停年後の生活を楽しみましょう。

常識を脱して、新しい目で停年後の生活を考えましょう。定年後は自分のために楽しむ時間です。

「発達障害は病気?」№20 これも発達障害?

2015年08月31日 | 老人の知恵
 「発達障害」は他人とのコミュニケーションが上手く取れない。と言う事で有る意味では問題児という感覚があります。その対策は現実に特殊学級などの対策が取られているので、発達障害の対策についてはここでは検証しません。

 何時の日か1点だけ「発達障害の対策」を検証しますが、その結論は「発達障害は発症すれば大変治りにくい症状」と言う事だけ書いておきます。この検証は後日になります。

 「発達障害」でも問題児にはならない場合も沢山あります。一般的な言葉で言うと「軽度の発達障害」とも言えますが、所謂「発達障害」とは違った症状にも見えます。

 「軽度の発達障害」の原因もやはり、3歳児頃の教育・子育てにあります。その子育ての失敗度も低いので、「軽度の発達障害」で、全く普通の子供(成人)として生活している人も居ます。

 その様な「軽度の発達障害」の人とは、「人からの思いやりと、思いやりに対する感謝」の概念が欠如している人が多いのです。これらの人は表面的には普通の人と大差がないので、「発達障害」とは認められていません。

 しかし、「思いやりと感謝」の概念がないのは、やはりコミュニケーションが取れない・取り難い人である事には代わりがありません。

 「思いやりと感謝」の概念がない。私が「概念が無い」と表現したのは「思いやりと感謝」が出来ないのでは無く、基本的にその概念が無いと言うだけで、思いやりも感謝も出来るのですが、自発的にすると言う事に少し問題がある。と言う事です。その点からは立派な「軽度の発達障害者」と言えるでしょう。

 次回は「思いやりと感謝の概念がない、軽度の発達障害者」という点の検証です。


「発達障害は病気?」№19 特殊才能を持った子に発達障害が多い

2015年08月30日 | 老人の知恵
 私の少ないデーターでも「発達障害」を発症する子は特殊な才能を持った子が多い。と思います。それでは特殊才能がある子が発達障害を発症しやすいのか?と言う疑問に突き当たります。

 この場合も「発達障害は病気か?否か?」で検証が大きく変わってきます。発達障害を病気と認定すれば、特殊才能と病気との因果関係を明らかにする事で治療方法を見つけ出して行くのですが、残念ながら、これまで「特殊才能と発達障害の因果関係」の検証結果を見た事がありません。つまり高名な学者も発達障害と特殊才能の因果関係を検証していないのです。

 私の検証結果は「発達障害は病気ではない」と言う事ですから、当然3歳児頃の子育て時に「特殊才能を持つ子と、発達障害の発症」の子育ての問題を検証しなければなりません。

 それに関しても明確な回答を提案出来ます。特殊才能を持っている子(持ちそうな子)は、その才能に対する期待度が高くなります。その為その様な子はより大事に育てられる可能性があります。つまり普通の子供以上に、至れり尽くせりの子育てになってしまう確率が高くなります。それに我が儘を許す事も多くなるでしょう。

 と言う事は、普通の子の発達障害より、症状の重い発達障害の症状を発症する危険性が高くなります。

 このような検証結果から見ても「発達障害は病気ではない。」と言う観点で「発達障害」を見ていく方が、「発達障害の防止」に役立つと思いませんか。

 次回は「これも発達障害?」と言う検証に入っています。


「発達障害は病気?」№18 会話は総ての教育の原点

2015年08月29日 | 老人の知恵
 お腹の中の赤ちゃんに話しかける。生まれてまだ何も出来ない子に話しかける。一見無駄のようですが、これがとてもの大事な事です。それが「刷り込み」教育と言う物でしょう。

 言葉の分からない子との会話を大事にし、刷り込み教育をする。でも3歳を過ぎた頃からは、子供にも知識の取捨選択権が出始めます。これからが本来の教育・子育ての始まりです。

 子供に知識の取捨選択兼が出来てくる。と言う事は、親にも子供の人格を認める。と言う部分も芽生えなくては意見糸言う事です。

 本来は子供の事を第1に考えて教育・子育てをしなければいけないのですが、この頃の子育てには大きな問題も有ります。第1子の場合は「子育てが未経験で、手探り状態の子育てになる」と「手が十分にある」更に「子供への期待が大きい」と言うことです。これらの状態は良い方に向かえば、理想的な子育てが出来る条件でもありますが、悪い方に向かうケースが多々有ります。

