三陸海岸

疲れた。医師はうつ病と。定年前に退職し、海辺に終の棲家を建て、不登校生や出社拒否の青少年と東山画伯の道の絵の碑に通った。

スローライフのメッカ 43 フランクル 更生 4

2009-11-27 07:50:15 | Weblog
引きこもりの子らへ(羅針盤)
生きるって
今年も 一人の若者が白波の海をながめて自殺した なぜ……



アウシュヴィッツ捕虜収容所において
六百万人? ものユダヤ人が ガス室に送られて命を落とした
明日はわが身のこと…… 発狂する者・死を覚悟して脱走を企てる者
我慢し 忍耐し 頑張る…… そんなことは戯言(たわごと)
フランクルはどうすれば同胞を救えるか悩んだ
(フランクル・ウイーン大学の心理学教授・医師)

フランクルは精神的無意識の存在に着目し
無意識の重要な構成要素の一つに「良心」を見出した
良心は人間にとって本質的で直観的な機能であり
無意識にその根源をもつという

この良心を人間の外にある超越者からの「声」であるとし
人間の無意識のなかに宗教性を見出した

フランクルは同じ収容所内の同胞の良心を引き出し
生きる意味を見出させる努力
生きる意義を見出した者は 過酷(かこく)な強制収容所内にあっても立ち
上がり 人生の目的に邁進(まいしん)し 使命を全うしようとした
終戦時 フランクルと同じ収容所の同胞 百数十人が救出された



救出された彼らの心の中に 虹の橋がかかっていた

不登校生・出社拒否の青少年・自殺願望者に
我慢 忍耐 辛抱を 強い 
褒め 頑張らせようとしている親や教師がいる
それは低次元の指導である

彼らの無意識のなかに存在している「良心」をエジュカーレ(引だ出す)し
人生の意義 その人に与えられた役割(使命)を悟らせるのが 先決
使命を感得した者は 自ら立ち上り 人生を全うしようとする



心に太陽を昇らせ 混濁した社会を照らすようになる

これを更正……心(気・魂)の生まれ更りという
教諭とは教え諭すこと 
それだけでは 分かっちゃいるけどその気になれない子が増える
どうぞ 更生させる教育を…… 更生させる子育てを……

ぼくは高校時代 尊敬する師から 教育基本法のトップにある教育の目的
「人格の完成をめざし……」が人生の目的でもある……と教わった
そのためには良心を引き出し 利己心から利他心に生まれ更ること
それによって あなたの人生が甦る……と
更生という漢字を一字にまとめると……甦る(よみがえ)る となる

スローライフのメッカ 42 東山画伯 更生3

2009-11-26 07:07:44 | Weblog


清純な心

昭和20年7月 37歳の東山に召集令状 
陸軍2等兵となって 熊本に派兵
来る日も来る日も 爆弾を抱えて敵の戦車に飛び込む演習に励んだ

ある日 熊本城へ行軍したとき 天守閣に立った
森の都とよばれる熊本市のかなたの肥後平野が 青々と続き
近くには妙正寺 遠くに阿蘇のすそ野と 雄大なながめ……

そのとき 一種の衝撃を感じて この風景に見入った
私は帰路 走りながら なぜ あんなに美しく輝いて見えたのだろうかと
何度も何度も 考えた



自由に旅をしていた頃に この風景を見ても たいして感じはしなかったに
ちがいない 
いわば平凡な風景であり 平生 見過ごしているものである
それが 今 あんなに美しく見えた

生命の輝きというものだろうか……
それが私に視えた

今までは生命に対する緊迫感がなく
自然の反映の中に その輝きをとらえる心の働きが鈍かった



そのためか 展覧会とか名声とか そういうものが私の目から
自然のほんとうの美しさを見出すのを邪魔していたのではないか……
清純な心で 自然を見なかったのにちがいない

ようやくそれがわかった現在 もう長く生きのびる希望も 
絵を書く望みもない私は 汗と埃りにまみえて 
あえぎながら走る一団の一兵となり  
歓喜と後悔に心が締め付けられるのを感じた



