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「ホワイト・プラネット」

2006-07-08 | 過去に観た映画
北極はもう、今世紀中に無くなってしまうかもしれないそうです。
地球温暖化によって、氷がどんどん溶けてゆき…やがては。
だから今、撮れるうちにそれを撮影しておこうとなったらしい。
昨年は「皇帝ペンギン」で南極大陸を観たので、今年は北極。
上映館もさほど多くなかったため、もう観れないかなーと
あきらめてたんですが…運良く観ることが出来ました。

こういう動物ドキュメンタリーものの先駆けは「WATARIDORI」だった
気がしますが、その時の作曲家ブリュノ・クレが今回も音楽を担当。
ちょっと民族音楽っぽい感じで、歌がややウルサイ(ゴメンなさい^^;)
気もしましたが…。映像はとても神秘的で良かったとおもいます。
ホッキョクグマをメインに、カリブー、アザラシ、クジラ、深海の生物
なども細かく描写しています。まさに生き物地球紀行という感じでした。
ただ。
ひとつの動物に焦点を当てていないので、ちょっと印象が散漫にx

WATARIDORIや皇帝ペンギンでは、その生態系に絞って描いているので
(好き嫌いは別として)とても勉強になったのですが、
今回のように北極の生き物…という枠でいろいろ紹介をされると
もう少し詳しくその生態について知りたいなーと思ってもすぐにスルー^^;
されてしまって、ちょっと物足りない印象が残りました。
映像の神秘と音楽には酔えるので、サラッと観る分にはいいかもしれない。
ただ逆にいうと単調で、やや眠りを誘うシーンもありましたが…。

かわいそうだと思ったのは、生きるために餌を必要としている動物が
氷の大地が減るにつれ、狩りもままならなくなってしまう現実です。
それでもそこで子供を産み、育て、ひとり発ちさせなければならない
親の苦悩が(汗)ちょっと身に染みて…(~_~;)
我々人間に比べたら、動物たちはもっと過酷な人生を歩んでるんだな
…と思うと、ノンベンダラリ~ンと生きてるのが申しわけない気もx
だけど直感でなんでも分かっちゃうところがすごいですね、動物って。
旅発ちの時、とか。餌のありか、とか。ほとんど勘だよな…あれって。

狩りに関してはそれほど残酷な描写はないですが、あぁ!食われたっ…
っていうシーンに固執してしまうと(汗)ちょっと辛いかもですね。
可愛い小動物ばかりが餌食になるので。。。((+_+))
隣りのおばさんはハンカチで口を押さえてましたもの。確かにxxx
でもそれが自然界で生きることだし、それですら危うい現在ですから
何とかしてやりたい気持ちになりました。だってこのままだと本当に…。

でも。そんな中で一番観られて嬉しかったのは、シロイルカの群れ!
本当に可愛いんだー。群れでも可愛い(爆)彼らの登場でちょっと幸せでした☆

(また水族館に行きたくなった~。あの笑顔に癒されたい~(^O^))

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2 コメント

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寝てしまいそうな映画 (ポアポア)
2006-07-10 08:03:25
意外に好きです。『アトランティス』とかね。笑。この映画も、観たいんだけど、近くでやらないの。ちょっと、週末の先行に二回行くつもりでいるので、ほかの映画は、ま、母へのアピールとして、我慢なのだ。(苦笑)動物の可愛らしさと反比例した逞しさに尊敬の思いがありますよね。そして、地球を痛めつけている我々の文明への恥ずかしい気持ち。自然の摂理に人間が介入した結果というのは、無残なものですね。それでも命をつなぐために生きているこの子達。いじらしく切ないなぁ。
返信する
ポアポアさん♪ (sean)
2006-07-10 20:11:50
>週末の先行に二回行くつもりでいるので、ほかの映画は、ま、母へのアピールとして、我慢なのだ。(苦笑)



多分ひとつはジョニデだよね?

もうひとつは何だろ~?(^。^)

私も分かりますぅーアピールね!うんうん(苦汗)



>動物の可愛らしさと反比例した逞しさに尊敬の思いがありますよね。そして、地球を痛めつけている我々の文明への恥ずかしい気持ち。自然の摂理に人間が介入した結果というのは、無残なものですね。それでも命をつなぐために生きているこの子達。いじらしく切ないなぁ。



そうなんだよね~(T_T)ホントに。。

ただ生きていくだけのことがいかに大変か、

しかもそうさせているのは私達っていう…(汗)

でも動物たちは何も変わってないんですよね。

狩りをして旅に出て、ただ生き続けようとしているだけなのね。

いじらしいほど懸命なのだ。。(T_T)うん。
返信する

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