sean's cinema

seanの映画の部屋へようこそ。

「スカーレットレター」

2005-05-15 | 過去に観た映画
イ・ウンジュの遺作となった今作。
噂では、この映画が自殺の引き金になったとも言われ、
一体どんな内容なんだろう…と興味はありましたが。。。
うーん…確かに彼女もハン・ソッキュも含めてまさに渾身の演技。
だけどこれが遺作とはあまりにも哀しい。
何かを暗示するような、そんな映像であることは否めないので。

いわゆる三角関係のもつれ?がテーマになるストーリー。
よってドロドロ…感は満載です(汗)
一説にいわれているエロティックな描写…は、観る人によって?
になるんじゃないかと私は思いましたが^^;
美しい妻と魅力的な愛人を持ち、将来を約束されたエリート警官が、
担当することになったある殺人事件。
彼は持ち前の勘?で、殺された店主の妻が不倫していることを確信。
その背後を調べていくうちに、自分までもが取り返しのつかない
泥沼へと堕ちていくことに…。いやはや、何とも怖い話です((+_+))

冒頭に記される「創世記3章6節」のことば。すでにここから怖い。
一体これから何が起こるんだろうと彷彿させられます。
韓国のアパッチけん(すいません^^;)と勝手に名付けている笑顔の
優しいおじさん(爆)ハン・ソッキュが…こんな役を??っていうくらい
彼の演技は見ものです。エリートから陥落していく様はかなり壮絶。
ラスト30分(もなかったのかな?)はちょっと辛くて、スクリーンを
正視できなかったくらいです。
そして愛人役のイ・ウンジュは、今作でもとにかくキレイ!
ジャズシンガー役なので歌も、そしてピアノも披露してくれています。
消え入りそうなはかなさと、1人の男を愛する強さが相まって、
ますます彼女の美しさを際立てるので、またファンが増えそうですね。
確かにこの役を演じることは、彼女にとっては辛かったかもしれません。

サスペンスの要素もあるので、最後まで事件の推理が続きます。
きっとこんな気分になるんだろうと予感をしつつ観ていたので、
観終えた後の衝撃はさほどでもなかったけれど、
なにか心に重くのしかかるような、そんな違和感の残る作品でした。

ぜひ体調の優れたときに、観られることをお薦めします。。。m(__)m

この作品は…☆3.5
公式サイトはこちら




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「イブラヒムおじさんとコー... | トップ | 「花と蛇2 パリ/静子」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わかりますー (chishi)
2005-05-31 22:00:27
なんか、心に

ずしーんってカンジ、残りましたよね。

すごい演技をみせてくれたけど

この作品が最後なんて、本当に悲しくなったです。
返信する
なんとも、 (sean)
2005-06-01 21:20:20
やるせないお話でしたよね~(T_T)

後半はほとんど観ていられませんでした…(汗)



俳優っていう仕事を選んだ以上、色んな役柄に挑んだ方が

より勉強になるはずだけど、まだ若い彼女には

辛かったんでしょうかねぇ…。

私も、この作品はもう一回観る気はしないんです(汗)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

過去に観た映画」カテゴリの最新記事