さわざき歯科医院 沢崎和久 プライベートブログ

東京都町田市の さわざき歯科医院院長 沢崎和久です。日常のこと、歯科に関する情報、その他、徒然に書いていきます。

歯科医院でのレントゲン撮影について

2011-10-21 15:01:51 | 歯科

レントゲンの機種や撮影する部位にもよりますが、歯科医院で撮影する小さなレントゲン写真の放射線量は、大きいレントゲン写真も小さいレントゲン写真も、線量は非常に小さく、集団検診で撮影する胃のレントゲン写真1枚(約4.1mSv)のおよそ200~400分の1、自然界から1年間に受ける放射線のおよそ120~240分の1程度です。

レントゲン写真を撮影する時に用いる防護エプロンには鉛が入っています。
臓器は、撮影時に鉛が入った防護エプロンを装着することによって、放射線による被爆をほぼゼロにすることができます。
防護エプロン以外にも、レントゲン室の壁やドアの中には鉛が使用されており、外部に放射線が漏れないように設計されています。

歯科医院で撮影するレントゲン写真の安全性は高いと言ってよろしいかと思います。

放射線量のおおよその目安

方法等 部位 放射線量(mSv)
口内法(小さなレントゲン写真)
0.01
パノラマ(大きなレントゲン写真)
0.02
CT撮影 頭部
0.5
集団健診撮影 胸部
0.3
胃部
4.1
  胸部
0.065
胃部
2.0
東京・ニューヨーク間を飛行機で往復したときの放射線量
0.2
日本人が1年間に自然界から受ける放射線量 2.4
ガラパリ(ブラジル)の人が1年間に自然界から受ける放射線量
10.0

放射線技師会雑誌 より


ドライマウス・口腔粘膜疾患セミナー

2011-09-09 15:16:39 | セミナー
9月4日は都内で鶴見大学講師中川洋一先生の、ドライマウスと口腔粘膜疾患のセミナーに出席しました。

寝坊するといけないので、前日は会場近くのビジネスホテルに宿泊しました。
夜は「おやじビル」とも言われるニュー新橋ビルで夕食をとりました。
名前は「ニュー新橋」ですが、昭和のニオイが漂っています。
前にも来たことのある、地下1階にある熊本料理の「居酒屋 扇里」に入りました。


黒ホッピー、馬刺し(霜降りと赤身)、豆腐味噌漬け。

ニュー新橋ビルでもう1軒ハシゴしようかとも思いましたが、せっかく都内に出てきたのだから、三田のワインバー「しょこら」に足を延ばしました。
土曜の夜にしては珍しく空いていて、美人ソムリエール(と言うと怒られるのですが)の成田さんオススメの赤ワイン、からすみとムール貝のパスタをいただきました。



さて、翌日はセミナーです。
最近は当院にも、虫歯や歯周病以外に、「口が乾く」「味がおかしい」「口臭が気になる」「舌がピリピリする」というような症状を訴える患者さんが増えています。
他にも、口腔粘膜の病気で来院される方も増えています。
中川先生はドライマウス(口腔乾燥)や口腔粘膜疾患の第一人者で、テレビの健康関連番組にもよく出演されているので、講義も大変わかりやすかったです。
中川先生の著書は3冊持っており、折りにふれ目を通していましたが、実際に講義を聴いて更に理解が深まりました。


会場で、もう1冊、中川先生の著書「チェアサイド・介護で役立つ 口腔粘膜疾患アトラス」を買いました。

ドックベストセメントセミナーとオイスターバー

2011-08-30 01:11:55 | セミナー
日曜日は都内で小峰一雄先生によるドックベストセメント実習セミナー(学際企画主催)がありました。
もう2回受講していますが、私はあまり物覚えがいい方ではないのでまた受講しました。
ドックベストセメントは、通常、神経を取らねばならない治療になる症例にもかかわらず神経を残すことができると期待される治療法で、当院では昨年11月に導入しました。ちなみに当院のドックベストセメント治療第1号は私です。

セミナーは70名もの参加者で、小峰先生のセミナーで顔馴染みの小野沢先生、都丸先生が実習インストラクターとして参加されていました。
午前中は講義で午後からは実際にセメントを練って充填する実習でしたが、小野沢先生から
「沢崎先生も手伝って下さいよ」
と頼まれ、一応私も受講生であるにもかかわらず、セミナーに参加された先生の実習のお手伝いをすることになりました。
他の先生方の実習のお手伝いをしていろいろと質問を受けてみると、今まで自分の中で曖昧だった点がはっきり理解できて、非常に良い経験となりました。


