ここ最近は台風が続きますね。 先週の台風26号では大島で土砂崩れにより大きな被害がありました。被災された方々にはお見舞い申し上げます。 温暖化の影響なのか、自然災害の怖さを改めて感じました。
同じ台風では、当社でも朝の出社時に駐車場がすっかり冠水。。。 昼には水が引いて大した被害にはならずに済み幸いでした。今日も27号が近づくのか?と身構えてましたが、今現在の千葉はまだ静かなようです。
さて、今日はアリゲーターシャーリングによる非鉄スクラップの切断事例をいくつかご紹介しましょう。
定番は電線くずリサイクルの前処理加工でしょう。
ワッパの状態では剥線作業し難いので、およそ1m程度にCUTしたり、端子部分などの異物を切り落としたりするんです。
電線リサイクルには必須の作業ですね。
それともうひとつの定番はアルミサッシ
サッシは嵩張りますから減容するために短めに切断したり、ビス付き部分を切り落としたりしして品位を上げ俗に「Aサッシ」と言う製品に加工します。 ビスやプラスチックが付着したままのモノは「Bサッシ」となり、単価が変わるんです。
次は銅ブスバー
たいがい施工時に曲げてあったりしますので、フレコン等の容器に収まりが良いように切断します。メッキ付とメッキ無しを切り分ける付加価値UPのパターンもありますね。
エアコン配管 の場合は短めにCUTすると銅管と断熱材に分別できたりします。
変り種としては「ACSR/鋼芯アルミより線」といって架空送電線で使われているアルミ電線です。
これは高~い場所で長~い距離に施工される電線なので、芯線にピアノ鋼線が使われていて張力を保つように作られているんです。 パッと見はどこがピアノ鋼線か判りません。そこでアリゲーターシャーリングで短くCUT後に磁選機によってアルミと鉄に分けるんです。
リサイクルの基本は分別です。 「メタル ワケル リサイクル」 非鉄金属リサイクルでの切断例でした。
次回は産廃編をご紹介しましょう! 社長の中根でした。