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【続】鳩vs三立機械

2011-09-26 15:23:38 | その他

こんにちは!事務の中條です。

前回『三立に住みついた鳩』について書かせて頂きましたが、

続きを書いてみたいと思います。

興味がある方もない方もしばしお付き合いください。

  ⇒前回の記事はコチラ

 

結局、工場に住みついたままの鳩を捕獲すべく、

再びEさんが作ってくれた新型がこちら↓

Dsc09855

前回よりも、外観も仕掛けも完成度高くなってます!!

 

この新作がすごかった!

①仕掛けるとすぐに捕まる(2羽同時の時もあり)

   ↓

②遠い地に放す

   ↓

③また工場に鳩がいる

 

これを何度も繰り返し、ついに鳩が来なくなりました!

三立の粘り勝ち!?

 

それにしても、何度となく三立に戻ってきた鳩。

同じ鳩だったのか気になり、ネットで調べてみた所、

知らなかった鳩の生態にビックリ!

皆さんは知っているかもしれませんが、

私が知らなかった鳩の生態について、いくつか挙げてみます。

 ・鳩は生まれて半年で繁殖期に入り、1年中繁殖ができ、繁殖力が高い。

 ・1回に産む卵の数は2個。 年間7~8回産む場合がある。

 ・餌の少ない季節でも喉から栄養分豊富な液体を分泌し雛に与えることができる。

 ・完全一夫一婦制で絶対に浮気をしない鳥と言われている。

 ・帰巣本能に優れ、何百キロも離れた場所に連れて行っても自分の巣に帰ってくる。

これだ!

三立に何度も現れた鳩は、同じ鳩の確率が高そうです!

『伝書鳩』の存在はもちろん知っていましたが、

きちんと巣に戻ってくるのは、

訓練された鳩だけだと思っていました。

動物の本能は素晴らしい!

 

ともかく、あの鳩さん、三立より住み心地のよい地を見つけ、

元気に平和に暮らしている事を願います!


右ネジ?左ネジ?

2011-09-20 00:07:07 | メンテナンス

こんにちは。メンテの池田です。

今回は剥線機の”ダブルナット”についてお話したいと思います。

ダブルナットは、正面から見てスリッター部の上下ロールシャフトの一番右端についている部品です。

(画像の一番右端の金色の部品です。※見やすいようにカバー類を取り外しています。)

002_2

スリッター部は、ロールシャフトにRロール(そろばんの玉?みたいな部品)とスリッターが交互

にはめ込まれて構成されています。そして最後にダブルナットで締め込んで固定されています。

剥線機をご使用いただいているユーザー様の中には、ご自分でスリッター交換をされる方も

少なくありません。ただ、ダブルナットの外し方(緩める回転方向)がわからない、という

お問い合わせも結構あります。取説の「スリッターの交換」の項に、注意事項として以下の

ように記載があります。

!注意

・ダブルナットはゆるみ防止のため、上下及び内外でネジ方向が異なります。

上ロールシャフトの場合は、外側のダブルナットが右ネジ、内側が左ネジ。

下ロールシャフトの場合は、外側のダブルナットが左ネジ、内側が右ネジ。

ゆるめる時、締め込む時にはネジ方向を充分ご確認ください。(CA/CA-S型の場合)

・・・・・何だかややこしいですね。

僕も修理をやりはじめた頃は、緩めているつもりが思いっきり締め込んでいた、なんて事

がありました・・・お恥ずかしい話です。そんな失敗の中から身に付けた僕なりの覚え方を

お教えします。

外側のダブルナットは、剥線機を正転方向(通常のスイッチON状態)に起動した場合の向き

に回すと緩む。内側のダブルナットは、その逆。

たったこれだけのことですが、間違えることはなくなりました。

是非一度チャレンジしてみて下さい。


ナゲット機の話 その1

2011-09-08 22:25:14 | 製品について
ここ数年注目が集まっているナゲットプラントですが
一つの機械ではなく複数の機械がつなげてあるプラントであったり、
湿式と乾式があったりと複雑な為、最初の検討で割とみなさん頭を悩ませているようです。
実物の機械を見ると納得していかれるのですが、噛み砕いて理解するのはなかなか難しいと思います。

なので、ナゲットプラントの重要な部分を簡単に説明しようと思います。ざっくりとですので、わかっている人には面白くないかもしれません。
ナゲットプラント2つの重要な機械で構成されています。
乱暴な言い方をするとその他は付属機器ともいえます。