二度と絵筆を握ることはないと観念し
最下級の兵隊としてお国のために働いた
幸い終戦を迎え 自由がよみがえってきた

熊本平野から眺めた偉大な阿蘇山や
千葉県の鹿野山頂で奥深い自然の息吹に触れ
私(東山)の心の隅に封じ込められていた絵ごころが呼び覚まされ
画家として再生したことを感得した

先の人生に 希望の陽が射し
立ち上がる意欲が湧いてくるのを覚えたのも その頃である


スローライフのメッカ 41 東山魁夷 更生2(続)

2009-11-25 07:58:50 | Weblog
大荒れの家庭 
母親の慈愛が東山新吉(本名)を支えた
幼稚園の保母さんに惹かれて通園 保母さんの目に視えないパワー(利他心)
が私を包んでいた固い殻を破ったのである それが心の底の暗黒を打ち破る
迄には至らなかったとしても 私は外では勉めて友達と遊び 明るい顔をす
るようになった

ただ 暗い密室(沼?)は私の心の中から 消え去ることはなかった

私の履歴書(昭和40年10月)東山魁夷
中学一年生のとき 『兎物語』というのを書き 大変褒められた 二年生に
なって「希望」という題の作文に 静かな小さい城下町で小規模な本屋の店
を営み きれいなお嫁さんを貰い 母親に孝行し 読書や絵を描くのを趣味
とし 平和に暮らしたいという意味のことを書いたときは教員室に呼ばれて
「少年がこんな小さな希望を持つようではダメだ」と叱られた

少年よ大志を抱け」 
親や教員は大志と大欲と混同しているのではないか 淡路島の「しづき」と
いう町のはずれにある淋しい一軒家で三ヶ月余り過ごした



ひとりの部屋
私(東山)は父と母の両方の性格を受け継いでいる 父と母との間にあった
相克は 私自身の中に受け継がれて来たようなものである

火と水が同時に自分の中に内在している複雑でもあり
激しく揺れ動く魂を持たざるを得なかったわけである

私は自己の中の火を覗かれるのを嫌って ますます孤独の部屋に閉じ篭るよ
うになった

私(東山)の履歴書
中学校へはいった時から
友情とか恋愛が私の心を動揺の多いものにした
小学校時分からその傾向が 一面あったが
自分の意志でどうすることもできない自分というものの恐ろしさ
それが高じて神経衰弱になった

三年生の一学期のなかばから休学して
夏休みいっぱいを淡路島の知人の家で過ごした
磯近くにぽつんと建っていたその家にはまだ電灯がなく
長い足のついたランプが置いてあった

雄大な海の明け暮れ
明るい天の川と星をちりばめた夜の空
暗い波打ち際に怪しく光る夜光虫
潮の満ち干に見る砂浜や荒磯の小動物
島での日々は楽しく美しく過ぎた

夏休みが終わると
自然の中に過ごしたためか
私の神経も静まり
学校へかようようになった

日常性を断ち切って このような自然の中に孤独な自己を置くことが どん
なに私の心を休めるものであるかを知った 自然の風景との無言の対話は私
を飽かせなかった 朝夕の空と海との壮麗な変化が私を楽しませた 天地の
生命の息吹を受けて私の心身は徐々に癒されていった ──(暗い沼)

──脳内オーケストラの指揮者セロトニンは朝の太陽を浴びると盛んに分泌
 する 保坂 隆編著「頭がいい人」は脳のリセットがうまい より
 これがニ度目の更生……である



暗黒の夜空に輝く月を眺め 心を清めたのではないか
東山魁夷画伯は幸運に恵まれ 母親の慈愛が東山新吉(本名)を支えた
幼稚園の保母さんに惹かれて通園 保母さんの目に視えないパワー(利他心)
が私を包んでいた固い殻を破ったのである 第一反抗期を経過した
第2反抗期は日常性を断ち切って このような自然の中に孤独な自己を置くこ
とが どんなに私の心を休めるものであるかを知った 自然の風景との無言の
対話は私を飽かせなかった 朝夕の空と海との壮麗な変化が私を楽しませた 
天地の生命の息吹を受けて私の心身は徐々に癒されていった ──(暗い沼)


