2014-03-22 午前4時40分我々を乗せたフェリーは対馬厳原港の岸壁に静かに接岸した
夜明けにはまだほど遠く、
国境の島「対馬」の空を見上げると半分ほどに欠けた
鈍い黄金色の宵月が可愛らしく浮かんでいる。
先週の【虚空蔵山県境尾根】に続き二週連続の山歩きで、今回は対馬に遠征だ
長崎県の五島や対馬にも良い山があるが、なかなか離島まで足が向かない。
県内と言えども海を隔てているため飛行機や船での移動となり、気候がわり合い安定する
春先が良いしそれと最近対馬には猛毒を持った『ツシマアカスズメバチ』が増えだしている
蜂の活動がまだ鈍いこの時期を選んでの遠征となった。
(2012年5月に五島【七つ岳縦走】の時稜線でスズメバチと遭遇)
21日の午後7時に佐世保を発ちフェリー乗船地の博多港に山仲間7人で向かった。
23時乗船 二等指定席の船室に全員はいり、早速寝酒のビールで前夜祭
暫くパーティ仲間と懇談し夜行列車ならぬ夜行フェリーの船室で、
ド・・ド・・ド・・エンジンの連続音を耳にしながら何時しか眠りについていた。
厳原港より午前5時 ジャンボタクシーに乗り込み5時35分洲藻登山口に到着
暗い登山口でヘッドライトの明かりを頼りに、朝食や登山の準備を済ませ
06:00 白嶽より有明山への16kmの縦走をスタートした
06:41 真っ赤な太陽が樹間より差込み、国境の島の夜明けです
鳥居分岐 06:50
黄金色の光が 山床を彩り綺麗です
すっかり夜が明けると同時に、
白嶽への厳しい登りが待っていました
白嶽西峰山頂 07:28
北西の風が強く、安全の為ザックを降ろし座っています
山頂より南側 三角点がある岩尾根を覗く
東側にそそり立つ岩峰
雲と光と風そしてシルエット 自然が奏でる【四重奏】
隣国まで45km日本海を隔てた『韓国』を確認したいが
PM2.5の影響で残念だが見えません
国境の島 西の果て九州百名山の山頂からの
展望を海風と共に楽しんだあと鳥居分岐へ戻る 08:07
穏やかな朝の山複を楽しむ様に水平歩行
大きな樅の木が林立し豊かな山に やま椿が誇らしげに咲く
道標には必ず『ハングル語』が併記されている
紅白のお花でお祝い
縦走路の約中間点『上見坂』 10:13
上見坂を少し下り、右手に折れ権現山へ続く舗装された林道を歩く
天気は「サイコ~~ウ」
四等三角点の刻印 ?
長い林道歩きの末『有明山登山口』11:30
山頂付近の草原に4.5帖程の小さな池
カエルの卵が無数に孵化している最中
溜まる水は何処から?
暫くの間 水中観察
「こんなに沢山、カエルになってどうなるの?」
「蛇などの餌になるのか?」
小池から顔を上げ振り返ると先程登った
白嶽の白い岩峰が遠くに見えた
有明山山頂 11:59
富士さんが港の階段で足を挫いたので、気にはなっていた。
今迄13kmを元気良く歩き少し遅れ気味になる所もあったが、
痛さや歩き辛さなど感じさせる事とがなかった。
しかし食事中気になったので、登山靴とソックスを脱がせ左足を見たら
踝が大きくはれ上がってねん挫状態
「この足でここまでよく歩いてきたね~」
「我慢して必死だった」と富士さん
「そんな我慢する処の問題じゃない」と言いたいが
富士さんの根性とパーティへ迷惑を掛けない思いやりの心に敬服いたし、
早速湿布と痛み止めを飲ませた。
昼食後 富士さんのペースでゆっくり下山する事をパーティに伝え、
富士さんを先頭に下山しだすが、少しゆっくりではあるが
足に痛み等気に留めない様子で緩みなく快調に下っていく。
12:36
仲間達が「リックを持とうか」と言っても本人は「大丈夫」と断った
清水山城跡に立ち寄る予定だったが、パスした 13:40
今屋敷に下山 14:00
此処から約1・5km先の宿まで最後の歩きを残しているが、
状況を考えジャンボタクシーを地元の方に電話をお願いした快く呼んでくれた。
「有難うございました」 対馬でも地元の方の優しさにふれ
感謝です
本日歩いた 【白嶽から有明山へ】の縦走図
縦断図
宿で夕食までの時間を、静かに(但し男性酒盛りで~す)過ごしたおかげで、
富士さんの足の腫れも幾分か治まった。
厳原の繁華街を通り港に流れていく川筋にある地元の方が好まれている夕宴会場となる
居酒屋『千両』までお蔭で歩く事が出来た。
美味しい料理を肴にして地元産の芋焼酎『やまねこ』を飲み
仲間達と今日の山行を振り返り、山談議をまじえ楽しい時間を過ごして
山歩きの疲れを癒やした。
