湊かなえ『告白』
(2008年,双葉社)
ちょっと読書の感想も記録しておこうと思い,まずこの小説から。
やたら書評が良く,また書店でも目に付く(平積み多)のため,以前から気になってました。
いや~,あっと言う間に読み終えちゃいました。
全268ページのハードカバーでしたが,久々に1日で読了。
内容はネタバレにならない程度にしておきます。
ある中学校の先生が,退職直前の最後の授業(ホームルーム)で,自分が受け持つクラスの生徒に「告白」するところからストーリーは展開します。
その内容は,驚愕の事実の連続。
中学校で起こった,ある1つの殺人事件と,その真相が明かされます(第1章「聖職者」)。
以下,第6章までの各章は,その事件の関係者が章ごとに描かれています(第2章「殉教者」,第3章「慈愛者」,第4章「求道者」,第5章「信奉者」,第6章「伝道者」)。
著者は本作品がデビュー作ですが,非常によく出来ていると思います。
今の中学生なら考えそうなこと。
今の世の中なら,中学生でもできそうなこと。
そして今,中学生のいる家庭,家族。そして親子関係。
いろいろな内容(問題)が,小説の背景に描かれています。
(湊さん自身が,教壇に立った経験があるからでしょうか…。)
そして文章自体も読みやすく,分かりやすい。また「しかけ」もあります。
○さんと置き換えて文章が進んでいたのに,途中突然,その○さんの固有名詞が表れます。
「えっ?」と思いつつ,後の章を読んでみて,その?が解決します。
感想ですが,私個人としては結末がちょっと…。
これ以上は,ホントにネタバレになってしまうので明かせませんが。
第1章の出来から考えると,う~ん最後はそこに終わるのか…と思いました。
あと,どうでも良いことですが,湊さんが広島県出身とのことですが,
きっと備後地方でしょうね。途中「ハッピータウン」が出てきたもんで(笑)
次回作「少女」,どうしようかな?ちょっと男性には,手にしづらい表紙です(笑)
(2008年,双葉社)
ちょっと読書の感想も記録しておこうと思い,まずこの小説から。
やたら書評が良く,また書店でも目に付く(平積み多)のため,以前から気になってました。
いや~,あっと言う間に読み終えちゃいました。
全268ページのハードカバーでしたが,久々に1日で読了。
内容はネタバレにならない程度にしておきます。
ある中学校の先生が,退職直前の最後の授業(ホームルーム)で,自分が受け持つクラスの生徒に「告白」するところからストーリーは展開します。
その内容は,驚愕の事実の連続。
中学校で起こった,ある1つの殺人事件と,その真相が明かされます(第1章「聖職者」)。
以下,第6章までの各章は,その事件の関係者が章ごとに描かれています(第2章「殉教者」,第3章「慈愛者」,第4章「求道者」,第5章「信奉者」,第6章「伝道者」)。
著者は本作品がデビュー作ですが,非常によく出来ていると思います。
今の中学生なら考えそうなこと。
今の世の中なら,中学生でもできそうなこと。
そして今,中学生のいる家庭,家族。そして親子関係。
いろいろな内容(問題)が,小説の背景に描かれています。
(湊さん自身が,教壇に立った経験があるからでしょうか…。)
そして文章自体も読みやすく,分かりやすい。また「しかけ」もあります。
○さんと置き換えて文章が進んでいたのに,途中突然,その○さんの固有名詞が表れます。
「えっ?」と思いつつ,後の章を読んでみて,その?が解決します。
感想ですが,私個人としては結末がちょっと…。
これ以上は,ホントにネタバレになってしまうので明かせませんが。
第1章の出来から考えると,う~ん最後はそこに終わるのか…と思いました。
あと,どうでも良いことですが,湊さんが広島県出身とのことですが,
きっと備後地方でしょうね。途中「ハッピータウン」が出てきたもんで(笑)
次回作「少女」,どうしようかな?ちょっと男性には,手にしづらい表紙です(笑)

