停年後の生活を楽しみましょう。

常識を脱して、新しい目で停年後の生活を考えましょう。定年後は自分のために楽しむ時間です。

「ウズベキタン旅行記」№35 宮殿跡の屋上へ

2015年10月31日 | 旅行・ダイビング・趣味
 高さは確認しませんでしたが、30~40m位でしょう。当然ですが、全て階段で上がります。屋上までの階段は段数は多くないのですが、1段の高さはかなり高く普通の1.5倍位の高さがありました。当時の人は足が長かったのかとも思いました。苦労して得たものはその成果が何倍にも増幅されます。屋上からの宮殿跡の公園の眺めです。素晴らしいですね。
一気に屋上に上がってきましたが、不思議と私は汗一つかいていません。沙漠の国の8月の快晴の天候の中40mも階段を上がってです。本当は汗を随分かいているのでしょうが、湿度が極端に低いから、出た汗は瞬時に蒸発してしまうのでしょう。

 ティムール時代にはこの屋上にプールが有り、そこで美女が水浴びを楽しんでいたのでしょう。見てみたかったですが、イスラム教の国ですから、多くは望めませんね。目を閉じてそんな妄想をしていてふと目を開けると、そこにいたのはまばゆいばかり?の奥様でした。でも奥様をここから突き落とそうなどと言う妄想は一切起きませんでした。



「ウズベキタン旅行記」№34 アク・サライ宮殿跡

2015年10月30日 | 旅行・ダイビング・趣味
 青空トイレで用をたしてから更に1時間程走り、11時過ぎに「シャフリサブス」の「アク・サライ宮殿跡」に着きました。この宮殿は「ティムール」が夏用に建てた宮殿の遺跡で、当時は建物の上にプールもあったそうですが、今は遺跡が2棟残っているだけです。
正面(裏から)見ると、残された遺跡とその間に「ティムール像」が見通せました。

 私の奥様も捨てたものではありませんが、やはり現地の美女にはかないません。私は現地の美人を取る時は何時もダミーに私の奥さんを近くに立たせて撮します。「それはひどい!」と言われるかも知れませんが、時には望遠で後の現地美人にピントを合わせるので、奥様がぼやけている写真もあるので、今回の写真等とても良心的な写真と思っています。

 先ほどの写真の左側の建物です。写真中央下部に入り口が見えますが、そこから屋上見学に上がりました。この屋上へは何時もオープンにされているのでは無く、ガイドが交渉して入場が可能になるようです。入場料は1人5000スム、日本円では215円です。とても安いですね。



「ウズベキタン旅行記」№33 シャフリサブスへ

2015年10月29日 | 旅行・ダイビング・趣味
 「サマルカンド」から「シャフリサブス」を通って「ブハラ」まで、全行程約435Kmのバス移動です。沙漠の国に来て始めて沙漠らしい道を走りました。

 沙漠の中にも所々に集落があります。主な交通手段はバスです。真夏の沙漠の炎天下でバスを待つ人達も居ます、素通りした私達の観光バスの後ろ姿を、恨めしそうに見ているようでした。

 約100Km程走って全く人気の無い沙漠でバスが止まりました。現地ガイドのツルさんが降りて周りを散策し始めました。私達は何をしているのか解りませんでしたが、暫くしてツルさんが、皆さんトイレタイムです。必要な方は降りて下さい。女性はこちらの方、男性はこの辺りでどうぞ。と言うことでした。

 つまり「青空トイレ」です。こんな時は男は便利良いですね、道端で用をたせます。でも私はその時しゃがんで用をたさなければ行けない状態だったのですが、男性用の近くは草が有るだけです。女性用の方に行くわけにも行かず、水の涸れた水路を3本も渡って木々の茂っているところまで用をたしに行きました。その後の満足そうな私です。



「ウズベキタン旅行記」№32 ウズベキスタン不思議な体験Ⅱ

2015年10月28日 | 旅行・ダイビング・趣味
 シャワーの温度が上がったり下がったり。このような現象はなぜ起こったのでしょう。皆さんも暫く考えてみて下さい。
 そのヒントは「ここは砂漠の国です。」もう少し考えてみて下さい。考えることが科学です。

 私の出した結論は、「シャワーのお湯が蒸発潜熱を奪われて水温が低下した。」です。日本では絶対にこのような経験は出来ないでしょう。それではシャワーが僅か30cm位離れただけで水温変化を感じるほど温度が下がるのかという疑問です。

 これが「科学が楽しいの神髄です。」皆さんは水が、温かいと感じるか、冷たいと感じるかの境目の温度は何度と思いますか。人により若干の違いはあると思いますが、その温度は「34℃」です。ですから、40℃のお湯が33℃になったら、極端に言うと35℃のお湯が33℃に変わったら温かいお湯が冷たくなったと感じます。

