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街歩き花歩き

スルモナ Sulmona(2)

スルモナ Sulmona(2)街歩き ―夏―




7月の朝、ホテル Santa Croche Ovidius のテラスは花盛り






朝のうちに、ちょっと一人で街歩き
南北に細長く東西は狭い街なので、大通りを歩くと左右の路地の先には山が見える






目抜き通りコルソ・オヴィディオをたどって行くと見えてくるのは街の門、ポルタ・ナポリ



外側から見たポルタ・ナポリ



門の外へ出て、道なりに回って行く
これ、アーモンドの木ではなかろうか?



この塔の向こうはガリバルディ広場



カラスが朝の水浴び中
この芝生広場の下は駐車場らしい



この門は Porta Saccoccia
路地に出ている旗は路地によって何種類かあったので、多分、シエナのコントラーダの旗みたいなもの



門から路地に入っていくと小さな広場に泉があって、おじさんが朝の水汲み中



路地の出口、いや、こっちが街の中だから、入口かな
旗の模様のライオンが道に



角を曲がるとガリバルディ広場
今日は市の日ではないはずだけど、何軒かお店が出ている
あとで、ホテルにあったパンフを見たら、あの旗はやっぱりコントラーダみたいなもので、この広場で地区対抗戦もあり
しかも、シエナのパリオのような競馬ではなく馬上槍試合!(騎士がぶつかり合う訳ではないらしい)



街の観光は、まずホテル近くの大聖堂から



扉の両側にはスルモナの守護聖人
左はサン・パンフィーロ、右はサン・ペリーノ
(「ペリーノ」ってコンフェッティの地元大手メーカーがある)



入り口を守るライオンは13cのもの
大聖堂は何度も地震で壊れて再建されているけれど、使えるパーツは再利用されているそう









天井画は20世紀に完成



オルガンは18世紀のもの



祭壇の地下のクリプタ



クリプタにはロマネスク様式の部分が残っている



クリプタの15世紀のフレスコ画



13世紀の聖母子像 Madonna delle Fornaci



コルソ・オヴィディオの Santissima Annunziata
アヌンツィアータ教会(左)と宮殿(旧・病院)の複合施設



ファサードの様式は15世紀のアブルッツォのもの






宮殿中庭のローマの詩人オヴィディウス像



宮殿の中には市立博物館がある



民族衣装の展示が華やか









ローマ時代の神殿床モザイク(レプリカ)など、周辺の遺跡から出土したものの展示も



アヌンツィアータ教会



教会の祭壇は豪華なバロック~ロココの装飾



説教壇とパイプオルガン



大理石象嵌の礼拝堂
巻き髪でドレスをまとった木製のマリア像



祭壇を囲む手すりも象嵌装飾






こんなかわいいモザイクも



9月20日広場
青空の下、難しい顔で詩作するオヴィディウス像



Fontana del Vecchio「老人の泉」と水道橋
泉の水はとても冷たくてきれい



水道橋の向こうはガリバルディ広場



サン・フランチェスコ教会ファサード



ファサードだけの教会の横に回ると、ここが今のサン・フランチェスコ教会









Santa Maria della Tomba 墓の上の聖母マリア教会



バラ窓は建物の規模からするとずいぶん大きい



壁面のフレスコ画の名残り
大聖堂クリプタの聖母子像と同じ作者と思われるそう



教会前の広場









満開のコンフェッティ



このお花は、白いコンフェッティを色つきセロファンでくるんだもの
あとは造花づくりの要領で、針金でくくって、束ねて花にして、葉っぱを付けて・・・






公園を通ってホテルに戻る



公園の突き当たりは大聖堂



別の年、秋のスルモナは スルモナ Sulmona(3)10月下旬、遠くの山に雪の降る頃


2016.7...

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