寒川町社協パソコンボランティア

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エアコンや扇風機の火災にご注意ください

2016-06-23 17:56:14 | パソコンで得られる役立ち情報

平成22年度~平成26年度の5年間の発生件数:
612件(エアコン323件(53%)、扇風機289件(47%))

事故の被害状況:
死亡6件、重傷5件など

平成26年度に発生した事故:
70件(エアコン54件(77%)、扇風機16件(23%))
うち61件(87.1%)が火災に
特に7月から8月にかけて多く発生。

エアコンの最近の事故事例と注意事項
(1)エアコンの電源コードを、途中で別のコードと「ねじり接続」して使用していたところ、「ねじり接続」部分が接触不良で異常発熱し、エアコン及び周辺を焼損した。(平成26年3月 大阪府)
⇒ エアコンは消費電力が大きいため、電源コード類の「ねじり接続」等の改造や、テーブルタップなどを用いた延長接続は絶対にしないでください。
(2)エアコンの洗浄事業者が、洗浄の際、エアコンの養生にハンドタオルなどの液体が染み込みやすいものを使用したため、エアコン洗浄液が内部の電気部品に付着し、家人不在時にトラッキング現象が発生して発火し、リビング・ダイニングを焼損した。
(平成26年6月 鹿児島県)
⇒ エアコン内部には電源配線や電源基板等があり、洗浄液などが付着すると異常発熱することがあります。エアコン洗浄の際には電気部品、ファンモーターなどに洗浄液がかからないよう十分にご注意ください。ご不明な点がある場合は、製造事業者などの専門知識を有する事業者にご相談ください。

扇風機の最近の事故事例と注意事項
・40年前に製造した扇風機を高校で使っていたところ、異常発熱し発火した。
(平成25年9月 石川県)
⇒ 製造から長期間経過すると、部品の絶縁劣化や接触不良、断線等で異常発熱やショートを起こして発火するおそれがあります。長期使用製品安全表示制度に基づく表示も参考にして、製造から長期間経過した扇風機は、使用を中止するか、就寝時や人がいない場所では使用しないでください。
⇒ 扇風機の火災事故は、住宅だけでなく、「学校」や「病院」、「工場」などの施設でも発生していますのでご注意ください。

 また、エアコンや扇風機において、焦げくさい臭い異音がする、異常な振動がある、動作が不安定になる、部分的に熱くなる、電源コードや電源プラグに傷みがあるなどの場合には、直ちに使用を中止して電源プラグを抜き、購入店または製造・輸入事業者の修理窓口にご相談ください。

[出典]
独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
平成28年6月23日
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2016fy/prs160623.html