スローライフのメッカ 40 東山魁夷 の更生1・2

2009-11-24 03:51:30 | Weblog
東山画伯の更生
前著 東山魁夷画伯で「更生」についてもっと詳しく書くべきだった 
東山の日記から抜粋して 皆様の目に直接触れさせる必要性を痛感した
ニートやフリーター本人が書いた日誌は 他のニートやフリーターの青少年の
更生に努めている方々には参考になると思い 追加しました
煩わしい方は カットして 更生4まで飛ばして その次にお進みください 

東山画伯は 1908年横浜に生まれ 神戸に転居 1913年 信成幼稚園に入園


 
東山の自著「暗い沼」より
何度 思い出しても それはやはり暗い沼である (中略)私は何を求めて 
森の奥の古い沼を訪ねようとするのか …… もう 六十余年の歳月を歩み遠
ざかってきているのに 私には湿った落ち葉の匂いが 今でも身近に感じられ
るところを見ると 案外 あの沼は遠いのではなく私は道を踏み迷った人のよ
うに 沼の囲りを巡って歩き続けているのかもしれない

私の夜泣は長い間続き 両親も困り果ててしまった



家庭内は大荒れだった
私が幼稚園に通うようになったのは 一途に 受け持ちの保母さんに惹かれて
のことであった
この保母さんのお陰で 私を包んでいた固い殻が破られて行ったのである そ
れが心の底の暗黒を打ち破る迄には至らなかったとしても 私は外ではつとめ
て友達と遊び 明るい顔をするようになった そして小学校に入学してからも 
その状態は続いていった ただ 暗い密室(沼?)は私の心の中に消え去るこ
とはなかったのだ
が…… 一回目の更生とは言えないかもしれないけれど 一応保母さんが東山
の心を溶かしてくれた ニートだった東山……それが心の底の暗黒を打ち破る
迄には至らなかったとしても 私は外ではつとめて友達と遊び 明るい顔をす
るようになった
 
風景との巡り合い 
東山は幼い時から人間の「業」とも言うべきものの姿を見ていたのである い
や それよりも 私自身(東山)の本質の中に 根深い病の素因(業)があっ
たのかもしれない 東山は少年期になると 心の不安定な状態がいっそう昂じ
ていった
同類同根のニートの少年である



家庭内は三日月の弱い光だけが射していた 虚光である
中学三年生の時 一学期の半ばから夏休みにかけて 休学して療養しなければ
ならないほどになった 淡路島の「しづき」という町のはずれにある淋しい一
軒家で三ヶ月余り過ごした
── これは「希望」という作文を書いたとき 職員室に呼ばれて「少年がこ
 んな 小さい希望を持つのでは ダメだ」と叱られられたのが 東山少年の
 心にあった「少年よ大志を抱け」との葛藤だったかもしれない
 ある日 東山が風景をスケッチしているとき 何度か会ったことのある叔父
 さんが「君は絵描きになるのか」と尋ねた
 東山は 家計が大変なことを知っていたので「画家ではメシを食っていけま
 せん」といって話を打ち切ったが 進路についても悩んでいた



日常性を断ち切って このような自然の中に孤独な自己を置くことが どんな
に私(東山)の心を休めるものであるかを知った 自然の風景との無言の対話
は私を飽かせなかった 朝夕の空と海との壮麗な変化が私を楽しませた 天地
の生命の息吹を受けて 私の心身は徐々に癒されていった
── 東山魁夷の2度目の更生が天地の庇護を享け 最高最大の更生した

脳内オーケストラの指揮者セロトニンは朝の太陽を浴びると盛んに分泌する
保坂 隆編著「頭がいい人」は脳のリセットがうまい より

スローライフのメッカ 39 モンテッソーリ

2009-11-23 05:51:00 | Weblog
モンテッソーリ教育



人間の脳細胞は約百四十億個
新入学児童の脳細胞の絡み合いは 約九十%でき上がっている
この絡み合い──感じ方・考え方……に馴染めない子が増えている──どこかが欠
落しているかもしれない
小学校へ入学してからでは 遅いのではないか

