こんにちは。
前回のワンフェス2024夏レポート①に続き、②のレポートとなります。
個人卓ご紹介の続きとなります。
(終盤はバンドリの話が入ってきます。)
では早速レポートを始めさせて頂きます!
◼️工房RASENさん
そのブースに着いた時には、ご本人のオルガの塗装の綺麗さに思わず「これ僕が塗る必要ありました…?」と聞いてしまったほど(笑)。
後日の東宝特撮WF記事でも後述させて頂きますが、今回オルガの展示見本の塗装依頼をして頂いた工房RASENさん。
元々特殊メイク等にも関わっていたとのことで、昨年のWF初登場のスペゴジバストからそのオーラがひしひしと出ておりました。
そして続いて躍動感あふれるマガオロチというニュージェネ怪獣キットの名作を出し、今回はオルガのデザインバージョンを販売となりました。
そのブースに着いた時には、ご本人のオルガの塗装の綺麗さに思わず「これ僕が塗る必要ありました…?」と聞いてしまったほど(笑)。
夜のシーンの色味がそのまんま立体化されたような素晴らしい彩色でした。
造形もデザインイメージということもあり、そのディテールの細かさはスーツをしのぎます。
流麗なそのモールドの入れ方もお見事で、まさに惚れ惚れとするような原型でした。
御本人は波動砲塗装のオルガを非常に喜んで頂き、依頼して良かったです!という感想を頂き本当に嬉しかったです。
↑今回塗装させて頂いたオルガの彩色見本。
「波動砲収束イメージカラーVer.」
↑以前製作したマガオロチ。
サイズ感も僕の好みの20㎝前後で素晴らしい物を続々と作られており、これからも楽しみにしております。
◼️てんつく工芸さん
こちらに伺うと、毎度鮫順さんが温かく迎えてくれます。
マイナスワンのティッシュケースは、鮫順さんの手造形ならではの味わい深さと構図の良さが合わさり、とても素晴らしい原型になっておりました。
思わず塗りたい…!と思ってしまうほど。
こちらも後日メーカーさんから発売予定とのことで、非常に楽しみですね。
台座の海がクリアになるというのも、綺麗な質感になりそうで楽しみです!
また、この大戸島ゴジラも素晴らしい。。
あの山の奥からニュッと顔を出した写真、それにそっくりの見た目と現実に落とし込んだおどろおどろしさに溢れています。
これからも素晴らしい作品を楽しみにしております。
◼️JOKU PRODUCTIONさん
前回ポスタースペゴジと悪魔的なデストロイアで注目を集めたディーラーさんからは、初代メカゴジラが登場!
ゴジラの皮を被りニセゴジラとして暴れ回るメカゴジラでしたが、やがて本物のゴジラが登場し、その両者の衝突により削れる表皮。
そして、光とともにニセゴジラの皮が消え、その中から現れたのは…銀色に光るメカのボディ。
当時衝撃的だったであろうメカゴジラの初登場シーンです。
まさにそのゴジラの皮膚が取れていくシーンをイメージしたキットとなっております。
メカ部分と表皮の対比が絶妙で、色々な角度から見たくなる恰好良い原型でした。
チョイスの面白さと格好良さが光る作品でした!
ちなみに僕は昭和メカゴジラが大好きだったりします。
理由は単純です。
劇中でこれでもかというぐらい強いからです。
僕が幼少の頃は既に機龍もGフォースメカゴジラもいたので、ムック本でザっと歴代メカゴジラを見た時に思わず「武器も少ないしあんまり強くなさそうだな」と子供ながらに失礼な印象を抱いたのが昭和メカゴジラでした。
どうしてもデザイン上、後発の物よりシンプルに見える面もあるため、そう思うのも仕方ないかもしれません。
(機龍基準だったので最初はメカゴジラにバックパックがあるのが普通だと思っていました。)
ところがいざ本編を見てみるとどうでしょうか。
そもそも設定が悪、シンプルな見た目なのに全身の至る所からミサイルだのビームだのを撃ちまくる、弾幕が強すぎてゴジラもシーサーも逃げ惑うしかない、挙句前後の2体をまとめて制圧。
それまでの昭和怪獣とは一線を画す超火力でゴジラを圧倒する姿には驚きを隠せませんでした。
弱そうなんて思っててごめんなさい、と見終わった後に思わず思ったものです。
今となっては、全身にリベットが打たれたそのディテールやシルエットも好きになり、昭和怪獣の中でもかなり好きな怪獣になっています。
以上、少し脱線してしまいましたが昭和メカゴジラの話でした。
◼️KOC茨木彰さん
茨木さんからは、スーパーリアルデフォルメシリーズからマイゴジが登場。
特徴を捉えた各部の造形と、テクスチャの満足感が高い逸品となっています。
真電が付属することで、デフォルメだけれども躍動感があるという、ポージングの面白さも出ていますね。
他にも続々と登場しているディアゴスティーニさんの展示もございました。
茨木さんの色々な東宝怪獣の造形が見られるという意味でも、楽しい展開だと思います。
◼️二郎工房さん
お仕事でもプライベートでも仲良くさせて頂いている二郎工房さんからは、大戸島ゴジラが登場。
今回からは3D造形を始められています。
3Dの原型から一度出力してからアナログでディテール調整なども加え、キット自体もレジンに置き換えているとのことでした。
そのためハードなディテール感もがっつりと出ているキットになっています。
ポージングは「ジュラシックパーク」ラストの、咆哮するレクシィをイメージしているそうです。
まさに恐竜版ゴジラとも言える存在にはピッタリのポージングでしたね!