 悪い方に向かう場合の子育ての1つは、「手が十分にある」と言うことから「子供に世話をやき過ぎる。」この事で子供に起こることは、

1.自分から何もしなくても周りの人がしてくれる。
2.自分から積極的に何かをする必要は無い。
3.周りに対して何かをしようとする気持ちを持つ必要は無い。
4.周りに何かをしなくても普通の生活が出来る(それが家族の中だけという事が判らない)。
5.大きくなった時に他人との付き合い方が判らない。
1.自分中心的な子になり周りから孤立してしまう。

 と言うような順で発達障害の症状が現れるのでしょう。このような症状が出ないようにする方法は、世話を焼き過ぎて子供が自分から行動するのを抑制してしまう事を慎まなければいけません。同時にほったらかしも良くありません。

 つまり自分が何をしなければ、周りと上手くつきあえない。と言うことを教えていかなければいけません。自分も周りの人と一体で生きていると言う事を教えなければ入れません。

 次回は、特殊才能を持った子に発達障害が多いのでは?と言う事の検証です。


「発達障害は病気?」№17 発達障害は何が悪かったのか?

2015年08月28日 | 老人の知恵
 何か物事を解決しようとする時の常套手段は、「何が問題か?」と言うことを先ず明らかにすることです。そして明らかになった原因を除去することの対策を取れば良い。世の中複雑ですが、単純化すれば非常に簡単な事が多いのです。

 それでは「発達障害」は「コミュニケーションが取り難い、取れない事が原因」だとするならば「コミュニケーションを大事にするように刷り込む」「友達を含めた人と仲良くする」「コミュニケーションの最大の武器、会話を大事にする」等でしょうか、細かい事はまだまだ有りますが、会話を大事にする。そして他人との接触を大事にする。この事を意識して子供に刷り込みを行えば良いという事でしょう。

 度々「刷り込み」と言う言葉を使っていますが、違和感を持たれる方も居られるでしょう。私は敢えて「刷り込み」と言う言葉を使っています。その理由は「3歳児の子供には親からの教育の取捨選択権がまだ無い。」と言う事からです。

 言われた事を鵜呑みにしか出来ない状態での子供に対する教育は、子供に教育の取捨選択権が無い事を認識して教育しなければいけません。子供は親の言う事を拒否する権利も資格も能力も無いと言う事を自覚して子供に接触しなければいけません。その為、私は「刷り込み」と言う言葉を使っています。これも別の意味での子供の人格を認めるという行為です。


「発達障害は病気?」№16 刷り込み教育

2015年08月27日 | 老人の知恵
 生まれて間もない子供の時から教育をする。こう考えると「子育て・子供教育」は大変ですね、でも、子育て・子供教育は自分の理想の人間像を描いて子供に話しをするだけで良いと考えると、こんな簡単な教育は無いとも言えます。

 でも簡単と言う事は「間違いをする危険も高い。」と言うことでも有るので、やはり子育てには十分に気をつけて下さい。一番冒しやすい危険は「矛盾することを期待しない。」と言うことです。

 例えば「優しい子になって欲しい」「強い子になって欲しい」「芸術的才脳を持つ子になって欲しい」「科学的才能を持つ子になって欲しい」「物質的事より精神的な心豊かな子になって欲しい」「お金持ちに(金儲けが上手)なって欲しい」「活動的な子になって欲しい」「静かな生活を愛する子になって欲しい」子供に対する期待は沢山有りますが、上に挙げたことが総て実現するとは思えません。

 それに中には矛盾する希望や両立が難しい希望も有りますね。大事なことは期待が大き過ぎないこと。だと思います。このような希望を子供に何時も言っていたら、子供の頭はパニック状態になるでしょう。それこそ子育ての大失敗に繋がります。

 あらためて「境野先生の言葉」を紹介します。「お片付けしなさいと言うのは良いことです。でも子供はきっちりとお片付けなど出来るはずがありません。お片付けをしなさいと言うことが大事で、お片付けが(きっちりと)出来ることを期待してはいけません。」

 今回の検証の目的は「発達障害を防ぐ」ですから、才能を伸ばす子育てはそこそこにして、「発達障害」にならない子育てをメインに考えます。

 ここで「発達障害は何が悪かったのか?」の再確認をしましょう。