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佐世保(g)西海私立公園

地元 佐世保を中心とした記事を書いています。

[~ば]

2009-01-13 23:38:00 | 佐世保弁講座
[~ば]は主に(~を)の場合に使用します。

「お母さん、小遣いばちょうだい。」
(お母さん、小遣いをちょうだい。)

他には
「がんばらんば!」
(がんばらなくっちゃ!)
の意味もあります。


[~ば]には次の面白いエピソードが残っています。

[難波さんの名字を見たS子]

S子「こい何"なみ"って言うと?」
  (これ何"なみ"って読むの?)
N男「なんば」

S子「何"なみ"って言うと?」
  (何"なみ"って読むの?)
N男「なんば」

S子「こいさー!何"なみ"って言うと!?」
  (これさぁ!何"なみ"って読むの!?)
N男「なんば」

S子「そいけん!何"なみ"かって聞きよるやろがっ!!」
  (だから!何"なみ"かって聞いてるんじゃないの!!)
N男「そいけん、そん人は"なんば"って言うったい!」
  (だから、その人は"なんば"と読むんだよ!)

おわかりですか?
N男さんは難波の名字を正しく「なんば」と答えているのですが、S子さんは「なんば」を「何を?」と取り違えてしまったという実際にあった出来事です。

[ごたる]

2009-01-11 18:47:34 | 佐世保弁講座
[ごたる]は「~のようだ」を意味し「~のごとくある」が簡略化したものと思われます。また「る」を「ん」とも発音します。
佐世保では「ん」を使う人が多いようです。
「今日は寒かけん、雪ん降るごたる(ん)ねぇ」
(今日は寒いから、雪が降るようだねぇ)

想像した場合は「る」を省略します。
「こがん雪ん降ったら、積もるごた…」
(こんなに雪が降ったら、積もるかも…)

[なおす]

2009-01-09 22:49:55 | 佐世保弁講座
[なおす]は一般的には「修理して直す」や「病気を治す」と正常に戻す意味ですが、佐世保弁ではもう一つ「片付ける」「しまう」の意味もあります。

「あんた、そがん散らかして!早う(はよう)なおしなさい!!」
(あなた、そんなに散らかして!早く片づけなさい!!)

[しかぶる][たいかぶる][よそわしか]

2009-01-08 19:32:14 | 佐世保弁講座
※(注)お食事中の方は、この項目の閲覧をお控えください。

[しかぶる][たいかぶる]の2つは下(しも)の方で、お漏らしの意味を表す方言です。

小(ピーッ!)の場合は「~を、しかぶる(しかぶった)」

大(ピーッ!)の場合には「~を、たいかぶる(たいかぶった)」
また↑は、お腹が下り柔らかくなり過ぎた場合にも使用します。

※今回この項目の例文は控えました。

[よそわしか]は、汚いを意味します。

「こがん"よそわしか"事まで、ブログに書かんでよか!!」
(こんな汚い事まで、ブログに書かなくてもいい!!)

失礼しました。m(_ _)m

[(い)を(か)に]

2008-12-21 21:58:34 | 佐世保弁講座
佐世保では、形容詞の(い)を(か)と発音します。

(良い)→→→「良か」
(美しい)→→「美しか」
(きれい)→→「きれか」
(汚い)→→→「汚か」
(美味しい)→「美味しか」
(旨い)→→→「旨か」
(高い)→→→「高か」
(長い)→→→「長か」
(早い)→→→「早か」
(面白い)→→「面白か」……等々

皆さんも(い)を(か)に変換して喋ってみてください。

[よか (よかね~)(よかよ~)]

2008-12-21 21:00:51 | 佐世保弁講座
[よか]は(良い)(いい)を意味します。

[よかね~]は感心したとき、羨ましいとき等に使います。
「初めて聴いたばってん、この歌よかねぇー!」
(初めて聴いたけど、この歌いいねぇー!)

「わが、競馬で当てたってや?、よかね~!」
(お前、競馬で当てたんだって?、いいなぁ~!)

[よかよ~]は、人に薦める場合に使います。
「あそこの温泉は、肌がツルツルなるけん、よかよ~!」
(あそこの温泉は、肌がツルツルなるから、いいよ~!)

また[よかねー]と[よかよー]は質問と応答のときによく使います。
「このお菓子、食べてよかねー?」「うん、よかよー」
(このお菓子、食べていい?)(うん、いいよ)

最後は漫才風に締めくくりましょう。
「もう、よかっ!!」
(もう、ええわっ!!)

m(__)m