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誠のロックを探す旅

拙者の名前はサムライサム。1989年にウエンブリーでThe Whoを観て以来、誠のロックを探す旅をしております。

The Who翻訳に挑戦5:SISTER DISCO

2007-03-05 14:18:59 | Weblog
写真は、「カンボジア難民救済コンサート」です。
某は、アナログ盤を擦り切れるほど聴きました。
が、CDは出てないよね?

この「カンボジア難民救済コンサート」の模様が、
大昔に、NHKで録画放送されました。

そう、その時、現役のThe Whoライブを初めて見たのです。
感動しましたね。

気迫のこもった三人のThe Whoの化学反応が、
TVの中から飛び出してきそうでした。

「なんじゃこりゃ!」

The Whoのライブの凄さは、いろいろな他のミュージシャンと比較できる
イベントやフェスの方が、より明確に観えてきますね。

小学校の時に深夜のTVで観た、映画「WoodStock」もそうでした。
ガキだったので、Jimiはよくわかりませんでしたし、
色々なミュージシャンが、楽器と睨めっこして、棒立ちで演奏している
シーンが続き、ボクはすっかり眠くなって、ウトウトしてました‥zzz

と、突然!ヒラヒラが一杯ついている服を着た、
金髪のカッコいいお兄さんが歌い始めた思ったら、
お兄さんは、マイクをブルンブルン振り回し、

白い作業服を着た危ない目をしたおっさん(小学生当時の感想)が、
ガンガン腕を回し、飛び上がりました。

ドラムは、叩いてる手が見えないので、
何をやってるのか、さっぱりわからず、
ベースの音はデカ過ぎるせいか、「モーン」としかわからず、
どの音がギターだかベースだかも、よくわかりませんでした。

「なんじゃこりゃ!」

それまでにWoodStockの画面に流れていた空気は、
とても、まったりとした緩いものだったのに、

The Whoが出た途端、
空気を刃物で切り裂けそうな程の緊張感!

おっと、本日のお題はSister Discoでしたね。
いけね、いけね。

上記、「カンボジア難民救済コンサート」でも、
The Whoは、WoodStockと全く同じように、

「空気を刃物で切れそうな程の緊張感」

を漂わせていました。

同じコンサートに出演していた、
Paulや、Queenや、ロックパイルや、
子捨てろも大好きですよ、某は。

でも、でも、違うんですね‥圧倒的に。

そうそう、下手だけど力持ちのKennyのドラムも良かった。
生音が異常にデカい感じが、ビンビンきてました。

Keith Moonが死んだ後のドラマーに、
kenny Jonesを選んだThe Whoの選択理由は、たぶん

「異常にデカい音で叩く」

ことだったのではないでしょうか?

おっとしかし、前置きが長かったですね。
この「カンボジア難民救済コンサート」での、
“Sister Disco”が、素晴らしくいい出来でした。
と言いたかっただけで、こんなに話が長くなるとは!

本題に入りましょう。

“Sister Disco”のテーマは、

「決別」と、「決意」

といったところでしょうか?

できるだけ意味を通じさせようとして意訳してみましたが‥
難しかった。

Peteが、当時のセレブ御用達ディスコ「スタジオ54」に出入り
したりなんかしてた時なので、ブッたるんでた自分に活を入れる内容か?
欧米か?と推測してみましたが‥

決別すべき自分の生活をメタファー(暗喩:隠喩)で表現するのに、

「Dister Disco」

という、イケてなくもキャッチーな、絶妙な言葉を選ぶあたりが、
天才を感じます。

メタファーが使えない俺は、凡才だねぇ。盆栽でもやるか?

