ペットのお寺「サラの苑」スタッフブログ

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仏さまの種まき

2017-11-11 14:39:12 | 仏さまの種まき

こんにちは、サラの苑です。

秋らしい天候の日が続いておりますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

二十四節気のうえでは立冬を過ぎ、いよいよ冬がやってきます。

ちなみによく天気予報で耳にする二十四節気とは、

中国の戦国時代に季節を分ける方法との事で、

立冬から立春の前日までを冬とするそうです。

これから冷え込みも厳しくなります。

暖かくしてお過ごしください。

 

さて本日は、本藏院住職によります『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

働くとは、はた(他)をらく(楽)にすることである

 

誰が言ったか、先人たちは素晴らしい言葉を

残してくれています。他を楽にするというは、

仏の慈悲の極みであります。

広辞苑で「働く」と引きますと、「精を出し仕事をする」と出てきます。

仕事と言う事も「仕える事」と読む事が出来ます。

何に仕えるか、それも人それぞれあると思いますが、

一つには世間という事はいえるのではないでしょうか。

昔は、世間という言葉に「さま」を付けて、

「世間様」と呼んでいました。

太陽の事も「お天道様」や「はたらき様」とも呼んでいました。

他と言う事の捉え方が、何とも謙虚であり

崇高なものとして扱われていたように思います。

そしてその中から生まれてくる

「他の喜びが我が喜びである」と言う仏教の慈悲の心。

人間は、働くという行為を通して、慈悲を学び、

自身において最高の喜びを得ることができるのであります。

「働く」と言う事も仕事や労働と言うことのみならず、

他を利するという点からも考えてみると良いかもしれません。


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