さるタジラのブログ

怪獣の写真とかを上げていく予定…。

ガレキ製作記 T`sFacto編

2020-07-31 22:19:00 | 日記

今回は、直近で完成させた2作品、T'sFacto様の「デストロイア完全体VSゴジラジュニア」「ゴジラVSビオランテ」を製作過程から紹介したいと思います。

 

まずはデストロイア完全体VSゴジラジュニアから。

再販される直前には、ヤフオクで25万円で落札されていたとんでもないキット。

自分のようなここ数年でガレキに手を出した人間が買えているはずもなく、ずっと指をくわえて眺めていました。

再販して頂けて、本当にありがたかったです…



キットのパッケージ。



作例写真



真っ白な成型色。持つとズッシリと腕にきます。
 
 
 
それでは、いつも通り洗浄して、ミッチャクロンを吹き、塗装となります。
 


まずは組み立てと軸打ちです。とんでもない重量を微妙なバランスで支えるキットなので、慎重にやらないといけません。



↑ビルと台座の接着面には、3箇所軸を打ちました。



↑ボディ部分も2本打ち。



↑足とビルの接合部は、後で脱着したいので接着せず。
2本でも完全に安定はせず、最終的には3本の軸を打つことになりました。
さすがにガッチリ固定できました。






という訳で、軸打ちとパテ埋めが終了です。上は仮組みしたもの。
 
この時点でボリュームがヤバすぎて若干引いてましたし、気後れ気味でした…w
 
首から上や羽は、塗装してからにしたいので後回しに。
 
という訳で、ミッチャクロンを吹いて塗装開始です!



自分はデストロイアを塗る時は赤から立ち上げるようにしています。
 
黒の上から赤だとやっぱり発色が悪いので…
 
くすんだ感じの塗装とかもありますが、僕は発色が良く出てる塗装が好きなので、色を鮮やかに出せるように心がけています。



大体パーツが出来上がってきました。
 
今回、デストロイアの羽にはアレンジを入れ、皮膜が外側に行くにつれて白くなるようにしました。
やっぱり赤と黒だけの怪獣なので、アクセントとして黄色ともう1色欲しいなと思って。
 
爪の塗装も妥協は出来ません。
実際のスーツは割と真っ白な爪がそのまんまついている感じなんですが、それでは模型として落とし込んだ時に、ただただ雑なだけの爪の塗装に見えてしまうなあと…
 
なので爪や牙を塗る時は、必ず根元から色が変化していくようにしています。
 


ゴジラジュニアも塗りあがり、ほとんど組めば完成という状況に近づきました。
 
ジュニアの体色はゴジラの同族というイメージで、少し黒めにしてみました。
もちろん、ジュニアらしく緑色寄りの黒にしています。
 


デストロイアを台座へ。
 
デストロイアの角も、本来のスーツはもう少し灰色のようなくすんだ色をしているんですが、光っているという前提の色にしています。

また、胸の部分も、スーツはもっと白いんですが、個人的にあれも浮いて見えるのが好きじゃないので、黄色と赤色のグラデーションにしてあります。
 
全体としては、爆炎から出てきた後なので、茶色く汚れているイメージです。







組み上がりました。
 
ゴジラジュニアの眼前に、尻尾をうねらせながら舞い降りる巨大なデストロイア。
 
本編では見れなかったシーンを、山脇さんが見事に立体化してくれました。
本当格好良すぎます。
 
自分の塗装はよく色鮮やかと言って頂くことが多いんですが、色鮮やかというのは安っぽく見えやすいということでもあります。
 
いかに発色を良くしながら、リアルな雰囲気を作れるか。
そこでいつも悩まされております。
まあ大抵は汚しを入れるんですけど。
 
 
 
という訳で、デストロイア完全体VSゴジラジュニア、完成です。
 
長さ50cm、高さ50cmに及ぶ、我が家で最大級・最重量のキットとなりました。
 
以下、完成写真となります。

 



いやあ、何度見返しても凄い迫力のキットですね…!

デストロイアの羽の白が、しっかりアクセントになってくれました。

解説にも書きましたが、結構自分のアレンジ入れてるので、劇中まんまというよりは、「俺のデストロイア!」という感じです(笑)

しっかしほんとデカいですね!

ゴジラジュニアが立ち向かえる気がしないぐらいのラスボス感です。

なんたってVSシリーズ最後の敵ですからね、このぐらいでなくちゃ! 

 正直、組み立て塗装全てにおいて、普段の何倍も大変なキットでしたが、その甲斐あって格好良く仕上げることが出来ました。



そして、後日。





机の上にいた巨大なキットは…



なんとかデトルフに収納することが出来ました。




デストロイアを台座から外し、尻尾の先端も外してなんとか入れられました。

もともと展示会とかに持って行くことを想定していて一部を取り外せるようにしていたのが、功を奏した感じです。

(え、持ってくのこれ?)

