「傷だらけの男たち」

インファナル～のスタッフが再結集して製作された…と
言われれば、観ないわけにはいかんでしょう～♪(^_^;)
もちろん金城くんもいいオトコですが、
やっぱり私はトニー観たさに行きましたねぇ♪久々だし。
でもあんまり彼の七三分け、好きじゃないんですが(汗)

ちなみにナンですか～この作品、
ディカプリオ主演で、早くもリメイクが決まっているそうで。
ど～なんでしょお～それは^^;二匹目のナンとか、ですか。
脚本は悪くないので…いいかもしれませんが(監督にもよる)
傷だらけの男、なんて聞くと、ダイハード親父が浮かんじゃう。
あくまで二人の男の人生を描いたストーリー展開ですが、
核を握るトニーに比べ、真相に迫る金城くんの心情が今ひとつ、
伝わってこないのが残念でした。
謎解きの要素も絡んでいるので、それも楽しみにしていたら、
私が思っていた展開とはまるで違った方向へ流れて行きました。
あはは、やっぱり素人はダメね(^_^;)

彼らの抱えてきた傷…に関しては、それが明らかになるにつれ、
かなり壮絶なものだと分かってきますが、
多分テーマは、赦すということになるのかなと思います。

これを例に挙げていいものやら…ですが、
身内を通り魔的に殺害された遺族が、犯人に復讐を誓う。
自ら手を下してしまうのは、まさに映画かもしれないけど、
裁判で堂々と死刑を主張する遺族がいる一方で、
法廷に姿すら見せない遺族もいます。でも、憎しみは同じ。。
赦せるはずなどないその憎しみを、どこへ向けるのか。
あるいは、何に転化させるのか。
その立場にない人間にどうこういえる問題ではありませんが、
亡くなった人の立場で考えると、答えが見えてくる気がします。

もし私なら、その人の残りの人生を復讐で終わらせたくない。
その辛さに匹敵するくらい、あとは幸せになって欲しいです。
忘れろ、ったってムリな話でしょうが、でも忘れて欲しい。
さっさと法廷で決着をつけてもらえないから長くなるんだけど、
納得のいく判決が得られたケースの方が少ない気がします。
まったく理不尽極まりない、酷い話なんですが…。

ちょっとそんなことを、今作を観ながら考えていました。

インファナル～の持つ雰囲気はあるものの、やはり違うかな。
悲劇性でいうなら、女性達の方もかなりの傷を負いますので、
それぞれの生き方をそれぞれの立場で、考えられる作品です。

(で、刑事プリオ以外はどなたに？監督と共演者が問題よね…^^;)

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