前日まで複製するというかなり激務なスケジュールということもあり彩色見本は間に合わなかったとのことですが、塗ったら一体どういう雰囲気になるのかとても興味がありますね…!!
■ホコロビト(Yoshi.さん)
Yoshi.さんからは、スーパーメカゴジラが登場!!
元々のGフォースメカゴジラの曲線のシルエットと、Yoshi.さんのテイストが非常にマッチしており、これまでにないアレンジのメカゴジラで非常に格好良いです。
特にガルーダの翼状のアレンジはYoshi.さんならではであり、その迫力をさらに増しておりました。
横のデストロイアと並んでも、どちらも怪獣の魅力とも言える少し怖い・不気味といったイメージがストレートに湧き出てきます。
まさにYoshi.さんによるアレンジゴジラシリーズが出来つつありますね…!
本来は全く印象の違う怪獣のはずなのに、並ぶと作風が一貫しているように見えるのも素晴らしいです。
今後も是非楽しみにしております…!
エイリアンもビッグチャップへの愛が存分に感じる姿になっておりました…!
手元で動かしたくなりますね。
続々と各メーカー様にて展開しており、どれも楽しみにしております。
◼️浅井造型さん
浅井造型さんからは、「ガメラ対ギャオス大怪獣空中戦」の名シーンが!
それまでの初代・バルゴンの流れを汲んだ大人のドラマと、これ以降の子ども路線のターニングポイントに位置していることもあり、双方のテイストが程よくミックスされている本作。
人間ドラマ、怪獣描写のバランスもとても丁度良く、昭和ガメラの中でも屈指の人気作ではないでしょうか。
その富士でのガメラとギャオスの激闘が見事に立体化されています。
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さすが浅井造型さんと言うべき、まさにスーツの再現と呼べる造型・彩色がともに美しく、まるで劇中から飛び出てきた様なクオリティの2体でした。
◼️イマージュさん
たまおさんからは、かわいらしい南海ゴジラが。
たまおさんからは、かわいらしい南海ゴジラが。
「ゴジラ1966~闘眠~」です。
洞窟で眠っているゴジラ(この後爆破されて無理やり叩き起こされるのですが)を劇中のイメージから乖離し過ぎず、かわいらしくもある絶妙なバランスでデフォルメ化しています。
◼️酒井ゆうじ造型工房さん
酒井さんからは、デアゴスティーニから週刊でラジコンとして出ていた60cm初代ゴジラがレジンキット化!
近年の初代ゴジラの復刻スーツなども手掛けている酒井さんによる、渾身の初ゴジとも言える巨大キットではないでしょうか。
◼️餅雪さん
バルタン星人のアレンジモデルに、新作のゼッパンドンの胸像など。
相手を挑発する際に見せるクイッ、クイッ、と腕を動かすジャグラーらしいポージングを切り取っています。
◼️元貴さん
遂にゴジラ・アースがお披露目となりました!
そのボリュームと全身の流れるようなモールドの美しさは、完売も納得の存在感でした。
これまで出ていたゴジラアースの立体物の中でも、個人的に劇中に最も似ていると思うものかもしれません。
横顔がまた格好良い…!!
元貴さんご本人とも初めてお話しさせて頂き、ゴジラアースへの想いなども沢山お聞きかせ頂きました…!
