海外での生活で困ることのひとつは散髪です。
そろそろ髪が伸びてきたので散髪屋を探さねばならないのですが、ヨーロッパの人とは髪質が違うので、ちゃんとした格好になるのか、不安なところです。
以前、上海に住んでいた時にイギリス系の美容院にいったら、出てきたのはイギリスで仕事をしていた中国系の美容師でした。
彼は、僕のガチガチの直毛で、しかもサイドの髪が上に向かってはねあがるという癖を持った手ごわい髪を扱うことができず、途中でどうしたらいいかわからず、匙を投げられそうになったことがあります。
彼の頭の中のイメージを、僕の髪ではどうしても表現できなかったわけです。
彼曰く、ヨーロッパ人の髪はやわらかくて実に扱いやすい、とのことでした。
フランクフルトまで行けば、日本人がやっている散髪屋さんもあるそうなのですが、料金も55ユーロ(8千円くらい)と高く、わざわざフランクフルトまで出ていくのも面倒なので、Wiesbaden市内で探してみることにします。
WEBで検索してみると、市内の中心部に、散髪屋があることがわかりましたのでそこに行ってみます。
店にはいってみると、予約も必要なく、数分待っていればいい、とのこと。
どうやら、スピードと安さで勝負している店でした。
店の前に書いてある「13」という数字は、住所の番地ではなくて、「13ユーロ」ということなのでした。
数分待っていると、自分の順番。
金髪のおねえちゃんが担当になったので、こいつで大丈夫かな、と思っていましたが、バリカンを駆使し、チャチャッと処理していきます。
サイドは長さを確認しながらバリカンで刈っていき、髪が少ない上のほうは、これも長さを確認しながらハサミで軽く切っていき、
鏡で後ろを確認して、たった5分ほどで終了。
時間が短かったのに、変な格好にはなっていませんでした。
まあ、あたりだったと言えましょう。
13ユーロでこの時間の短さなら、空き時間にすぐ散髪できて便利です。
最近は、昔とは違って、髪の量も減って、髪質もやわらかくなったので、ずいぶんと扱いやすい髪になっているのかも知れません。
20代のときにくらべれば、今の髪の量はたぶんもう半分以下でしょうから。
おわり