OECDで2000年から3年ごとに学力調査をしている
フィンランドの生徒の学力が 2000年・2003年・2006年度 世界一位である
わが国の中教審や文科省 政界もフィンランド教育を理解できないで 可笑しな対
応をしようとしている

三歳までに得る知識はその後の六十年間 一生懸命に努力して獲得する量に等しい
三歳までに何をどのくらい吸収したかが その人の一生を支配する
乳児教育を有意義に…… (三つ子の魂百まで……)



こんな社会(荒波)の中での子育て──赤ちゃんは穏やかな環境で養育する必要が
ある──親子一緒に安らぎの空間を共有する場と時間を…… 安らぎの乳児院(仮
称)を創設されたい

純粋で高貴な瞳をした赤ちゃんが 減っているような気がする
胎教・乳児教育からでは 遅いかもしれない
妊婦に安らぎを与える施設を…… 胎教を指導し 出産の心構えを育てる場を……
癒しと安らぎの場を…… 指導書とDVDを無料配布して欲しい
それ以前の問題として 父母の精神年齢のまゝの赤ちゃんが生れるのかももしれない
混濁した社会に汚染されて生れてきた赤ちゃんかもしれない



家庭環境・社会環境が劣悪であったとしても 赤ちゃんに責任がない 赤ちゃんは
犠牲者である
次善の策として 乳児の保育施設を拡充し 宿泊施設を併設し 母子が一緒に遊び
ながら通う保育所を多数開設して欲しい
乳児検診や子育て相談に乗り ピクニックや海水浴などに親子一緒に参加するよう
に奨励して欲しい

根本的には 人格の低い男子の精子と人格の低い女子の卵子の結合の結果か?
妊娠してからでは 遅いかもしれない
DNAが大きな素因かもしれない



社会の一隅だけでも 明るく照らそうとするご両親であって欲しい
こんな親を持った子どもらは 立派な大和撫子に育つ素養を持っている

『善さ』
われわれは表面的にみえている様ざまな欠落を補充しようとか
直そうとするがそれは大きな間違い
子どもがもっている『善さ』を引きだす……だけ



『善さ』を引きだされた子は
優しさ
愛情
思いやり
正義感
自発的な規律
協調性
社会的感情
忍耐などの花が 開く
(『ママひとりでするのを手伝ってね』講談社 相良敦子著)

OECDで2000年・2003年・2006年度 世界中の生徒の学力調査をした
フィンランドが3回連続で世界一位となった
わが国の中教審や文科省でピント外れの提案して わが国の生徒の学力を挙げよう
としている 前著東山魁夷画伯で詳述したつもりだったが…… ポイントだけ再掲
する 


スローライフのメッカ 38 重要文化的景観

2009-11-22 09:56:33 | Weblog
青森県八戸市のデーリー東北新聞 2008年10月1日
国 名勝種差海岸の区域内に情報サービス関連企業を集積する構想「はちのへIT
 LOOKOUT VISION」で 財団法人八戸地域高度技術振興センター
(理事長・小林眞市長)は30日 理事会を開き 情報技術(IT)企業が入居する
貸しオフィスを建設・運営する事業主体となることを決めた 貸しオフィスは20
09年9月に着工 10年9月完成を目指す(2010年着工と延期)
この記事のせいなのか 小林眞市長の意気込みなのか 暁の大パノラマが顕現し
 大きく展開するような兆し(光景)が 連日顕れるようになった



構想は IT関連企業を対象に約500人が収容できる貸しオフィス数棟と 自然
保護団体なども入居するコミュニティセンターを整備するもので 今年2月に市が
公表した 調査費や設計費など1億6900万円はセンターの基金から支出 建設
費などは地元金融機関などから融資を受ける予定で 市のほか 国や県からの支援を
視野にいれている
同センターは 高度技術産業都市の形成を目的に1985年11月 県 八戸市など
3市6町2村 民間企業81社が計6億1090万円を出資し設立 債務保証や低利
融資 調査研究などに取り組んできたが 近年は事業実績が低迷し 業務縮小を余儀
なくされていた
毎朝繰り広げられる暁光の大パノラマが躍動する兆しが水平線上に顕れ 金色を含
んだ紅の一点が生じ 黄金の色が深みを増し 紅色を覆い隠した
今朝は満を持していた太陽が一気に顕現する様相だった



