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Life is …

ある日突然世界が変わってしまったマロンたんと、穏やかで優しい時間が1秒でも長く続くよう試行錯誤する日々の記録です。

世界が変わった朝

2023-04-24 09:00:00 | love

幾度となく巡りきた春の朝。

 

ガタガタという聞きなれない音に気付いて目覚めた時、

お寝坊のマロンがなぜかいつものベッドにいなくて、

少し離れたスタンドミラーの淵に頭をのせるようにして、

見たこともない痙攣をおこしていました。

 

慌ててかけより、どう触れていいかわからない中で、

とりあえずこれ以上危なくならないように見守りながら、

かかりつけの獣医さんに電話。

 

【痙攣をおこしている間は触らず、おさまったら連れてきてください】

 

何が起きたのかもわからず、

永遠と思えるような時間が経ってから、

やっと病院に着いた時には、

マロンの目は見開かれたまま、

首は斜め上に傾いた状態でした。

 

点滴を受け、数時間預かっていただき、

ひとまず連れて帰っていいと言われたものの、

あまりにも頼りない様子に不安しかなくて、

そもそもこれがまだ現実だと受け止められなくて、

マロンを抱きながら涙ばかりがこぼれました。

 

おそらく脳梗塞による脳障害。

CTやMRIで調べないと詳しいことはわからないけど、

検査のための全身麻酔が、

もうすぐ17歳のマロンにとってリスクが高すぎる。

原因がわかったとしても手術の負担も大きすぎる。

対症療法で、まずは命を繋ぐことが大事だと思う。

 

先生の所見は最もなことで、

『命を繋ぐ』という言葉の重さに胸が潰れそうでした。

 

ここから数日は記憶が曖昧で、

とにかくマロンの命を繋ぐためにできること以外は、

溶けてしまうのではないかと思うほど、

ただただ泣いていました。

 

何かサインがあったのに見落としていたんじゃないか。

ごめんね、マロン、気づいてやれなかった。

なんでマロンがこんな目に遭わなきゃいけないのだろう。

 

マロンが元気でいることが当たり前で、

今日と同じように明日も元気だと思い込んでいた私は、

しばらくは、夜になると、

『明日の朝が来たら、なんだ夢じゃん、悪い夢見てしまった…ってなりますように』と

毎晩祈っていました。

 

 

 

まもなくトリミングに行く直前のボサボサでもかわい♡

 

ミカ