明峰山蓮花寺 奥の院護符井戸 島根県雲南市大東町東阿用
蓮花寺境内にある護符井戸を訪れました。
日もくれなずみ、あたりはだんだん暗くなってきていました。
阿用小学校の脇の細い道から蓮花寺の看板を頼りに、山道を登っていきます。
周りは田植えを終えたばかりの田が広がり、きれいな水を湛え、小さな苗が精一杯生命力を周りに振りまいていました。
さらに細い山道を登ると、だんだん急になり、両側は鬱蒼とした森に変わり、あたりはシンと静まり返ります。。。森に覆われ、さらに暗くなり。
ふと現れた道沿いの地蔵に気を取られると、暗い道沿いにいくつもの仏像が道にポツポツと現れ、今まで視界になかったものが現れたようで、背中に冷たいものが走りました。
木陰で暗くなったところに参道が現れ、車を止め見上げてみると、暗いトンネルのように苔むした木に囲われた古い参道が上の方まで続いています。
さらに車を走らせると、あたりは急に開け行き止まり。
周りを老木に囲まれた狭い駐車場に辿り着きました。
『妙法山蓮華寺』
古く寂れたお寺さんです。
お参りした後で、護符井戸を探してみたものの、本殿前の境内を見回してもそれらしきものは有りません。しばらく散策していると、人影が。
20代の若い女性。ラフな格好をしているところからすると近くにお住まいの方か。
「すみません、護符井戸はどちらにありますか。」と聞いてみた。
そうすると、駐車場から50m程降りたところにあるとのこと。
「お堂の右で、すだれをかけてあるので、それをどかして汲んでください。」とのこと。
さらに
「ゴミが入っていると思うのでどかして汲んでください。」
え”っ。ゴミ?
不安になったので「飲めるんですか?」と私。
「えぇ。。。
おじいさんが飲んでいたので大丈だと思います(苦笑い)」
どんなんだ?
案内され、云われた方向に歩き、駐車場から階段を下ってみると有りました。
奥の院観音堂(左)と護符井戸(右柄杓の所)
北側斜面になるので夕暮れ時ではさらに暗くなります。
まだまだしっかりした観音堂が有りました。
右脇には50センチ四方の小さな升があります。
スダレを外し中を覗くと、たしかに、葉っぱや木が浮いています。
それをどかして、ちょっといただきましょうと、
ドキドキしながら柄杓ですくうと。
オタマジャクシが柄杓の中で『なに?』と私を見上げるじゃないですか。
しばし、考える私。
ごめんなさいと元に返してあげました。
しかしながらこのお水。由緒正しき水で、『奥の院護符井戸の由来』によると、
薬水として伝えられている水です。
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昔、近くの村に全身におできが出来て苦しむ幼児を抱きながら難渋している母親がいた。
折しも通りがかりの旅の僧がこれを見ていたく憐れみ
「阿用の明峰山蓮華寺本堂の後方に湧水がある。
お参りしてそれをいただけば必ず治癒するであろう」
と教え去られた。
早速これを持ち帰り幼児にいただかせたところ、三日のうちに全治したという。
依頼、人々は諸病の薬水(護符水)と称していただいている。
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島根の名水 歴史の泉 奥の院護符井戸の由来
「くのじ展望台」の看板から下ります
マップコード:
mapcode 134 177 806*88
緯度経度:
北緯35度18分7.733秒 東経132度58分46.819秒
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