ハチミツとクローバー 9~10巻
堂々完結です。ハチクロ。
腹がよじれる笑いと、大人への過渡期にある学生達の、
切ないラブストーリーもとうとう終幕。
9巻と10巻はレビューする上でも切り離せないとの判断により、
まとめて感想を書かせて頂けます。
(管理人が9巻と10巻を同時に購入したためだったりもする..)
あ、もちろん ネタバレですけん☆
◆総括
9巻で起こったはぐの事故。そして森田兄弟の過去と復讐。
それがクライマックスを大きく左右する。
正直、ハチクロにしては原田さんのエピソード以外では一番重い。
というか、重いのはいいのですが。。
恋愛事情もいやおうなく急展開。
切羽詰った状況で答えを出さざるを得なくなった感じでした。
当人たちの決意云々ではなく。
まぁ現実もそんなものかもしれませんけどねぇ。
エンディングの竹本とはぐは良かった。
これぞハチクロ!!って感じでウミノワールドがラストスパート☆
最後の台詞、「君を好きになって良かった・・・」
うぅ、竹本ぉ。。って沢山の人がやられたと思う。
爽やかなこのエンディングが重い展開を吹き飛ばしてくれました。
◆根岸のおじさん
いきなりそこかよ!って。
しかし、一番感情移入したキャラ=根岸のおっさん です。
「持たざる者」。分かりますよー。ホントに。
まぶしすぎるヤツの近くに長くいると、ふと鬱に入る瞬間が
あります。
こいつに比べて俺は何なんだ?
なんて。考えても仕方ないことなんですけどねー。
立ち直るには自分と向き合うしかないんですよ。外に解決策を
見出そうとすると、根岸さんみたくなります。
自分ごと堕ちてしまいたい、そんな風に。
気持ちが分かっちゃいますね。
親友から、そしてその息子達から恨まれることさえ厭わないほど
自分を追い詰めてしまった彼。
カオルの気持ちも分かります。残酷に、冷徹に、復讐を遂行
することで自分さえも傷つけて・・・
しかし!追放された社長さんも、きちんと救ってくれた
忍&城山(&ウミノ)にMVP賞を。
◆真山とリカ
えー、既にハチクロ上では完結してたようで今回はギャグ要員(笑
いえいえ、ギャグだけじゃないですね。
真山の「恋愛に生きる」か「やりとげないといけないモノを持つ」か。
そーなんですよね。
常に恋人が居ないと不安なヤツもいれば、
恋愛モードON、OFFをスパッと切り替えられるヤツもいる。
(自分は後者です。いや、言い訳ではなくてね。いやいやぃゃ......)
ま、でもプロのストーカーに言われても(笑
◆あゆと野宮
なんだか一番ハッピー?っていうか甘酸っぱい?
野宮さん、青春スーツ装着完了です!!完全に。
あゆが簡単に真山を忘れられないのがいいんでしょうけど。
もう少し野宮が報われて欲しかったな。
オトナのプライドもかなぐり捨てて、あゆのことを想った野宮。
◆リーダー(犬)
相変わらず可愛い!この漫画の隠れた(隠れてない)マスコット☆
あ、ついでに山崎さん。頑張れ。リュパン。
◆花本先生
修ちゃん、急すぎ。
ってか恋愛面では竹本に感情移入してた者としては、
「ずりーよっ!!」って印象。敵う訳ないじゃないっすか。。
はぐへの思いの境目をあゆに問い詰め?られていましたが…
あったんですか?劇中に。無かったら、サギだーーーー!!
◆はぐ
修ちゃんへの愛情は、恋愛感情なのか、父娘のそれなのか?
