The Diary of Ka2104-2

一番より一流を ー 芸術家・石川勝敏

 

最近ネットから拾った言葉でいいものがあった。

「一番より一流を」

一過性のポピュリズムで一番を取るより、私は一流を以て歴史に名を刻みたいと思うし、ドメスティックに留まるよりも世界に期待する方を好む。

私のYoutube動画は、その再生回数に大変なばらつきがある。たとえば直近の" Nessun dorma "は本人の意に反して再生回数から云うと人気作ということになるが、ファンの皆さん容易に信じないで下さい、これは「あれ」に見舞われた駄作でしかないのである。

絵画の世界でも、たとえばコンクール受賞が内々で決まることがある。私はこの一例を私が辞めた「大阪芸術大学グループ・大阪美術専門学校」を通して間近で知るに至ったことがある。

この学校の講師で画家である近藤敬子はコンクールへの入賞や画家として一流か三文かであるかを問う前に既に人間崩壊して狂っていた。めでたいことである。

彼女は学校現場で、そこに居る私の前に突如現われては何か一言したりしたと思うと私を煙に巻くことしきりだった。私は一人、「はあ?今の何?」と取り残され混迷に陥ったものであった。

枚挙にいとまがないのだが、いくらかここに載せると、それらは「バカタレ」、「高尚?」、「考えるで、考えるで」といったものから久し振りに会った際の挨拶が、私の眼前に手をかざし振ってみせるといった行動まで一貫して奇異だったのだが、私はその頃まだ真っ白だったのであった。

やはり不純や不可抗力が紛れ込む順位付けよりも、永遠性のある一流とならんことを願い私は日々精進していきたいと心より思う。

 

 

 

 

 


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