています。
鳳凰堂
10円硬貨に描かれている建物です。
鳳凰堂もとは鮮やかな朱色で塗られ、屋根の上の鳳凰も金色に輝いていました。
しかし、現在は風化し、くすんだ木の色となって佇んでいます。
美しい姿を見せてくれる鳳凰堂ですが、当時の姿にも興味がありますよね。
現在、鳳翔館では、往時の鳳凰堂の姿を映像で解説。
極彩色の建物や、天井に貼られていた鏡などを再現しています。
また、自然界においても、貴重なものが復活していました。
扇の芝
観音殿の北側にある扇形の芝生。
源頼政 辞世の和歌
埋もれ木の 花咲くこともなかりしに
身のなるはてぞ 哀れなりける
砂ずり藤
平等院の魅力は、歴史建物だけでなく四季折々に変化する景観も挙げられます。
特に春に開花する藤棚は圧巻です。
「砂ずり藤」と呼ばれており、見る物の目を奪いますよ。
地面の砂にすりそうなぐらい長く垂れ下がっていることからこの名がついた藤棚は、宇治の春の風物詩とも言われています。
樹齢280年にもなるそうですよ。
藤の花の甘い香りが漂い、視覚だけでなく嗅覚も楽しませてくれます。
平等院表参道を散策してみては如何ですか
平等院は、その歴史的建造物だけでなく、表参道も人気スポットです。
数々のお茶屋さんやお土産屋さんが立ち並ぶ表参道は、多くの観光客が立ち寄るグルメスポットでもあります。
今日もちょっと京都通。
次回もよろしくお願いします。
<京都駅から宇治へのアクセス>
1: JR奈良線で「宇治」駅下車。
2: 京阪電車の場合は、「中書島」駅で宇治線に乗り換え、「宇治」駅下車。
※普通で「中書島」駅から約14分
3: 近鉄電車の場合は、「大久保」駅で京阪宇治バスに乗り換え、「京阪宇治」駅下車。
※「大久保」駅から約17分
■場 所: 平等院
■期 間: 3/2(※毎年同じ日程です)
■料 金: 拝観料:600円(庭園と鳳翔館)
■アクセス: 京阪電車「宇治」駅、JR奈良線「宇治」駅
■お問合せ: 0774-21-2861
宇治周辺情報
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公式ホームページ
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