植物由来なことや金剛力士を要素として取り入れた点など、そのデザイン段階から非常によく考えられて構想されておりとても好きなゴジラなんです、といったことを原型を眺めながらお話下さいました。
まさにゴジラアースへの想いによって生み出された美しいアースでした。
◼️いち。さん
普段はクリーチャーデザインなどの販売や、商業原型師としても活躍されている いち。さん。
ネッシーのカップ麺フタやニューネッシーなど、個人的にUMAも好きなのでとてもそそるものばかりを作られています…✨
今回そのブースでは大型のマイナスワンゴジラのバストが展示されておりました。
造形・塗装ともに迫力のある、まるで熱線を放つ直前かのようなゴジラ。
思わず子ども達が立ち止まり、「ゴジラだ!」と叫んでいる光景も微笑ましかったです。
◼️造型工房キトラさん
代表の岡さんが主導し、各地で怪獣造型教室などを開催しているキトラさん。
そこで怪獣造型を体験した生徒さん達が、実際に原型師としてキトラでデビューするなど、怪獣模型を盛り上げる点でも素晴らしい活動をされています。
今回も大変賑やかなブースになっておりました。
岡さんのブースでは、新作のバルタン星人が。
有名な分身シーンをキットにて再現しており、非常に面白く緻密な造形となっていました。
そのサイズ感にぎっしりと作り込まれたディテールや、背景パネルも含めて1つの作品となっている作例見本もとても素晴らしかったです。
バルタン星人が本来持つ異質で不気味な雰囲気がひしひしと感じられる魅力的なキットになっていました。
同じくキトラさんの元から原型師デビューしているtocさんも、劇中から出てきたかのような見事なアンギラスを作られています。
1本1本植えられている甲羅や忠実な顔など、とてつもない再現度です。
◼️マルマメ堂さん
今回ワンフェス前からも話題となっていた初代ゴジラ。
三畳紀に生きていた単弓類などのテイストも感じるような、海生哺乳類爬虫類というゴジラの設定により近いものを感じるアレンジが施されています。
◼️りんこさん
以前より素晴らしいデフォルメガメラなどの3D造形作品を作られていたりんこさんが、ワンフェスにてついに登場です!
僕もミニG3を買わせて頂きました。
非常に顔も可愛く、全体的なデフォルメとしてのまとめ方も素晴らしいんですよね…!
大戸島ゴジラも細かく作り込まれており、その獣脚類然としたフォルムがまた格好良かったです。
101匹ソルジャーレギオンの展示はまさに圧巻…!
これだけの同じものの複製・塗装を考えただけでも身が震える思いです。
小さなビールケースがまた良い味を出していました。
思わず、酒の神バッカスは中身を呑まずして云々〜と言いたくなります(笑)
■YOUさん
アレンジヘドラやバルタン星人・セミ人間の胸像などの程よいサイズ感のキットが並んでおりました。
それぞれの塗装も、雰囲気に合った落ち着いた塗装で格好良いです。
尻尾の大きな、なかなか見ないテイストのヘドラ。
うねりながら起き上がるようなポージングがまた動きを切り取ったアニメチックな雰囲気もあり、不気味で素晴らしいです。
■葵ビイムさん
劇中から飛び出して来たかのようなデストロイア飛翔体がおりました。
劇中から飛び出して来たかのようなデストロイア飛翔体がおりました。
あまり立体化されていない形態ですが、飛翔体特有のツノの根本側の太さや曲がり具合も再現されている素晴らしい造型でした。
本体や翼の塗装もプロップの印象がそのまま伝わってくるかのような綺麗な彩色でした。
■ナカシーさん
かわいらしいデフォルメの怪獣総進撃ゴジラたち。
頭と身体の等身バランスにもこだわりが垣間見える、絶妙なデフォルメ加減でした。
怪獣島の光景をデフォルメしたかのようなジオラマが、その魅力をさらに引き立てていました。
以上が、今回のワンフェスでの個人卓での怪獣紹介となります。
まだまだ紹介出来ていない怪獣ディーラーさんもいらっしゃいますが、なんとか回り切れたディーラーさんのみ投稿させて頂きました…!!
後で「あ、あそこに行けなかった!」「行ったけどブース前の人が凄くて近寄れず…」というパターンや、時間に押されたり疲労でご挨拶出来なかったり…もう1日では足りなくなってしまいました(泣)。
レビュー出来なかった方、行けなかった方には申し訳ありませんが、次もまた頑張りたいと思います。
ここからは、僕の立ち寄った怪獣以外のブースを少しだけご紹介致します!
