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☆ よちよち歩きの懸賞日記 ☆

直腸カルチノイド経過観察中。

③ 【直腸カルチノイド】

2015年02月02日 14時30分13秒 | 直腸カルチノイド
大腸カメラで使った半覚醒麻酔が覚めた午後3時すぎに診察室に向かった。

先生はカメラの画像を腸の奥から順に見せてくれた。

そして最後、直腸の画面になった時
「 直腸のココとココに腫瘍が2つあるんだよね~… 」

え? 腫瘍?? ポリープじゃなくて???

「 1つは炎症みたいに見えるけど、もう1つのほうはカルチノイドだと思う。 」
「 5~6㎜程度だけど、これは大きさとかに関係なく取る必要がある。」

 
は? カルチノイドってなに?? …ってか取る必要があるって?!?!

「生検2箇所取ったから検査結果を二週間後にご家族の方と一緒に聞きにきてください。」
「普通の生検よりも詳しく検査(染色検査)すると思うから別料金がかかるので後日請求します。」

カルチノイドってなんですか?悪性…癌ってコトですか? の問いに先生は
「 いわゆる一般的な癌ではない。悪性…。う~ん。。。良性でも悪性でもなく…その中間? 」

は??? 中間???? なんじゃそりゃ?????  って顔をしてたんだと思う。
そんな私をみて 「 検索してみれば詳しく分かるよ 」 と軽く言った。


あまりにも軽く言うものだから 「 あ、じゃあ検索してみます。 」 って感じで帰宅。



【直腸カルチノイド】
・ 悪性度のきわめて低い悪性腫瘍(癌)
・ 癌と同じ性質を持ち、浸潤発育・転移の可能性がある
・ 一般的に悪性度は低く進行は遅いものの、放射線治療や化学療法にはほとんど効果がない
・ 治療は外科的切除がほぼ唯一の治療法
・ 10万人に1人程度の羅漢率という珍しい病気
・ 細胞の分化度(顔つき)により、非常に悪性のものから、ほとんど良性のものまである
・ 1㎝以下のものには転移のリスクが低く内視鏡治療が可能(大腸ESDが最も有効と考えられる)


怖いコトしか書かれていない…ような気がする。
しかもこの病気の研究(?)を始めてまだ10年弱なので詳しくは分かっていないとも書かれていた。

② 【大腸カメラ】

2015年02月02日 14時29分56秒 | 直腸カルチノイド
大腸カメラを受けたのは去年の11月10日。

検査は午後1時からで、胃カメラとは違い生検をすることは殆どないので
半覚醒麻酔が覚めた午後2時すぎから診察室で説明があるとのコトだった。

検査3日前の午後9時から整腸剤(センノシド2錠)を服用。


食事は検査前日の昼から軽く制限がかかってくるので病院公認のレトルト食品を
購入し、前日の昼食と夕食に食べ、水分を普段より多く摂るように心がけた。


検査当日は午前7時から下剤(モビプレップ)を2リットルの水に溶かし、コップ1杯を
10~15分かけて1リットル飲む。


次に下剤の半分の量(500ml)の烏龍茶をこれまた同じペースでゆっくり飲む。
(それでもまだ腸がカラになっていない場合は残りの下剤とその半量の烏龍茶を飲む)

何度も何度もトイレに行き … 午前11時頃には腸がカラになった。

午後1時から検査開始。(半覚醒の麻酔を使ってもらうコトにした)
「お薬入れますね~」と言われてから十数秒後には眠っていた。

半覚醒なのでチョイチョイ軽く覚醒した。

・ 「 アイタタタ… 」「 イテテテテ… 」という自分の声。( 痛かった記憶はない )
・ 先生の 「 せいけ~ん!(生検)」 と言う声と共に始まった慌ただしい動き。
・ 「もうすぐ終わりますからね~」と言う看護師さんの声とそれに返事する自分の声。

30分位で終わると言われてた大腸カメラは1時間弱かかって終了。


“ 生検するコトは殆どないって言ったのにポリープでもあったのかな? ”
と思いながら診察室に向かった。

① 【きっかけ】

2015年02月02日 14時29分33秒 | 直腸カルチノイド
去年9月頃からなんとなく胃腸の調子が悪かった。
病院に行こうと決意したのは生まれて初めての食欲不振。