 この程度なら家でも実験出来ます、洗面器に水を入れて是非自分でも確かめて下さい。温度計は家庭に無い人が多いと思いますが、100均の店でも売っていますから、科学のため108円の投資をして下さい。そして34℃の水に手を入れた時の感触を確認して下さい。34℃の水の中に手を入れても、手の感覚は水の中という感覚はありません。(34℃と言う温度は個人差で少し変わると思います。)

 それは少しでも手の温度と水温が違うとどちらかに熱が移動します。それが冷たいか温かいかの感覚なのですが、34℃では手と水の間での熱の移動は有りません。熱の出入りが無いので水の中という感覚も無いのです。水から手を出して濡れた手から蒸発潜熱が奪われて初めて水の中だったのだと気づくはずです。人により環境により多少の違いはありますが、「34℃は面白い温度なのです。」この温度を覚えておくと色んな時に楽しい考えが出て来ます。

 それでは、もう一つ、なぜそんなに感じるほど温度が変化したのでしょうか?もう一度復習ですが、その温度差はどの位有ったのか。と言うことです。私の感覚ではシャワーの温度は40℃位だったと思いますが、確かではありません。それでも38℃以上有ったと思います。そして冷たく感じた温度はと言うとこれは推測するしか有りませんが、その推測の手段が前述の34℃です。ギリギリだったとして33℃に下がったとしましよう。その温度差は7℃から5℃です。これくらいの温度差ならもしかすると蒸発潜熱で下がるかも知れないと思いませんか?日本では先ず無理でしょうが、ウズベキスタンは砂漠のオアシス都市です。

 帰国後にインターネットでウズベキスタンの9月11日の気象情報を調べました。私の体験した町もそうですが、私達が観光して廻ったオアシス都市は総て同じ天気で、「最高気温38℃,最低気温18℃,湿度3%」この湿度3%は凄い数字です。この3%が原因でしょう。日本では如何に乾燥しても湿度が3%と言うのは絶対にあり得ない数字です。これも海外旅行ならではの体験です。

 今日の話しは「34℃」を覚えておくと楽しい出来事に出会えますよ。と言う事でした。多分34℃は体の表面温度がこの位だと思います。この34℃を私が知っていたお陰で、こんな楽しい体験と思考を楽しめました。こんな楽しい思考が出来たのは、今回のツアーでは私達だけでしょう。科学は楽しいです。
 それではまた。


「ウズベキタン旅行記」№31 シャワーの話。

2015年10月27日 | 旅行・ダイビング・趣味
 ウズベキスタンの観光紹介は次回に回して、今回はとても不思議な体験の話です。
 不思議体験は「シャワーのお湯が熱くなったり冷たくなったり」です。そんなこと普通のことでは。と思われますが、別にシャワーの水温調節をいじったり、ボイラーの故障等ではありません。

 午前の観光が終わり、昼休憩にホテルに帰ってからシャワーを浴びた時のことです。汗はさほどかいていなかったのですが、暑い町から帰ってのシャワーはとても気持ちが良いです。シャワーを浴びていてふと横を振り向いた時にシャワーの温度が下がったような気がしましたが、気をつけてみても温度は温かいままです。

 何かが起こると確認したくなるのは私の悪い癖。振り返ってシャワーが冷たく感じた時にシャワーヘッドが体から離れていたことを思い出し、もしやと思いシャワーヘッドを体から離してみました。何とその瞬間シャワーのお湯の温度が下がり冷たく感じがしました。

 それでも間違いでは無いかと思い、手で温度を確認してからシャワーヘッドを手から離してみました。体より手の方が温度に関する感覚は確かです。その手の感覚で試しても近くでシャワーを浴びると暖かく感じ、離すと冷たく感じます。更に確認のため妻をシャワールームに呼び、今直ぐに裸での体験は出来ませんが、手の平での体験をして貰いました。勿論何を試しているのかは内緒です。

 近くでシャワーを手にかけたら何も言いませんでしたが、シャワーヘッドを30cm位離すと「あっ冷たい!」と言いました。やはりこの現象は私の勘違いでは無かったようです。

 家内には私が体験したことを話すと「本当だ」と言って不思議そうな顔をしていました。このような現象はなぜ起こったのでしょう。皆さんも暫く考えてみて下さい。それからこの続き(明日のブログ)を読んで下さい。

 水温34℃がとても不思議な温度であることも判り、雑学が一つ増えて彼女との会話に一花咲きますよ。