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誠のロックを探す旅

拙者の名前はサムライサム。1989年にウエンブリーでThe Whoを観て以来、誠のロックを探す旅をしております。

The Who翻訳に挑戦1:New Song

2007-02-23 17:25:12 | Weblog
New Songは、The Whoの名盤「Who Are You」
1979年作品だっけ?の一発目の曲だ。

「We run on endless time to reach a higher cloud」

最後の方の歌詞は、Endless Wireに引き継がれている。

アルバム「Who Are You」は、Peteがさんざんインタビューで、
「ドラムのKeith Moonの衰えは激しくて、別のドラマーを雇うことまで考えた。」
とか言っていることに影響されて、日本での評価が低いのが残念だ。

確かにKeithは衰えている。

1小節中に24発叩く技「1拍6連」の回数は少なく、
以前は、タム、スネア、各シンバルを複雑に組み合わせて
「1拍6連」を叩いていたのに、(※スタジオ盤TommyのI'm Free参照)
単にタムを回すだけのフレーズが多い。

また、それ以前にはほとんど使っていなかったチャイナシンバル
(普通のシンバルを逆にとめた、おわん型の奴で、ピシーンとうるさい)
を多用してうるさくして、テクニックの衰えによる音数の少なさを誤魔化している。
(※Sister Discoサビの、♪トントコピシー!♪)


が、がだよ!
これはドラマーが聴いたら気になるだろう、ディティールだ。
全体じゃない!
バンド演奏の素晴らしさは、全体で起こる化学反応なんだよ!

パンクという目前の敵に対して張り切るPeteの曲は素晴らしく、
ガリガリしたギターの音は、「この野郎!」感に満ちている。

喉の手術後のRogerの歌は、
気迫とテクニックのバランスが最高潮に達している。

Johnの楽曲は3曲とも素晴らしく、
New Songサビのウォーキングベースや、
Who Are Youでのチョッパーなど、
遊びを入れつつ、凄みのあるプレイだ。

そしてKeithは‥
がんがってるんだよ!

Johnと息が合い、曲のキメはWho的にはバッチリだ。
シンセのフレーズの合間をぬうようなセンスのいいフィルは、
曲の彩りを華やかにしてくれる。

そして何より、とても嬉しそうだ!

音に嬉しさが出ている、張り切ってる感じがとても出ている。
だから、バンド全体としては、明るく勢いのある素晴らしい演奏になってるんだと思うな。

この、Keith在籍最後のアルバム「Who Are You」について、
Keithのテクニックの衰えを嘆く方々に俺は言いたい!


「音を聞かずに、音を観よ!」(Blue禅「ロック観音」より)(^o^)ゞ


ご清聴、ありがとうございました!

サムライサム拝

http://www.realsurf.org/zen/



NEW SONG

You need a new song:君には新しい歌が必要なんだね

I‘ll set the words up so they tear right at your soul
:俺が言葉を用意しよう。確実に君の魂を引き裂く言葉をね

Don’t take me too long:そんなに時間はかからないよ

But there‘s a danger that I’ll plagiarize something old
:ただ、昔の曲を盗作する危険性はあるけどね。

My fingers kill me as I play my guitar
:ギターを弾くと、俺の指が俺を殺しにかかってくるんだ。

‘Cause I’ve been chewing down at my nails 
:たぶん、若い頃から爪を噛みすぎているせいだな。

My hairline ain‘t exactly superstar 
:俺の髪の毛はスーパースターらしくないが、

But there’s one trick that never fails 
:絶対に失敗しない唯一の方法があるのさ。

This never fails :これは絶対失敗しないね。

I write the same old song with a few new lines 
:俺は、古臭い歌にちょっとだけ新しいフレーズを入れるんだ。

And everybody wants to cheer it :みんなが盛り上がりたがってるからね。

I write the same old song you heard a good few times 
:俺は君が古き良き時代に聴いてた古臭い歌を書く。

Admit you really want to hear it 
:白状しろよ、この野郎!本当はそんなのを聴きたいんだろ?

Whenever I see you 
:会う度に、

You always treat me like I‘m some kind of perfect man 
:君は俺を聖人のように扱ってくれるけど、

Just ’cause I please you 
:その理由は、「俺が君を楽しませてるから。」っていうだけだね。

You explain, but you don‘t think I can understand 
:君は思いを語るけど、俺に解ってもらえるとは思ってないよね。

My head is spinning as I scrawl with my pen 
:俺の頭はグルグル回るよ、曲を書こうともがき苦しむ時は。

’Cause I‘ve been pouring vodka in my soul 
:たぶん、魂にウォッカを注ぎ続けてきたせいだな。 

Nothing really ever changes my friend 
:何も変わったためしはないんだよ、皆の衆よ。

New lamps for old :老人向けの最新知識だ。

New lamps for old :年寄りのための光明さ。


We sing the same old song, just like a vintage car 
:俺たちは、超高級クラッシクカーなみの歌を歌う

You can look but you won‘t ever drive it 
:君は見るだけで、一生乗れないだろうね。

We drink the same old wine from a brand new jar 
:俺たちは、ピカピカの器に入った古い安ワインを飲む。

We get hung over, but we always survive it 
:俺たち万年二日酔いだが、いつも生き残ってきてるんだ。

Turn on the radio :ラジオをつけてごらんよ。

Love is proclaimed :愛が声高に宣言されているじゃないか!

Again and again and again :それも、何度も何度もしつこくね。

Join in and sing :さあ、仲間に入って一緒に歌うんだ。

Now, don’t be ashamed :恥ずかしがらないで、さあ。

Let it rain, let it rain, let it rain :雨よ降れ、雨よ降れ
Let it rain, let it rain, let it rain :雨よ降れ、雨よ降れ
Let it rain Let it rain  Let it rain  (WAA~!) :雨よ降れ~!

We hum the same old lines to a different crowd 
:俺たちはお馴染みのフレーズを、違う観客に向けて口ずさむ。

And everybody wants to cheer it 
:だって、みんなが盛り上がりたがってるからね。

We run on endless time to reach a higher cloud 
:俺たちは雲の高みに辿り着くために、永遠に走り続ける。

But we never ever seem to get near it 
:でも、俺たちは絶対にその近くにも辿り着けないようだけど‥。

We sing the same old song :俺たちは古臭い歌を歌い続ける。


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