“ 皆さん いい一日を ありがとう ”
夜明けにはまだほど遠く、
国境の島「対馬」の空を見上げると半分ほどに欠けた
鈍い黄金色の宵月が可愛らしく浮かんでいる。
先週の【虚空蔵山県境尾根】に続き二週連続の山歩きで、今回は対馬に遠征だ
長崎県の五島や対馬にも良い山があるが、なかなか離島まで足が向かない。
県内と言えども海を隔てているため飛行機や船での移動となり、気候がわり合い安定する
春先が良いしそれと最近対馬には猛毒を持った『ツシマアカスズメバチ』が増えだしている
蜂の活動がまだ鈍いこの時期を選んでの遠征となった。
(2012年5月に五島【七つ岳縦走】の時稜線でスズメバチと遭遇)
21日の午後7時に佐世保を発ちフェリー乗船地の博多港に山仲間7人で向かった。
23時乗船 二等指定席の船室に全員はいり、早速寝酒のビールで前夜祭
暫くパーティ仲間と懇談し夜行列車ならぬ夜行フェリーの船室で、
ド・・ド・・ド・・エンジンの連続音を耳にしながら何時しか眠りについていた。
厳原港より午前5時 ジャンボタクシーに乗り込み5時35分洲藻登山口に到着
暗い登山口でヘッドライトの明かりを頼りに、朝食や登山の準備を済ませ
06:00 白嶽より有明山への16kmの縦走をスタートした
06:41 真っ赤な太陽が樹間より差込み、国境の島の夜明けです
鳥居分岐 06:50
黄金色の光が 山床を彩り綺麗です
すっかり夜が明けると同時に、
白嶽への厳しい登りが待っていました
白嶽西峰山頂 07:28
北西の風が強く、安全の為ザックを降ろし座っています
山頂より南側 三角点がある岩尾根を覗く
東側にそそり立つ岩峰
雲と光と風そしてシルエット 自然が奏でる【四重奏】
隣国まで45km日本海を隔てた『韓国』を確認したいが
PM2.5の影響で残念だが見えません
国境の島 西の果て九州百名山の山頂からの
展望を海風と共に楽しんだあと鳥居分岐へ戻る 08:07
穏やかな朝の山複を楽しむ様に水平歩行
大きな樅の木が林立し豊かな山に やま椿が誇らしげに咲く
道標には必ず『ハングル語』が併記されている
紅白のお花でお祝い
縦走路の約中間点『上見坂』 10:13
上見坂を少し下り、右手に折れ権現山へ続く舗装された林道を歩く
天気は「サイコ~~ウ」
四等三角点の刻印 ?
長い林道歩きの末『有明山登山口』11:30
山頂付近の草原に4.5帖程の小さな池
カエルの卵が無数に孵化している最中
溜まる水は何処から?
暫くの間 水中観察
「こんなに沢山、カエルになってどうなるの?」
「蛇などの餌になるのか?」
小池から顔を上げ振り返ると先程登った
白嶽の白い岩峰が遠くに見えた
有明山山頂 11:59
富士さんが港の階段で足を挫いたので、気にはなっていた。
今迄13kmを元気良く歩き少し遅れ気味になる所もあったが、
痛さや歩き辛さなど感じさせる事とがなかった。
しかし食事中気になったので、登山靴とソックスを脱がせ左足を見たら
踝が大きくはれ上がってねん挫状態
「この足でここまでよく歩いてきたね~」
「我慢して必死だった」と富士さん
「そんな我慢する処の問題じゃない」と言いたいが
富士さんの根性とパーティへ迷惑を掛けない思いやりの心に敬服いたし、
早速湿布と痛み止めを飲ませた。
昼食後 富士さんのペースでゆっくり下山する事をパーティに伝え、
富士さんを先頭に下山しだすが、少しゆっくりではあるが
足に痛み等気に留めない様子で緩みなく快調に下っていく。
12:36
仲間達が「リックを持とうか」と言っても本人は「大丈夫」と断った
清水山城跡に立ち寄る予定だったが、パスした 13:40
今屋敷に下山 14:00
此処から約1・5km先の宿まで最後の歩きを残しているが、
状況を考えジャンボタクシーを地元の方に電話をお願いした快く呼んでくれた。
「有難うございました」 対馬でも地元の方の優しさにふれ
感謝です
本日歩いた 【白嶽から有明山へ】の縦走図
縦断図
宿で夕食までの時間を、静かに(但し男性酒盛りで~す)過ごしたおかげで、
富士さんの足の腫れも幾分か治まった。
厳原の繁華街を通り港に流れていく川筋にある地元の方が好まれている夕宴会場となる
居酒屋『千両』までお蔭で歩く事が出来た。
美味しい料理を肴にして地元産の芋焼酎『やまねこ』を飲み
仲間達と今日の山行を振り返り、山談議をまじえ楽しい時間を過ごして
山歩きの疲れを癒やした。
“ 皆さん いい一日を ありがとう ”