メトトレキサートを休薬した方が良い場合

日本リウマチ友の会
冊子「流」289号　（2012年3月27日発行）

（17ページより）

メトトレキサートを休薬して医師に相談した方が良い副作用の初期症状


■骨髄障害
口内炎、口中のあれ、のどが痛い、だるい、疲れやすい、発熱

■間質性肺炎
空咳、息苦しさ、発熱（38℃以上）、呼吸困難
上記が急に発症する

■感染症
急な発熱、咳、痰、息切れ、呼吸困難、皮膚の発疹、水ぶくれ（帯状疱疹）
慢性の感染症では微熱、軽い咳、痰で、無症状の場合もある

■リンパ増殖性疾患
発熱（微熱～高熱）、やせる、疲れやすい、だるい、寝汗、
頚（くび）、脇の下、鼠径部（そけいぶ）のリンパ線が腫れる、
咳、皮膚の結節

※そけい部・・・太ももの付け根の前部。

薬価、引き下げ

日本リウマチ友の会
冊子「流」289号　（2012年3月27日発行）

（49ページより）

生物学的製剤アクテムラ（一般名：トリシズマブ）の薬価が
25％引き下げられました。

厚生労働省は2012年3月5日、薬価基準全面改定を官報告示しました。

市場拡大再算定が16成分48品目に適用され、そのなかに生物学的製剤で
抗リウマチ薬アクテムラ（一般名：トシリズマブ　2008年6月国内販売開始）
が引き下げ幅いっぱいの25％となりました。

アクテムラは、体重あたり8mgを4週に1回、点滴静脈注射で使われます。
たとえば体重50kgの人は400mgで、薬価は従来の
117,459円から88,094円になります。

したがって計算上は、3割負担の場合35,237円が26,428円になります。

猫（37）