完全に趣味です。
◼️グワンジさん
そのお名前からも想像できる通り、旧復元の恐竜から最近の恐竜までズラリと並びます。
昔の図書室で読んでいた図鑑から出てきたようなもの言わぬ迫力を持つ恐竜たちが魅力的なブースです。
その中に、前から塗りたいなと思っていたキットがありました・・・
今回はこちらのアロサウルスバストを買わせて頂きました。
以前より良いなと思っていた原型ですが、今回はレジンキット化をされたということで迷わず購入…!
あくまでアロサウルスのバストではありますが、その少し分厚く感じる身体や顔の風格などは、ジュラ紀最大級の肉食恐竜サウロファガナクスを思わせます。
アロサウルスとは骨盤の形が少し違うだけで、当初はアロサウルスの大型個体(アロサウルス・マクシムス)とも考えられていた本種。
身体はスリムですが、ティラノサウルス級の13mに迫る肉食恐竜でもあり、ジュラ紀の中ではエパンテリアスやトルヴォを除くと最大級の捕食者だったのではないでしょうか。
僕が小さい頃に一度全身骨格が幕張の恐竜展にも来ていたようで、是非見たい恐竜でもあるのです。
この恐竜が大好きでしたので、今回はそれを想起させるこちらのバストキットを買わせて頂きました。
昨年現地で初めて見た瞬間からビビッときたこちらのキット、是非格好良くリアルに塗りたいですね…!
◼️karaageさん
こちらは僕がいま1番好きなアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」(通称迷子)に登場するボーカル高松燈さんです。
今回はこちらも買わせて頂きました。
実はしっかり作り始めています…!(やすり終わっているのでもうすぐ塗装に入りたいです。)
見本の塗装がイメージそのままで素晴らしいので、ここを目標に頑張りたいと思います…!
怪獣ばかり塗っている身なのでドキドキですが、きちっと綺麗にかわいく塗りたいものです。
■uagn米蟲さん
こちらはギターの愛音とベースのそよもおり、アニメOPの光景なので傘なども立体化されています。
キャラクター達もそうですが、楽器のクオリティも高くて凄かったです…!
造形も塗りも凄い。
5人組ユニットなのであと2人いますので、全員集合も見てみたいですね…!!
写真を撮るために並ぶ人も多く、MyGOの人気をひしひしと感じておりました。
ちなみにワンフェスの前日も、午前は会社の前日搬入、午後はMyGO!!!!!のライブに行っていました。
バンドリ it's MyGO!!!!!、バンドリ見たことない人でも13話単発で全然見れるギスギスドロドロのガールズバンドアニメで最高なので是非見てください!!
ホントにずっと喧嘩してるので楽しくて仕方ないです。
もちろんそれだけでなく、地に足ついたキャラ達がもがいて進んでいく様がたまらないのです。
アマプラでも見れますので是非!
(隙あらば布教。)
僕も迷子からバンドリにハマりましたし、周りもそんな人たちがいっぱいいます(笑)
曲も良いし、実際にアニメで演技している声優さん達が楽器を使ってリアルライブもするし、滅茶苦茶演奏うまいしでバッチバチに盛り上がります。
とりあえず僕に騙されたと思って是非アニメを見てください…!!
ライブは滅茶苦茶ぶち上がりました。
実は普段もライブ一緒に行ってるのは模型仲間達だったりします。
怪獣模型の繋がりというより、もうオタク趣味全般の友達て感じなので気楽でありがたいです。
最近は怪獣に関してはどうしても半分お仕事だったり義務になりかかっている部分もあるので(もちろんそれもやりがいがあって楽しいのですが)、適度にバンドリやスポーツ観戦で息抜きをしています。
ファンとして純粋に楽しんで、会場で一体となって声を出したりできるコンテンツがあるというのはやっぱり楽しいですね…!
もちろん怪獣というメインの趣味があってこその話ではありますので、模型活動もこれからもモリモリ頑張ります。
要するに、趣味がドンドン増えていくので大変です(笑)。
それでは今回はここら辺で。
なんだが後半はバンドリの方が多く話してしまった気もしますが…。
次回はワンフェス2024夏のラスト記事。
東宝特撮ワンフェスのレビューと、お仕事で関わった件を少しだけご紹介して終わりたいと思います。
それではまた。