種差海岸周辺の情報サービス関連企業集積構想で 貸しオフィスの事業主体に八戸
地域高度技術振興センターが30日決まったことを受け 小林眞八戸市長は「構想
が一歩踏み出した 新しい形の企業誘致を全国に発信したい」とあらためて意気込
みを語った
どんな展開になるか 気のせいばかりではない 新たなエネルギーを感じている



同構想は開会中の青森県議会一般質問でも取り上げられ 県商工労働部の九戸眞樹
部長は「雇用創出や経済効果が見込まれ 八戸地域だけでなく県経済に与える影響
は大きい 八戸市など関係機関と密接な連携を図りたい」と答弁した

新聞報道を見てに 種差海岸を陸中海岸国立公園に編入m視野に入れ…… 



どことなく薄暗く 肌寒い感じの北東北 だけど最近は とくに八戸を中心とた地
域には いろいろなパワースポットが出現している セラピーの面から注目してい
るセラピストが多数いる また わが国の現状 とくに病気休職中の教員の61%
が精神疾患 ここ11年間は連続して三万人を超える自殺者 親がわが子をいじめ
殺し 子が親をいじめ 殺し その他無差別殺人 恐ろしい社会となってきた

ゆとり教育の廃止によって 人間生活の根源をなす精神または魂の頽廃を招き も
っともっと精神疾患の患者が増えるだろう 生きる意義を見失い 生存の意欲や勤
労意欲まで奪い ニートやフリーターをそだてることになるのではないか
 
人間の生存について IQ人間は人類の滅亡の道を選択する可能性がある 
EQ人間を育てるのが急務 眼に視えない生命(精神または魂)の根源から癒しと
安らぎを与えるパワースポットが必要である
 
こんなパワースポットを有する景観を 
重要な海岸 文化的海岸 癒しと安らぎを与える景観

と言うはず 
早急に重要文化的景観の指定を受け 磨き 保護されることを願っている
 
── 古来のわが国の精神文化は 孝心と忠義心をベースとして構築されてきた
教育の目的 人格の完成をめざし…… これは孝心を育む
教育の目標 国家と郷土を愛する心…… これは忠義心を育む
忠孝心が育てば 子が親を虐待し 殺し 孫が祖父母を虐待し 殺し そんなこと
はなくなり 安心平和な日本国となるだろう……



スローライフのメッカ 37 基本の基本 1

2009-11-21 08:12:05 | Weblog
国家の品格・女の品格などの書が何百万部も売れ ベストセラーになった
戦後の教育 教育基本法第一条教育の目的「人格の完成をめざし……」同第二
条教育の目標「国家や郷土を愛する……」この伏せこみの影響が大きいのか…
… わが国の国民が人格とか 品性とかを求めていることを知り ホッとして
いる こんなに立派な教育基本法を有し 60年の実績 実施したのは教員や親
である  学校や社会環境である 現実はどうしてこんなに混乱した社会になっ
たのだろう



この光景 何となく 生まれる前の前の魂の故郷のような気がする
もしかしたら ぼくのルーツがここにあるかもしれない
八戸の人の 東北人の 大和民族のルーツかもしれない
同類の霊魂を共有しているような気がする



人類と言う視点に立てば 欧米人やアジア人 南米人やアフリカ人などの霊魂
のルーツを掘り起こしていけば 同根に辿りつくかも知れない  



昨日 後日説明すると言ったが そんな生易しい問題ではない 根本は三つ子
の魂からEQ人間を育て直さなければならない
IQ人間も必要である それよりもEQ人間をどうして育てるか……にかかっ
ている もしかしたら健全な精神を有する父親の健全な精子と健全な精神を有
する母親の健全な卵子の結合から 再スタートしなければならないかもしれな
いかもしれない



夫婦ともに親祖先から受け継いでいるDNAに支配されているかも……
いま病気に対する治療方法についても改善しなければならない……と考えてい
る人が沢山いる 現実の医療について「健全な肉体に健全な精神が宿る」これ
が日本国中に病人を溢れさせる原因になっているかもしれない



