札幌映画サークルがたどって来た道

The Historical Journal of Sapporocinema Circle

『名もなく貧しく美しく』の上映会 + 楢部一視さんの講演会を開催します。 【終了しました】

2011-05-30 11:08:13 | 札幌映画サークル イベント告知
札幌映画サークルは、2011年6月12日(日)、札幌市教育文化会館講堂において、2010年9月16日に逝去した小林桂樹と2010年12月28日に逝去した高峰秀子主演の松山善三第1回監督作品『名もなく貧しく美しく』(1961・東宝)の上映会を開催します。

この上映会は、ここ数年にわたって“日本映画名作祭”で好評を得ている楢部一視さんの講演もお聴きいただけるように企画しました。
日本映画の全盛期に活躍された高峰秀子さんを中心に往年の日本映画の魅力について語っていただきます。


『 名 も な く 貧 し く 美 し く 』

この物語は、聾唖(ろうあ)者同士の結婚をテーマに、第二次世界大戦敗戦後の混乱期を貧しいながらも一生懸命生き抜く若い夫婦の姿を描いた感動作であり、不朽の名作です。


『 名 も な く 貧 し く 美 し く 』


1961年/日本映画(東京映画制作・東宝配給)/松山善三監督作品/モノクロ/シネマスコープ/129分

製作・・・藤本真澄、角田健一郎/監督・脚本・・・松山善三/撮影・・・玉井正夫/音楽・・・林光/美術・・・中古智/照明・・・石井長四郎

出演・・・高峰秀子、小林桂樹、島津雅彦、草笛光子、根岸明美、荒木道子、高橋昌也、松本染升、沼田曜一、三島耕、織田政雄、中村是好、南美江、小林十九二、南道郎、十朱久雄、藤原釜足、多々良純、村上冬樹、中北千枝子、加藤武、河内桃子、賀原夏子、原泉、八波むと志、小池朝雄、加山雄三、他


* サンフランシスコ国際映画祭・主演女優賞受賞 【高峰秀子】
* 1961年第35回キネマ旬報・日本映画ベスト10第5位   


上映と講演の日程【会場】
  札幌市教育文化会館4F講堂
     (札幌市中央区北1条西13丁目)

【上映日時】 2011年6月12日(日) 開場時間・上映の各15分前
  1) 10:00~、 2) 13:30~ (2回のみの上映です)

【講演】
  12:15~13:15 (1回目の終了後)

【鑑賞料金】
  前売り券 800円 (当日1000円)←一律料金
  札幌映画サークル会員 無料

【予約】
  011-747-7314 (Tel & Fax)
  sapporocinema@yahoo.co.jp (Eメール)

【主催】
  札幌映画サークル

【後援】
  札幌市、札幌市教育委員会

楢部一視さんのプロフィル中学・高校・大学とも早稲田に学び、大学時代に雑誌『劇評』社に所属、三島由紀夫、戸板康二、津村英夫の各氏に学びました。1948年上野高校で発足した“映画之友友之会”の第1期生。以後、淀川長治氏を人生の師と仰ぐ。1955年松竹入社。京都・大船両撮影所でプロデューサー助手時代を経て、映画、テレビを通じ三浦綾子作品を多く担当しました。その縁で1978年から札幌在住。現在“アトリエ楢部”を主宰し、映画・演劇活動者の育成を支援しています。趣味は“文楽”。
『映画批評研究』津村会会員。札幌映画サークル会員。



オペラ映画を楽しむ会 『椿姫』上映会を開催します。 【終了しました】

2011-05-17 17:02:32 | 札幌映画サークル イベント告知
札幌映画サークルは、“オペラ映画を楽しむ会”に加わり、ほぼ1カ月に1本の予定で、オペラ映画の上映会を開催します。

舞台映像ではありません。
荘重な教会で、由緒ある古城や街並みで、映画の名匠たちが演出・実写した“オペラ映画”。

1960~1980年代に、これ以上は望めないほどのキャスト・スタッフの手でオペラ映画の名作が10数本生まれましたが、巨額の製作費ゆえの諸々の壁に阻まれて日本ではほとんど劇場公開されませんでした。

時を経て、これらの作品がデジタル・シネマ化され、分かりやすい日本語字幕付きで、ようやく私たちが楽しめる機会がやって来ました。

オペラに詳しくなくても、クラシックに弱い人でも、観れば神話・宗教感・中世史といった西欧文化の核心に触れ、感覚的に理解出来る、といわれています。



“恋は「遊び」と信じていました。
      あなたと会うまでは___。”


巨匠フランコ・ゼッフィレッリによる豪華絢爛な映像美。
世界中で絶賛される至高の『椿姫』



『椿姫/La Traviata』

1982年/イタリア映画/イタリア語版(日本語字幕スーパー)/カラー/スタンダード/105分/ステレオ/デジタル上映/提供・ユニテル/配給・(株)ティ アンド ケイ テレフィルム

作曲・・・ジュゼッペ・ヴェルディ/監督・・・フランコ・ゼッフィレッリ/原作・・・アレクサンドル・デュマ・フィス/指揮・・・ジェイムズ・レヴァイン/演奏・・・メトロポリタン歌劇場管弦楽団/合唱・・・メトロポリタン歌劇場合唱団

出演・・・テレサ・ストラータス(ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テノール)、コーネル・マクニール(バリトン)、アラン・モンク、アクセル・ガル、ピーナ・チェイ、マウリツィオ・バルバチーニ、他


豪華絢爛なオペラ演出の第一人者として、また『ロミオとジュリエット』や『永遠のマリア・カラス』といった映画の監督としても有名なフランコ・ゼッフィレッリが、タイトル・ロールにテレサ・ストラータス、アルフレードにプラシド・ドミンゴの出演を得て作り上げた至高のオペラ映画!

イタリア映画の聖地であるローマのチネチッタ撮影所で12週間、ノルマンディーで2週間、さらにパリで1週間のロケーション撮影が行われ、ゼッフィレッリ自らが長年収集してきた物も多数含まれたヴィクトリア期の調度品で埋め尽くされた画面の豪奢さ、美しさは圧倒的!

また、第2幕の夜会のシーンで、ボリショイ・バレエのプリンシパル、ワシーリエフと、プリマのマクシーモワが超絶技巧のダンスを見せるシーンも必見!


“♪乾杯の歌” “♪ああ、そはかの人か” “♪花から花へ” 他、美しいアリアがいっぱい!


<上映日程>

【会場】
  札幌共済ホール
    ( 札幌市中央区北4条西1丁目1番地 共済ビル6階)

【上映日時】 2011年5月26日(木) 開場時間・上映の各30分前
  1) 14:00~15:45、 2) 18:30~20:15 (2回のみの上映です)

【鑑賞料金】 時間指定のチケットになります
  前売り券 2300円 (当日2600円)←均一料金
  団体割引(5枚以上の事前申し込み) 2000円
  札幌映画サークル会員 2000円
  (未就学児童の入場不可)

  *大丸藤井、4丁目プラザ、道新、教分のプレイガイドで発売中!

【お問い合わせ・ご予約】
  011-252-3828 (Tel→平日10:00~18:00)
  011-252-3848 (Fax→24時間受付)
  〒060-0031 札幌市中央区北1条東13丁目1-79 プリズム「オペラ映画」係

【主催】
  札幌映画サークル

【後援】
  札幌市、札幌市教育委員会