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「ドルフィン・ブルー フジ、もういちど宙へ」

2007-07-08 | 過去に観た映画
沖縄の美ら海水族館で、実際に起こった出来事の映画化。
イルカのフジの尾びれが壊死、もう一度泳げるようにと、
世界初の人工尾びれプロジェクトが開始されるという物語。

予告や番宣を観た時点で、すでに涙が溢れてしまって、
もちろん本編でも、フジの顔を観るたびに泣けてきてしまい、
映画を観に行ったんだか、泣きに行ったんだか分からない(T_T)
でも本当にフジは可愛かった。

私も魚が大好きで(飼うのも食べるのも!?^^;)
家では金魚を飼っているんだけど、もう何十匹と死んでしまった。
魚に限らず、ペットとして飼われる動物たちは不幸かもしれない。
痛くても痛いと言えないし、辛くても辛いと叫べない。
全ては飼い主である私たちが見抜いてあげなければいけないのだ。
だから動物を飼うときは、細心の注意が必要になる。

尾びれが壊死しかけたフジが、泣いているように見えて、
それでもジッと彼らに身を任せている姿を見て、涙が溢れた…。
痛かっただろうに、ずっと我慢してたんだろうな…。

新米獣医である植村(松ケン)が、早急に治療手術を施して、
フジは一命をとりとめる。再発の危険も無くなり、みな一安心。
だけどもう、彼女は泳ぐことが出来なくなってしまった。
ただ水面に浮いているだけ…。
イルカが何を考えているかなんて誰にも分からないけれど、
ひょっとしたら、もう一度泳ぎたいとか、ジャンプしたいとか、
そんな風に思っているかもしれないと考えた植村は、
人工尾ひれの製作をブリジストンに依頼することを提案する…。

植村とトレーナー役の池内博之との対立がすごく興味深い。
どちらもフジへの想いは強いのに、見解は正反対に分かれる。
フジがどうして欲しいのか、長々と彼女の傍で面倒を見てきた
彼らですら、分からないというのが実情なのだ…と。

実際に起きた事を描いているので、半ばドキュメンタリーでも
良かったんだろうに、ちょっと不必要なドラマも多かったような^^;
ただあくまでフジを主人公に据えていたことで、観応えはあった。
なんといってもフジが自分を演じているところがポイントかな。

あとでパンフレットを見てみたら、
配役の妙というか^^;実在の御本人とキャストがエラく似ていた!
特に館長の山崎努…クリソツです☆

命あってのものだけど、イルカならイルカらしく生きたいと
思うのは、人間がそうありたいと願うのと同じだと思う。。
可哀想と思うなら、出来るだけのことはやってみた方がいい。
その努力にあくまでも応えようとするフジの従順さに拍手!

(キャストの中に坂井真紀を発見。一番トレーナーらしい演技♪)

公式サイトはこちら




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