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インゲン栽培のマネタイズ① 【相場感】 - マッシンのblog
で(納品価格)
輸入が400円、市場が800円、
小売りが100gで198。と。
そんな感じでしょうね。
ほいで業務食(給食センター、老人ホーム)
(飲食店、それらのセントラルキッチンなど)
は安い冬の時期に買いためる(発注)して
おくか、
在庫が切れたり、代替物として安かったら
日本製のものを買う。
そうすると、
業務食のものはだいたいキロ400円まで
のものを探し、
青果で並べるものはキロ800円くらい
なら出せて、
それを消費者ににキロ2000円で供給し、
段階的に値下げして(売れなかったら)
最後はキロ1000円くらいで
見切り品で売る。と。
そんな感じですね。
となると、
直接売るとキロ2000円であるが、
市場だとキロ1000円いくかどうかも分からない。
だったら直売所に直行だな。
となりますね。
ただ、
■直売所は買い取りではないので
売れる保証は無い
■市場は買い取りなので必ず売れる
となります。
次に、
■直売所で売れ残ると返品になり
・・・ロスのマイナス計上を産む。
■市場は売れる金額で売れるので
・・・売上のマイナス計上がある。
そんな感じです。
販売経費など
■手数料は市場も直売所もほぼ変わらない。
直売所の方が高い傾向にある。
■市場は実質24H商品を出荷できる。
もちろん価格シールやJANコードは不要。
また市場は野菜冷蔵庫がある。直売所は必ずある
というわけでもなく、地産地消と鮮度。
を推し過ぎて無い場所の方が多いはず。
要は、直売100円、市場80円なら、
間違いなく市場に出した方がマシ。
だし、
市場がめちゃくちゃ安いのは事実ですが、
直売所もだいたい比例します。
どっちもどっちかな
【専門性と特化された部分】
■市場は公設市場とよばれロードサイドに建設され、
基本は
野菜便と呼ばれる巨大トラックの出入りが
可能な設計となっているので。
駐車場がクソ広い。
取引金額がクソ低くても政府が支援しているのでw
それが可能となっているのですね。
まあ物理的な部分よりは
【情報】も流通している。
事の方が重要でしょう。
そういった面で個人的に市場は
域内市場とHUB市場に分けてます。
HUBの方がでかい。
というわけではありません。
売り先と機能の違いです。
例えば県外バイヤーが特定曜日に来る。とか、
送りの曜日が確定していると、その曜日に一回
ねじこみお願いできます。
というか、送りの曜日を聞くだけでもよい。
すると例えば、
火曜と金曜定期。とか教えてくれるので、
月曜と木曜に持ち込んでみて金額を見る。
商談や
コミュニケーションをいちいち
取らなくても
こういうやり取りは出来ます。
あと、
送る便が決まっているという事は帰り便の
中身を聞くと面白いですw
これは野菜では無かったりします。
そうするとインターネットでぐぐりまくっても
絶対にわからない、
陸送が日本を支配しw
消費動態の分布マップを作っている事に気づきます。
まあほぼ人口分布に比例しますがね。
域内市場というのは、
市場でものを買う方のお店の力が強い市場。
域内もHUBもどちらも生き残る為の選択をしてきた
のでより脈動を感じる動きをしています。
ECやデジタルマーケットの方が速い。
のは嘘です。
まあ、速度は変わらなくても、
ECは粉飾表示が出来るので、
伸びづらいでしょうね。
直売所もメリットは当然あります。
一番は
自分の売り先をとして
お客様を案内できる事。
市場よりもレスポンスが速い点。
まず一番はイベント。
イベントだとふるまいがあったりすると
人が殺到しどんなクズでも何度も出荷。
というボーナスステージ
があります。
あと
平日でも観光バスが停まる日を教えてくれる
とか、地方のキー局が取材に来るとか。
それで
ワンチャンSNSでバズる
など。
それに応じて出荷調節すると良いです。
戦略としては専門性が低く誰にでも
攻略しやすいポイントがあります。
【規模感】
消費感覚とでもいいますか。
どれくらい植えたらいいの?の
調査です。
まず日本人がインゲン。
を必ず食べなければならない理由は。
(その理屈だと風習出荷が強いです。
作るのは大変ですが七草粥など)
ありません。
選択肢はあります。
どちらかと言えば、
季節の変化を感じましょうとか。
そういう意味合いです。
でインゲンが供給される時期にどんな野菜が
あるのでしょう。
調べるまでもなく
たくさんあって草
まあ、当たり前体操ですね。
いんげんだけが生えて、他が枯れるwという
風景は無いですから。
ので
野菜を買う人数
インゲンを買う人数
おなかいっぱいになる人間の数
この3つを調べる必要があります。
が
こんな動態調査をするくらいなら、
もっと儲かる商品で
やれ
という事になります。
ただこのように方程式をアタマに入れておきつつ、
生産して出荷していくと調査と答え合わせを
全部同時にできますし、
他の商品にもコピペできますね。
基本は生産体制の構築が一番です。
生産体制とは、
組織の内容、技術など生産する為に必要な
体制の事を指します。
なので、
とりあえずgdgdいってねーで
植えてみる、
直売所に出してみる、
余れば全部市場に投げる。
でいいと思います。
なので工程としては、
①市場に出荷する意思を伝える。
電話でも良いと思います。まあ高齢化社会の象徴
のような事業体となっているので、
窓口の方はだいたい優しいです。
基本は前職でやり方を覚えておく。
のが一番ですが。
②直売所に出荷申請する
ですね。
EC先だと相場観がブッ飛んでいて
まるで情報商材みたいに明確な
価値を磨かない商売になりがち。
まあデジタルコンテンツあるあるだすな。
ただECのやり方はこれは、
もうYouTubeやインフルエンサービジネスで知られて
ますが、
全部やれ
これ一択で草
ですね。
FB、X、インスタ、スレッズ、YouTube、ライン
全部。
ポケマル、食べ直、アウル、メルカリ、PAY2
全部。
Amazon、ヤフーshop、楽天、
全部。
全部やって死んでいくアカウントを消していく作業かな。
.
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.
そんな私は、
■市場取引価格が一番高く、
■ECが二番目。
■直売所は三番目で、春以外は
出荷辞めました。
ECもそろそろ辞めようかな。と思っています。
とにかくわかっているのは
どれかが特別突出しているわけではありません。
それぞれの機能や性格、色をみるとインゲン農家には
市場攻略が一番いいような気が。
しますね。