“ あ~…今回は重症だな。明日いつも行ってる町医者に行こう ”
そう思って、その日は就寝。

翌日、胃腸の不調のほかに 動悸 ・ 息切れ ・ 吐き気がする。
(ちなみに上記のどれも直腸カルチノイドの症状ではない)

“ ん~?胃腸以外が原因かもしれないから大きい病院にしよう ”
そう考え直して総合病院を受診した。

血液検査 ・ 心電図 ・ 腹部エコー ・ 腹部CT  ⇒ 異常なし

先生曰く、
「胃や腸はCTやエコーには映らないから詳しく調べるにはカメラしかない」
「とりあえず胃潰瘍の薬を二週間飲んでみて治らなかったら胃カメラで」

ってコトで二週間分の胃潰瘍の薬をもらって帰宅。
二週間後の診察で薬が効かないことを告げ、一週間後に胃カメラ予約。

「この薬が効かないって…(結構強い薬だった)胃じゃなくて腸かもよ?」
と世間話程度に言われた先生の一言が自分の中で何故かひっかかった。

胃カメラ&生検の結果  ⇒ 異常なし

胃カメラを受けてから生検の結果を聞くまでの一週間の間に一度だけ便に血のような
赤いゼリー状のようなものが付着していた。(直腸カルチノイドの症状ではない)

そのコトを先生に告げると
「 ん~…たまたまじゃないの? 一回きりでしょ? どこか切れただけとか…。
 大腸カメラやる? ん~…でも胃カメラほど安全ってワケじゃないし。。。 」

と大腸カメラの対して消極的な反応だった。

「その歳でポリープとか大腸癌ってコトは考えにくいし…勿論100%ではないけど。
 どうする?急ぐ必要はないと思うから次また出血とかしてからでもいいと思うけど?」

医者的にはカメラを勧めるけど個人的には必要性を感じないみたいなニュアンスだった。
でも最終的に決めるのは患者さん本人なのでってコトだった。

『 40歳になったら大腸カメラやろうと思ってたんですけど、この勢い(胃カメラとかの流れ)
 に乗ってチョット早いけどやります! 』  これが私の決断【きっかけ】だった。





いつも行っている町医者(胃腸科)は40歳以上の人には胃カメラなり大腸カメラなりを勧めていた。
40歳未満の私に対してはいつも触診と投薬だけでカメラを勧められたコトは一度もなかった。

もしあの日(病院に行く日)胃腸以外の症状が出ていなかったら、私は町医者に行っていた。
そしていつものように胃薬をもらい、なんとなく治り大腸カメラを受けるコトはなかったかもしれない。

もしあの日(大腸カメラどうしますか?って聞かれた日)急ぐ必要はないだろうと言われているし
大腸カメラには抵抗もあるしと40歳になるまで引き延ばしにしていたら病気は進行していた。

もしあの日(胃じゃなくて腸かもよ?という世間話をした日)先生のあの言葉にひっかかりを
感じていなかったら大腸カメラを自分からやろうと決断していなかったかもしれない。

もしあの日(便に赤い付着物があった日)流す前に自分の便の異変に気づいていなかったら
大腸カメラを受けてみようと思っただろうか?

人生どこに選択肢が隠れているか分からない。 私はきっとうまく見つけたんだと思う。

【はじめに】

2015年02月02日 14時28分55秒 | 直腸カルチノイド
お久しぶりの更新となります。

最初に…これから10の記事を連続投稿していきます。
カテゴリーは【懸賞】ではなく【直腸カルチノイド】(病気)です。

このブログは基本的に懸賞ブログとして楽しく更新してきていたので
この件についてUPするべきかどうか自分なりに悩んでいました。

ですが、この数ヶ月で私が経験したコト・感じたコトを記録として
残しておこうと思いました。

この病気は稀な病気でネット検索をかけてもヒット率は低い。
なので少しでも記録として残しておいたほうがいいかなと思いました。

連続投稿終了後の翌日からまたいつもの懸賞ブログに戻ります。