それがハッキリしないのが、多くの読者にしこりを
残しているのでは、と勝手に。
恋愛として描いているんでしょうけど、どうしても親子愛に
映ってしまう。。
「絵を描く」それ以外の人生はない・・・・
彼女は強いワケではなく、必死なだけなんですよね、やっぱ。
森田の状況が違えば、彼を選ぶという選択肢もあったでしょう。
その選択肢を踏まえたうえで、はぐと森田それぞれに試練を与えたのでしょうか。
そしてその結果としてのこのストーリー。
◆竹本(4級)
さてさて。ここで主人公。
正直なところ。
自分探しの旅、って苦手なんです。
日常で自分をぶつけられないから非日常にそれを求める。
それは至極当然な流れです。
自分探しの旅を執拗に勧める人が、その考えが苦手なんです。
そんなもんじゃないだろと。
自分と向き合うのは日常でもできるし、日常を捨てるっていうのは
ある意味逃げですよ。重荷が減るわけですから。
すべて背負って、それでも立ち向かうのがその人を一番強く
するんじゃないですか。
自分探しの旅をするのが嫌だというんじゃなくてね。
なんと言ってよいのやらやら。
閑話休題。
森田氏によって自分探しランクが下げられてしまった
竹本君ですが。
彼女の傍にいてあげるべきか、自分の道を行くべきか。
彼の選択は正しかったと思います。
もしはぐの傍に居ること選んでも、例え奇跡的に彼女が竹本を選んだとしても。
あの状況のままではもたれ合って生きるだけだったと思うし。
支えあう、協力しあうのと、もたれ掛かるってのは違う。
やっぱこの作品の中で1番成長したのは竹本くんでしょう。
自分と向き合うことができて、やるべきことも見つけて。
はぐとの恋にも自分で決着を付けて。
色んなことに葛藤する彼の姿に感情移入した男子は多いのでは。
きちんと、自分の決意ではぐに気持ちを伝えられたのは、
彼女を取り巻く3人の男のなかでも彼だけ。
最も漢気溢れるヤツに成長しちゃいました。
「実らなかった恋に意味はあるのか・・」
あったんです。
「はぐちゃん オレは 君を好きになってよかった・・・」
彼女の、ハチミツとクローバーで作ったサンドイッチと、
そして優しい想いを噛み締めながら。
影が薄い?いえいえ、彼こそがハチクロの主人公です。
堂々完結です。ハチクロ。
腹がよじれる笑いと、大人への過渡期にある学生達の、
切ないラブストーリーもとうとう終幕。
9巻と10巻はレビューする上でも切り離せないとの判断により、
まとめて感想を書かせて頂けます。
(管理人が9巻と10巻を同時に購入したためだったりもする..)
あ、もちろん ネタバレですけん☆
◆総括
9巻で起こったはぐの事故。そして森田兄弟の過去と復讐。
それがクライマックスを大きく左右する。
正直、ハチクロにしては原田さんのエピソード以外では一番重い。
というか、重いのはいいのですが。。
恋愛事情もいやおうなく急展開。
切羽詰った状況で答えを出さざるを得なくなった感じでした。
当人たちの決意云々ではなく。
まぁ現実もそんなものかもしれませんけどねぇ。
エンディングの竹本とはぐは良かった。
これぞハチクロ!!って感じでウミノワールドがラストスパート☆
最後の台詞、「君を好きになって良かった・・・」
うぅ、竹本ぉ。。って沢山の人がやられたと思う。
爽やかなこのエンディングが重い展開を吹き飛ばしてくれました。
◆根岸のおじさん
いきなりそこかよ!って。
しかし、一番感情移入したキャラ=根岸のおっさん です。
「持たざる者」。分かりますよー。ホントに。
まぶしすぎるヤツの近くに長くいると、ふと鬱に入る瞬間が
あります。
こいつに比べて俺は何なんだ?
