The Diary of Ka2104-2

中年の一人遊び~ゴールデンウィーク

クレカの〆め日明けのその日、ゴールデンウィーク中だからでなく毎月のこととて〆め日明けということで、私はある焼き肉店へ食事をとりにその最寄り駅へ降り立ちました。

いつもながら、そのテナントビルの1階にあるマクドナルド入店を、予約時間までの時間潰しにしました。

その時その時抱えている読み物で時間を潰すのですが、この日は根詰めて読まなければならない本は一冊もありませんでしたので、アイスコーヒーMサイズで何気にマクドナルドで過ごしていました。読み物は一応2冊リュックサックに入れておいていたのですが読む気にはなりませんでした。

私はおもむろに年甲斐もなく下の動画を気付けば撮っていました。これがゴールデンウィーク中のたった一つの中年男の一人遊びのようです。

Waiting ... Have found!

これは私の日常生活における切望がひとつの形をとった心象風景ですね。焼き肉店は一人でいいですね。

実は私のゴールデンウィークはゴールデンウィーク明けに取ってあり、予定していることが4つ御座います。順不同で打ち明けますね、まだ日取りは決定していないのです。ひとつ。METのオペラ公演映画を鑑賞しに行く。ひとつ。(万博跡地)万博自然公園へ行く。ひとつ。水族館へ夜に行く。ひとつ。ある方の協力のもと私の終の棲家探しを続行。

オペラ公演映画は空調が良すぎていて、普段からの疲れが一気に吹き出し、よくあるのですが、眠気に襲われるのが心配です。ですが私は時々こうやって声楽の刺激を受けます。

万博自然公園は自然の只中へ入り込みたい気持ちと戸外写生の試みとが合致して行こうかなと思っているのですが、なにしろ人工緑なもので私は今回始めていきますし、うまい具合に写生場所が見つかるかと思っていて、無ければここは初めての自然公園だ、脚の関節も悪いし暑いだろうしひととおり回って気が向けば最後は併設してある天然温泉にでも入って、そういう済ませ方をしようかと考えています。

水族館はかねてより夜の孤独を癒やすのに、水族館が私の行動範囲の近くにあればいいなぁと考えていたことを実践するのです。実際には私の住まいは大阪都心の北側に隣接する郊外にあるのですが、そのカタカナで言うところのキタには水族館は無く、大阪港駅まで出向かなくてはなりません。そこに天保山という地名の娯楽施設群があり、その一角に海遊館という水族館があるのです。ところが夜出掛けたいのに、そこの最終入館時間は午後6時であり、午後7時には閉館してしまうのです。これでは夜のなぐさみにはなりません。夕方大阪港へ行って早めの食事を採りまだ日が沈んでいないだろう午後6時には入らなければなりません。その点残念ですが、1時間かけてお魚さんたちがたわむれている姿を眺めてこようかと思っています。

最後のひとつ。私の終の棲家ですが、おかしげなことがあったのでここで綴っておきます。私は思いあまって市役所の市営住宅課へ行きました。話を伺いました。おかしなこと。一人世帯へは1DKをのみ用意しているとのこと。つまりいつぞやから定着しだした言葉であるワンルームマンションのワンルームです。せっかく低所得者向けに市営で用意しているというのに、それでは市営の意味がないじゃないですか!民間にワンルームはあっても生活保護ではワンルームしかないのです。ちなみに府営も同じ発想で運営しているとのことです。あきれてあごが外れてしまいますがな。

私は先の3つの処へ行くのは一人で構わないと考えています。私の渇望は友人が出来て(なんで友人一人もおれへんのやろ?)、彼とお茶でもしながらおしゃべりをしたり、互いに相手の生活に支障のない程度に電話やウェブカム越しでコミュニケーションしたりしてどんどん絆が深まればとのことぐらいです。私にはこの方この歳になっても親友が出来ずじまいです。学生時代に教科の間の休み時間や帰り道やで表面的な冗談を言い合うだけの友人はいましたが。

先程友人のことを彼との三人称で言いましたが、もちろん男の親友を指しています。55にもなると時間がありませんので、彼女と付き合っているいとまは御座いません。これがヘテロの男性なら優先順位は逆となって彼女となり、そうなるだけでなく性愛も含まれてくることでしょう。そうです、私はゲイですが、親友である限り、セックスは別に要らぬのです。

近頃、ゲイの世界では「バニラ」という関係が普通視されてきています。裸の触れあいはあっても性交や性行為に到らなくてもいいじゃん、そういう付き合い方です。歳とった私は、けれど肌寒いので、こういう関係もいいなと思い始めています。

私はゲイとヘテロの男性が、バニラであってもなんら不思議とは思いませんが、結論を言うと、私はゲイという狭い範疇でなしに、広く裸の触れあいがなくてもいい親友を欲しているのです。相手はヘテロで大いに結構なのです。私はおかまさんでないですから、お互い敬遠することは何も御座いません。

これからあと5年で私は還暦を迎えます。友人のない人生なんて信じられませんし耐えられません。もし何かあった場合も考えざるを得ない年齢です。

孤独は恥ではなく、無意味です。そこには生きている価値がなんらも御座いません。私に限ったことではあります。

画像「(そこじゃないけど)前髪勝手に切られちゃった(ぐすっ)」


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