SANCHE日誌

横浜生まれの横浜育ち。現在も横浜のチベットに生息す。2次じゃない2次施設に働く変わり者な人間が描く日常物語。

大晦日

2006-12-31 21:59:38 | その他
さて、今年も終わりですね。
mixiばっか更新しててゴメンナサイ。

さて、今年も残り2時間です。残りわずかですが、皆様よいお年を。
来年もよろしくです。

開業

2005-10-04 20:21:41 | その他
というわけで、作ってみました。日々の出来事を、たらたらと綴っていくものになるかと思われますが、どうなりますことやらw
簡単に自己紹介をば。

横浜の外れに住み、日々生き延びている人間です。
現在のジョブは横浜市内某所2次救急指定の総合病院職員(非常勤)
救急外来(ER)を担当しています。
(限りなく3次に近い2次病院ですが・・・。)
読者の方々の中には「2次とか3次とかなんぞや?」という方もいらっしゃると思うので、これまた簡単に解説を。
救急医療というのは大きく分けて3つに分類されます。
この分類の呼び名が1次・2次・3次となります。

1次:軽症患者を診療する医療機関です。町中の診療所やクリニックなどがこれに該当するでしょう。入院等の必要が無く診察を受けて薬を貰って帰る。という感じです。
患者さんの数的にも多いでしょう。例えて言うなら、冬場にカゼをひき、自分で病院へ行って診察を受け、薬を貰ってきて家で寝ている。そして3日もすればよくなった。
というのがこれです。一般的に最も経験することではないでしょうか。

2次:中等症や比較的重症患者を診療する医療機関です。入院ベッドがあり、手術等も出来る設備を備えた所で、つまりは病院です。しかし、この病院が意外と曲者で・・・。
詳しくは日々の出来事で後々明らかに・・・。

3次:生命に関わる重症患者を診療する医療機関です。24時間365日、専属の医師・看護師等が待機し、さまざまな検査や緊急手術に対応できる体制・人員を整え、生きるか死ぬかの患者さんを治療する所です。大学病院の救急部、俗に言う救命救急センターがこれに該当します。救命救急センターは大抵が大学病院に設置されています。

さて次に「ER」ですが、これは近年日本でも広まり始めたものです。
大元はアメリカになるのですが、NHK等で放送され、DVDも多数出ているので御存知の方も多いでしょうが、アメリカのドラマ「ER~緊急救命室~」そのものです。
ERとはEmergency Room(エマージェンシールーム)の略で、日本語に直していえば
「救急室」「救急外来」「救急処置室」という意味合いになります。
ひとくちにERといいますが、多くが「北米型ER」と呼ばれるものです。
これは、軽症・重症と問わず、来院する患者全てを受け入れて診療するものです。
当然、多くのスタッフが必要となり、専用の場所の確保も必要になります。
しかし、現在の日本においては、これを実践するのは容易い事ではありません。
場所的にも金銭的にも様々な問題が絡んでいます。事実、本当にこのような体制で運営されているERは非常に少数です。そういうERのような施設がエリアごとにあればいいのですが、そうもいきません。そうなると、あとは各病院次第になります。
これが現代の救急医療の穴を作り出すのです・・・。

・・・長々となってしまいましたが、こんなことを念頭に置いて読んで貰えれば、少しは文中の表現が分かりやすくなっていただけるかと思います。あとは、文中で適時解説を交えながら書いていきたいと思います。
もちろん、仕事(愚痴?!)だけじゃなくプライベートな出来事や発見したことも書いていきますので。いつも、こんな堅苦しい文章にはならないと思いますw
どうぞよろしく。