病人を診る基本の基本として「健全な精神には健全な肉体が宿る」とする必要
があるのではないか 人間とは肉体や頭脳であると思っている大人が増えてい
るが 人間とは精神または魂を指す これが標準でないか



現在はドイツ流医学とか「健全な肉体に……」病人の局所を調べ それだけ治
療している その結果病気が再発している 最近の 米国の医学や東洋医学で
は「健全な精神に……」どうぞ病気って気の病である 医療は先ず健全な精神
を涵養すること……を再確認して 人格の向上を……



なぜか 天界が暗くなった 
浄土までがスモッグに覆われてきたのか…… 
早急に 光明の灯に点火する偉人が顕れないかなぁ

この写真は黒崎灯台から眺めた 水平線上の光景である
もし八戸で重要文化的景観の指定を受けるなら 三陸海岸も含む必要がある
みちのくの人々の魂の故郷が ここにある……のではないか

スローライフのメッカ 36

2009-11-20 07:49:28 | Weblog


光りの路は あなただけを狙って流れてくる あなたの路である
この路は 貴方が移動すれば 必ず あなたを追いかける 
貴方に いつも無償で 慈愛のエネルギーを施している

保坂隆著「頭がいい人」は脳のリセットがうまい 中公新書
セロトニンは脳内オーケストラの指揮者
セロトニンは朝の太陽を浴びるとさかんに分泌する

ストレスに侵されている現代人は 脳内の指揮者がいなくなり
脳内細胞の収拾がつかなくなっている
セロトニンを必要としている



中高校生の男女 全世界で40万人を対象にしたOECDの学力調査が行われた
PISAの報告によると フインランドが一位



日本が トップクラスから急転落



数学的応用力 6位→10位



読解力 14位→15位



科学的応用力 2位→6位



新聞では 「授業の質」の向上が課題……と文科省
ホント? 根本がこのままで「授業の質」の向上 
それで学力が向上するとは……考えられない



「受けてみた フィンランドの教育 実川真由 実川元子著 文芸春秋」を読んで
いるはず 読んでも理解できないのだろうか
それで「授業の質」の向上……とんでもない



太陽の降り注ぐ慈愛のエネルギーを集め 家庭や学校に充満させることからはじめ
なければならない

この問題を 中教審の委員や文科省の職員が知識や才能で熟慮し 判断している
それでは正解を出せないはず IQばかりが育った人間たちではこんな回答……こ
んな答え それが当然である 自分たちのEQ年齢を調べてから再検討を……
──利他心を育んでからでなくては 無理である
 三つ子の魂に存在していた利他心から育て直さなければ……

利他心を大きく育てなければ 「フィンランドの生徒がトップ」このことを理解で
きないのではないか
教育とは? エジュカーレとは? 引き出すこと
何を引き出すのか…… 善なる自分・本来の自分を……
押し付けるのではない  

スローライフのメッカ 35

2009-11-19 02:32:39 | Weblog
豊心館を指導していたSさんが 大学病院に入院
どうすればいいのか 豊心館の あるべき姿をもとめた
第一 教育基本法第一条教育の目的「人格の完成をめざし……」と第二条教育の目標
「国家と郷土を愛する……」を無視している学校教育……にびっくりした わが国
は法治国家である それがどうして…… とくに教育界が法を無視 これではわが
国の未来が真っ暗である


 
第二 元八戸大学の教授・前八戸ペンクラブ会長の島守光雄氏が 拙著「老いの道
しるべ」の序に 実は教育基本法の第一条に教育の目的として「人格の完成」が掲
げられている 人格の完成とは単に教育の目的だけにとどまらず 生きる人間すべ
ての到達点であるといっても過言ではない 
国民の吐き出すスモッグが宇宙をにごらせているのか……



第三 ニューヨーク州立大学コートランド校の教育学部教授トール・リコナー著
「人格の教育 新しい徳の教え方学び方」(北樹出版 2001年)を監訳・編集
した水野修次郎氏が「本書は 混乱した社会をいかに秩序ある社会に再構築するか
を示したガイドとなる 日本の近未来にどのような対策が必要であるかの参考とな
る」と紹介している まだまだスモッグが強いわが国の社会