やはり置き場は最大の問題ですからね…

 という訳で、デストロイアVSゴジラジュニアのレビューはこれにて。









そして今回もうひとつのレビューするキット、T's Facto「ゴジラVSビオランテ」になります。


こちらはかなり前に販売されて高騰化しており、数年前に再販されていたキットです。

前々から狙っており、5月ぐらいに思い切って注文しました。

自分が買ってすぐ後に売り切れになり、あの時買って良かったと心底思いました…。




キットのラベル。



完成見本写真。

では製作過程を見ていきましょー!

いつも通り洗浄して、軸打ち接着パテ埋め開始です。


左手で持ってこの大きさ…腕がプルプルしていました。



仮組み。展示会にも持って行ったりしたいので、どこを接着して良くて、どこを接着しないほうが良いのか考えながら、工程を組みます。





さて、完成までのプランも決めたところでミッチャクロン吹いて塗装開始です。

まずはゴジラから。



今回は、爪を塗ってからUVレジンでコートしました。
塗装剥げると面倒なので…綺麗に仕上がるし、お気に入りです。





ゴジラの頭部を塗って、胴体と接着。このままオーソドックスなゴジラでも良いのですが…



今回はこの生頼ポスターの雰囲気と、劇中のぶっかけゴジラを足したような雰囲気にしたいなと。





で、こうなりました。
頭部の黄色味が強くて、下がるほど緑に近いイメージです。

これでゴジラはひとまず出来上がり、次はビオランテです。


ビオランテ塗り始め。まずは基本色となる色を各地に散りばめます。



先に頭部から攻めます。
口内は樹液を吐いた後なので、黄色の液体が残っているように。

完成直後の写真を見ると、ビオランテの顔は色々な色が入っていることや、目の前部には紫のラインが入っているのが見て取れます。

以前のクダフロミさんのである程度劇中に近い色合いが出来たので、今回はより派手に。

若干色を誇張気味に塗っていきます。


ビオランテスーツをよく見ると、背中のヒレ部分に黄色の細かい斑点があるので、それも入れていきます。
目も、白目というよりはピンクで中央がぼんやりとしたような色なので、それを目指しました。







やはり山の怪獣なので、鮮やか過ぎるのも考えものですので、汚していきます。



体表は、遠くから見ると紛れもなく緑色なんだけど、近くで見ると黄色や茶色の、本当の山や地面のように塗っていきます。

イメージとしては、山そのものが動いている雰囲気です。





電飾の準備。外付けスイッチだと台座もなく見映え的にどうだろう?というところで、開いているスペースを利用して100均のミニライトをぶち込むことにしました。
これならいくらでも交換可能だし。



触手の先端も。少し改造して、より口が大きく開くように。
ギョエーー!と断末魔の声を上げているような感じにしてみます。



腹部の電飾の発光を確認。
赤やオレンジ一色になるのではなく、部分的に色が変わる方がビオランテらしさを感じます。

さらにこのタイミングで牙と口の横の膜パーツを接着。
牙は別であらかじめ塗っておいたので、グラデーションが綺麗に出せています。



ゴジラと並べて。絡み付けるのが楽しみです。



口の中によだれをつけます。
本当は上下で繋げても良かったのですが、運搬の時に支障が出そうなのでやめておきました。



放射樹液を吐いた後なので口内がベトベトです。



さて、これでビオランテも完成です。
後はゴジラと絡めて行くだけ…。

このあとの組み立ても正直えげつないぐらい大変でしたが、まあどうにかこうにか完成させることが出来ました。



 

それでは改めて、T's  Facto「ゴジラVSビオランテ」完成写真です。 

 


いやあ、巨大な山のようなビオランテがゴジラにのし掛かるようなアングルは最高ですね!

非常に絵になる構図なので、塗装も振り切った方が面白いと思い、こういう感じになりました。

単色ではなく、よく見ると色んな色を使っているのが分かれば幸いです。

ゴジラの塗装は生頼ポスターを多分に意識しています。

本当、塗り終わって、原型作った山脇さん凄過ぎるだろ…という感じになりましたw







以上で、今回のレビューは終わりとさせて頂きます。

どちらも少し前の自分なら、気後れして絶対買いませんでしたね…(笑)

ビオランテなんて3年前ぐらい?の、まだ自分がガレージキットを作り始めてない頃にWFで見て、「欲しいけど絶対作れないなあ」なんて言ってたキットなんですw

やっぱりコツコツとキット製作を続けてきた甲斐があったなあ…としみじみと感じております。

これからも頑張るぞー!


てな訳で、今回はこの辺で失礼させて頂きます。





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2 コメント

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Unknown (takuulla)
2020-08-01 20:00:59
制作ブログお疲れさまです!
工程がとても参考になりましたし、何よりそんな風に考えながら塗装してるのかぁ〜というのを知れたのが良かったです。
見てますと自分もやってみたくなるような内容なのも良いですね( ^ω^ )
私も早く諸々組んで塗装したいです🖌
またのブログ更新を楽しみにしています😋
返信する
Unknown (sarutajira)
2020-08-01 21:08:52
ありがとうございます〜。
やっぱり文字数が多く書けるので、色々書けますね!
楽しんでもらえて何よりです。
ブログの方も続けてくように頑張ります!
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