性産業が,成立する理由・基盤は,単なる欲望処理?性衝動は,その対象がなんであれ太古より,多くの動物でみられる。
では,狩猟最終の生活で,その生活の糧を媒介とする性行為は成立したでしょうか。答えは否です。狩猟採集の原始共産制から農耕文化に変遷していく過程で,土地の所有が始まり,労働の集約が始まって行った。
この辺りから,父系社会における財産(土地所有など)継承•相続が問題になってきた。農耕に適した土地が無尽蔵にあるわけでもなく。限られた農耕可能な土地を家という集団で維持していくために,一妻多夫が維持されていく。その家の男のDNAを継承していくために。
多くの場合は,他の土地に農耕のできる土地を求めて居住地を広げて行った。比較的力の強い男を中心にして。
その一方で,富の収奪が,暴力で行われるような場面も。小集団同士の諍(いさか)いが,次第に,より力を必要として,大きな集団へと変貌をしていく。初めは,生産者が,自らが防御をしたような。それにかまけていると生産が滞る。そこで,戦闘を行う集団と,生産を行う集団とに分かれていく。短期的には,食料,長期的には生殖活動が必要になる。この辺りから,人は,より良い生活より豊かな文化を求める。
対等な関係であった,男と女が,少しずつ分断されて行ったのでは。出産・育児などの時間を必要としたがためであろうが。
ここら辺りから,性が,商品化されていくのは。
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