里に実る日記

satomi の徒然な日記です。
芝居、映画、奄美大島三味線、旅行、嵐(特に大野君)… のことなど書きます。

「六ヶ所村ラプソディー」

2007-10-01 | 芝居・映画
「声をあげよう女の会」の二部で映画「六ヶ所村ラプソディー」を観ました。

監督:鎌仲ひとみ

ストーリー(オフィシャルHPより)
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。
この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。菊川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。
隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。
一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。
2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。
圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。
・・・

上演後のトークショーで鎌仲さんが言った一言。
「敵は自分だった。」

私達が毎日使っている電気を作っている原発から出たゴミを再処理するための工場なんです。
私が使っている電気なんです。
どうしたらいいのか分からなくなる・・・。

鎌仲さんは、こうも言っていた。
「敵がハッキリしている、答えが用意されている映画(テレビも含めて)の方が人々に受け入れられ易い。」

(鎌仲さん元はテレビ局でドキュメンタリー番組を制作していた方で、テレビではいろいろな制限があるし、答えがないのは作り図らいそうです。)

確かにそうかも。。
この「六ヶ所村ラプソディー」は、敵は自分だし、結局どうしたらいいのかの答えがない。
でも、この映画を観た一人一人が考えて、自分なりにどうしたらいいのかを考えることが大事なんだろうと思った。
私はどうしたらいいのだろうか・・・。

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