なんて。考えても仕方ないことなんですけどねー。
立ち直るには自分と向き合うしかないんですよ。外に解決策を
見出そうとすると、根岸さんみたくなります。
自分ごと堕ちてしまいたい、そんな風に。
気持ちが分かっちゃいますね。
親友から、そしてその息子達から恨まれることさえ厭わないほど
自分を追い詰めてしまった彼。
カオルの気持ちも分かります。残酷に、冷徹に、復讐を遂行
することで自分さえも傷つけて・・・
しかし!追放された社長さんも、きちんと救ってくれた
忍&城山(&ウミノ)にMVP賞を。
◆真山とリカ
えー、既にハチクロ上では完結してたようで今回はギャグ要員(笑
いえいえ、ギャグだけじゃないですね。
真山の「恋愛に生きる」か「やりとげないといけないモノを持つ」か。
そーなんですよね。
常に恋人が居ないと不安なヤツもいれば、
恋愛モードON、OFFをスパッと切り替えられるヤツもいる。
(自分は後者です。いや、言い訳ではなくてね。いやいやぃゃ......)
ま、でもプロのストーカーに言われても(笑
◆あゆと野宮
なんだか一番ハッピー?っていうか甘酸っぱい?
野宮さん、青春スーツ装着完了です!!完全に。
あゆが簡単に真山を忘れられないのがいいんでしょうけど。
もう少し野宮が報われて欲しかったな。
オトナのプライドもかなぐり捨てて、あゆのことを想った野宮。
◆リーダー(犬)
相変わらず可愛い!この漫画の隠れた(隠れてない)マスコット☆
あ、ついでに山崎さん。頑張れ。リュパン。
◆花本先生
修ちゃん、急すぎ。
ってか恋愛面では竹本に感情移入してた者としては、
「ずりーよっ!!」って印象。敵う訳ないじゃないっすか。。
はぐへの思いの境目をあゆに問い詰め?られていましたが…
あったんですか?劇中に。無かったら、サギだーーーー!!
◆はぐ
修ちゃんへの愛情は、恋愛感情なのか、父娘のそれなのか?
それがハッキリしないのが、多くの読者にしこりを
残しているのでは、と勝手に。
恋愛として描いているんでしょうけど、どうしても親子愛に
映ってしまう。。
「絵を描く」それ以外の人生はない・・・・
彼女は強いワケではなく、必死なだけなんですよね、やっぱ。
森田の状況が違えば、彼を選ぶという選択肢もあったでしょう。
その選択肢を踏まえたうえで、はぐと森田それぞれに試練を与えたのでしょうか。
そしてその結果としてのこのストーリー。
◆竹本(4級)
さてさて。ここで主人公。
正直なところ。
自分探しの旅、って苦手なんです。
日常で自分をぶつけられないから非日常にそれを求める。
それは至極当然な流れです。
自分探しの旅を執拗に勧める人が、その考えが苦手なんです。
そんなもんじゃないだろと。
自分と向き合うのは日常でもできるし、日常を捨てるっていうのは
ある意味逃げですよ。重荷が減るわけですから。
すべて背負って、それでも立ち向かうのがその人を一番強く
するんじゃないですか。
自分探しの旅をするのが嫌だというんじゃなくてね。
なんと言ってよいのやらやら。
閑話休題。
森田氏によって自分探しランクが下げられてしまった
竹本君ですが。
彼女の傍にいてあげるべきか、自分の道を行くべきか。
彼の選択は正しかったと思います。
もしはぐの傍に居ること選んでも、例え奇跡的に彼女が竹本を選んだとしても。
あの状況のままではもたれ合って生きるだけだったと思うし。
支えあう、協力しあうのと、もたれ掛かるってのは違う。
やっぱこの作品の中で1番成長したのは竹本くんでしょう。
自分と向き合うことができて、やるべきことも見つけて。
はぐとの恋にも自分で決着を付けて。
色んなことに葛藤する彼の姿に感情移入した男子は多いのでは。
きちんと、自分の決意ではぐに気持ちを伝えられたのは、
彼女を取り巻く3人の男のなかでも彼だけ。
最も漢気溢れるヤツに成長しちゃいました。
「実らなかった恋に意味はあるのか・・」
あったんです。
「はぐちゃん オレは 君を好きになってよかった・・・」
彼女の、ハチミツとクローバーで作ったサンドイッチと、
そして優しい想いを噛み締めながら。
影が薄い?いえいえ、彼こそがハチクロの主人公です。