第四 トニー・デイヴァイン ジュンホ・ソク アンドリュー・ウイルソン 三人
の著 監訳者 上寺久雄 株式会社コスモトゥーワン 2003年 題名「人格教
育のすすめ アメリカ・教育改革の新しい潮流」 混乱していたアメリカ社会が
人格教育を実践 その結果 いじめ・虐待・フリーセックス・麻薬の乱用・離婚な
どの問題が激減し 社会秩序が再構築されつつある 空が明るくなった



第五 文部科学省初等教育局の調査官が 八戸での講演で
「何の為に学校教育を受けているか 児童の意識調査をした
『人格の完成』と答えた生徒が、多数あった」

―― 文科省が 眉唾(まゆつば)ではないか 太陽が雲に隠れてしまい文科
 省までが狂いだしたのか もう一度生徒たちにアンケート調査をして
 「何の為に学校教育を受けているか 『人格の完成』と答える生徒が多いか
 」確かめて欲しい



第六 いま 注目するべき書は「人格の完成の意味を知らないで教育基本法の
改正問題を論じることはできない」 杉原誠四郎著文化書房博文社



文科省でわが国を滅亡させようとしているのか と思いたくないんだけど……
ゆとり教育……失敗だったの? どこが? もう一度試行する価値がある
 

スローライフのメッカ 34

2009-11-18 03:12:28 | Weblog



豊心館も15年目に入った 金吹沢神社にはパワースポットがある
水平線から昇る太陽を礼拝ご金吹沢神社を礼拝し 樹齢300年のご神木から
ながれてくるエネルギーを頭から浴びるようにしている 



今年は桜の木々からも パワーがあふれていた 2~3日で快癒する子もあっ
た 学校へ通うということを前提としている教員から見れば ぼくのやってい
ることは 価値のない苦労をしていると見えるらしい それは視点が違う い
や こんな批判をする教員は 深淵(しんえん)な人生の意義を知らないので
はないか…… 教育の目的を知らないのではないか…… ぼくもこんな無駄な
ことを…… と考えるときがある 批判は批判として聴き 子どもたちの意見
を参考にし 最善の道をもとめた



ご神木の次のパワースポットがこの付近にもある この辺だけでの森林浴で癒
される人もいっぱいある

豊心館の反省点もいっぱいあったが 目先の効果を考えずに 人間として あ
るべき姿を探した これが老後の生きがいか…… 老後の指針を模索した 根
本的には 家庭環境・学校内の環境・社会環境の改善が必要であることを痛感
した



Sさんが引きこもりとなった小中高生・大学生や出社拒否になった青年たちを 
豊心館に連れてくるようになった 親も一緒にお出でになった
いまも ぼくの胸に残っているSさんの言葉は
「お子さんは ご立派な少年(少女)ですね 稀(まれ)にみるいい子です 
子どもさんの心のなかでは学校(会社)へいきたいという気持ち(自己・良心
・利他心)と学校(会社)へいきたくないという気持ち(利己心)が葛藤して
いる まず親ごさんは 自分の子どもは立派な子である 稀にみるいい子だと
いう気持ち(利他心)になってください 必ず わが子の利他心が育ち 利己
心を制御し 期待どおりの子になると信じ 温かい目でジッと見守っているよ
うに」と言ったことだ



高野槙(こうやまき)の木である 2~3年前から強いパワーを放射している

悩んでいる方々を何十人も豊心館に連れてきて海を眺め 渚を散歩し 真剣に
傾聴しているSさんの後ろ姿や発言から いろいろと勉強して三年 Sさんが病
気となり遠くの大学病院に入院してしまった
寄りかかる大樹がなくなり 自分なりに今後の指針をもとめ 文部省で認可し
奨励している二つの社会教育団体の書を読み漁った 疑問がいっぱいあったが
可哀そうな子どもたちのことを考え 家庭や学校環境のあるべき姿を整理し 
その根源を明らかにしようと考えた