小峰先生(中央)、学際企画の高橋さん(左)、私(右)

セミナー終了後は小峰先生に誘っていただいて、品川にある「グランド・セントラル・オイスター バー&レストラン」での懇親会に参加しました。
ワインと牡蠣とステーキの美味しい店でした。


女優であり、看護師・保健師でもある石井苗子さん(実は昔からファンです)も特別ゲストとして同席されました。
テレビでもとてもきれいな方ですが、実際にお目にかかると、やっぱりオーラが出ていました。
話題も豊富で、とても気さくな方でした。
たまたま私がワインを選択することになり、料理に合わせてカリフォルニア産のシャルドネとニュージーランド産のピノ・ノワールを選んだのですが、私よりもはるかに舌が肥えているであろう石井さんから
「美味しいですね。料理に合いますね」
と言っていただき、ますます大ファンになりました。



いい師、いい仲間と楽しい時間を過ごすことができました。
この日学んだことを今後の診療に活かしていきたいと思います。







健康長寿の切り札 レスベラトロール

2011-08-27 13:51:54 | アンチエイジング


NHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる~発見!長寿遺伝子~」にて、100近くの老化要因を抑え、肌、血管、脳など様々な器官が若く保たれ、寿命が延ばす「サーチュイン遺伝子」の機能を高める成分としてレスベラトロールが紹介されました。

「フレンチパラドックス」という言葉をご存知でしょうか?
フランス料理といえば、肉料理、バターやクリームを使った高脂肪・高カロリーの食事です。
フランス人は脂肪摂取量が多いにもかかわらず、心臓疾患による死亡率が極めて少ないことが知られています。この一見矛盾とも思われる事実が注目を集め、「フレンチパラドックス」と呼ばれています。
これは、赤ワインに多く含まれるポリフェノールの効果だと考えられていましたが、近年の研究から、特にポリフェノールの一種であるレスベラトロールが心臓疾患のリスクを減らすという結果が科学誌に発表されました。

レスベラトロールは「サーチュイン」という細胞の寿命を延ばす酵素を活性化させます。それにより、加齢とともに短くなる「テロメアDNA」を守り寿命を延ばすことができます。
マウスを標準食群と高カロリー食群のマウスの半分にレスベラトロールを投与しました。
高カロリー食を摂ったマウスでは、通常食マウスと比べ以下の症状が認められました。
1.体重の増加・肥満 
2.寿命の短縮 
3.運動能力の低下 
4.インスリン抵抗性の増加(糖尿病になりやすい) 
5.脂肪肝

ところが、高カロリー食とともにレスベラトロールを摂ったマウス群では、体重の増加は見られたものの、そのほかの点は標準食群のマウスとまったく同じで、高カロリー食群に見られた症状は見られませんでした。
つまり、レスベラトロールによって、肥満に伴うさまざまな異常が妨げられたのです。
また遺伝子解析により、高カロリー食の影響によって生じる変化のほとんどは、レスベラトロールにより抑えられることも示されました。
レスベラトロールを摂取することで、カロリー制限(カロリーリストリクション)を行わなくても、寿命延長効果があることが明らかとなりました。

当院では、アンチエイジング外来の一環として、レスベラトロールサプリメント(赤ブドウエキス含有食品)を扱うことになりました。1粒(322mg)中、総ポリフェノール75.0mg、トランスレスベラトロール12.5mgを含みます。
120粒入り9,800円です。詳細はお問い合わせ下さい。

横浜「霧笛楼」にて

2011-08-20 18:04:28 | グルメ
昨日は横浜にあるフレンチレストラン「霧笛楼」にて、東京町田ロータリークラブの納涼例会がありました。
弁護士のN先生御夫妻、信託銀行支店長のIさん御夫妻と一緒のテーブルで、美味しいワインと料理を楽しみながら、仕事の話はほとんど無しで、文学・歴史・芸術などの話で盛り上がりました。
2時間があっという間に過ぎました。



メインディッシュの横浜ロースです。
すべての料理が美味しかったです。食器も素敵でした。
糖質制限ダイエット中ですが、昨夜の料理はほぼ完食しました。