1 電線を砕く ⇒粉砕機

2 銅と皮に分ける⇒選別機

この2点です。

1番の電線を砕く工程は、電線を選別するために適した大きさに砕く役割です。
2の銅と皮に分ける工程は読んで字のごとくです。この選別方式が湿式と乾式で違います。

湿式比重選別 振動するデックの上から水を流して比重の軽いものを水で流します。
乾式比重選別 振動するデックの下にメッシュが敷いてあり、空気を噴き上げて比重の軽いものを飛ばします。

ざっとこんな感じです。
その他の機器については、ラインの自動化であったり、粉じんを集塵するといった付帯的な設備になりますが、
それらがないと生産効率が著しく下がったり、余計な作業が増えたりしますので不必要なものではありません。

ちなみに、先ほど紹介した2つの比重選別について特性を紹介します。
湿式比重選別・・・選別精度が高い。 処理電線を選ばない。
乾式比重選別・・・選別精度はそこそこ。大型化しやすい。

三立機械では、湿式も乾式も取り扱っていますが近年力を入れているのは湿式です。
さて、どうしてでしょうか?

①資源が少ないこの時代に、選別精度よく資源をリサイクルすることが必須だと思ったから。
②スソ物。いわゆる雑電線の処理が注目されている中、処理電線を選ばない湿式が適していると思ったから。
③乾式は操作・メンテが難しく、比較的初心者でもきちんと使いこなすことができる湿式が良いと感じたから。

もちろん、乾式にもいいところはあります。例えば時間1tの処理量が欲しいと言われれば湿式ではできないので、乾式を選ぶことになります。湿式は水の比重が基準になりますが、乾式では比重の基準値が変えられますので、電線の処理以外にも使えたりします。もっとも、元々農業用機械の技術の応用なので電線専用では無いだけですが・・・。
など、こんな理由から大型は乾式小型は湿式と棲み分けることが賢いと三立は思っているわけです。

こういった理由で三立機械では小型で多くの人に使っていただける湿式に力を入れてます。特に今年は従来機の3倍の処理量を狙える『中型ナゲットプラント』を開発の軸にしています。もちろん湿式です。こちらの開発の様子なども別の機会に紹介していきたいと思います。



ネーミングの話 その②

2011-09-03 19:37:39 | 製品について

こんにちわ中根です

以前に当社製品”アリゲーターシャーリング”のネーミングについてお話ししましたが、今回は三立機械オリジナルネーミング製品のお話です。

当社の看板製品であります”剥線機

初めてお問い合わせいただくお客様は、まーず読めませんが 剥線機=ハクセンキ が正解です。 電線の皮を剥ぐ機械って事ですが”皮むき機”とか”皮はぎ機”とかユーザー様にも色んな呼び名で呼ばれています。 ちなみに剥線処理した銅線の事は皆さん”ピカ線”って呼ぶんです。 確かに剥いた後の銅線って本当にピカピカで、ばっちりなネーミングですよね。

さて、この”剥線機”の由来ですが、三立創業者である僕の祖父が50年前に開発した名付け親で、10年ほど前までは製品に”ナカネ式剥線機”なんて銘板を張っておりました。 三立入社当初は自分の名前が冠になっている機械を納品したりするのは、ちょっと気恥ずかしい気分でした(汗)

開発時は社内で「名前どうしようか?」となって結構悩んだ挙句のネーミングだったようです。  会長の父は「読みずらい名前つけちゃって失敗したかな?」なんて話もしていますが、50年経った今ではすっかり業界用語化していますのでオールOKと言う事で!

当初の電線リサイクルは野焼き処理が全盛期(←今は絶対ダメですよ)

火を使わずにピカっとした銅線を簡単に回収できる機械のメリットを知っていただく為に、父はトラックに機械を積んで「売れるまで会社に帰らない」の決意をもって全国のスクラップ屋さんに広めてくれました。

Syoukoukaigisyo__1_4

Syoukoukaigisyo__2

その苦労が現在の当社の礎になっており、感謝感謝の思いで一杯です。 「廃電線リサイクルなら三立機械」の評判はしっかりと引き継いでゆく決意です。

パソコンで一発変換不能なトコロが玉にキズな”剥線機=ハクセンキ”(笑)ですが、皆さんどうぞよろしく