さて、DISCOブームはけっこう長かったので、
ローリング・ストーンズも、Queenも、Kissも、Paulも、
DISCOソングをつくりましたね。

六本木の会員制DISCO「キャステル」では、ピンクプロイドのThe Wall
をかけて踊らせてました。確かに、リズムはDiscoビートですが‥

そう、そしてThe WhoのDISCOソングと言えば、
この、ディスコを叩き壊しかねない“Sister Disco”

ブリッジ部で、
Peteの、ストレートなメッセージをこめたボーカルパートの後に、
大げさで時代がかったロジャーのバラードパートが続く展開は、
PeteのRogerへの嫌味遊びか?マジなのか?今ひとつわからないが、非
常にロックオペラ的であり、かつ、二人のキャラクターの違いが顕著にみえて、
とても大好きです。

そうそう、ロジャーのバラードパートの後のウインドミル(腕回しギター奏法)、
よく練習したなぁ。

「ジャっ!(>_<) ! ジャッジャ! (>_<)   ~(>_<。)\ 」

ってね。痛ぇんだよなぁ。


訳あってっかな?

俺ぁ、解説とかインタビュー記事とかは、
あんまし読まねぇから、
今しとつ自信がねぇや。



SISTER DISCO


As I walked through that hospital door 
:病院のドアから出てきた俺。

I was sewn up like a coat 
:俺は、仕立てられたコートみたいだ。

I got a smile from the bite of the wind 
:突き刺すような風に、俺は微笑みを返し、

Watched the fresh fall of snow 
:たった今降りはじめた雪を見つめていた。

I knew then that my life took a turn 
:その時俺は、自分の人生が180度変わったのを感じた。

I felt strong and secure 
:俺は強気だ。俺に弱みはなくなった。

And with adhesive tape over my nose 
:俺の鼻にはばんそうこうが張ってあるが‥

I felt almost demure 
:真面目人間になったみたいな気分だ。


Goodbye Sister Disco
:グッバイ・シスターディスコ 

With your flashing trash lamps 
:ガラクタのようなフラッシュライトと共に

Goodbye Sister Disco
:グッバイ・シスターディスコ

And to your clubs and your tramps 
:夜遊び生活よ、さらば。

Goodbye Sister Disco
:グッバイ・シスターディスコ

My dancing‘s left you behind 
:俺は、お前を置き去りにして先へ行く。

Goodbye, now you’re solo 
:グッバイ。もうお前は一人ぼっちだ。

Black plastic; deaf, dumb and blind 
:黒いゴミ袋だ。 目が見えず、口もきけず、耳も聞こえない。



(Pete)
Bye, goodbye Sister Disco, Now I go
:グッバイ・シスターディスコ。俺は行くよ。

I go where the music fits my soul 
:俺は自分の魂にぴったりの音楽があるところへ行く。

And I, I will never let go, I‘ll never let go 
:俺は流されない。俺は流されないぞ。

’Til the echo of the street fight has dissolved 
:ストリートファイトの響きが消え去るまでは。



(Roger)
I will choose nightmares and cold stormy seas 
:悪夢や冷たい嵐の海は、俺が引き受けよう。

I will take over your grief and disease 
:お前の嘆きや病を取り除いてあげよう。

I‘ll stay beside you and comfort your soul 
:お前のそばにいて、魂に安らぎを与えよう。

When you are lonely and broken and old
:お前が寂しく、挫けて、老いた時でも‥



Now I walk with a man in my face 
:さあ、男らしい顔をして歩きだすぞ。 

Ooh, Though a woman in my hair
:おっと、髪型は女っぽいや。 

I’ve got you all lookin‘ out though my eyes 
:お前のことは、俺の目には全てお見通しさ。

My feet are a prayer
:ひざまずいて祈ろう。


Goodbye Sister Disco
:グッバイ・シスターディスコ 

With your flashing trash lamps 
:ガラクタのようなフラッシュライトと共に

Goodbye Sister Disco
:グッバイ・シスターディスコ

And to your clubs and your tramps 
:夜遊び生活よ、さらば。

Goodbye Sister Disco
:グッバイ・シスターディスコ

My dancing‘s left you behind 
:俺は、お前を置き去りにして先へ行く。

Goodbye, now you’re solo 
:グッバイ。もうお前は一人ぼっちだ。

Black plastic; deaf, dumb and blind 
:黒いゴミ袋だ。 目が見えず、口もきけず、耳も聞こえない。






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