暖炉のような… 2007年01月04日 00時12分07秒 | Weblog 静寂の中で寄り添う夜 手を重ねあい時がとまっていく 恋心は… 揺らぐことも消えそうになった事もあった 暖炉のような温もりを貴方に そっと 捧げましょう……
頬よせるとき 2007年01月02日 21時43分57秒 | Weblog その賀状にはいつも貴方がいる いつか山に一緒に行こうと囁かれて何年過ぎ去っただろうか 山頂から微笑む貴方の瞳には ずっと昔には私しか写っていなかった そう信じ続けているのは愚かな事だろうか 時間に引き裂かれるのをいつも恐れていたあの頃 あと二年たつと貴方は私だけの人になる…
BAR Refrain 2007年01月01日 01時44分20秒 | Weblog 不夜城の迷路に肩を並べて歩く夜 クリスマスイブを過ぎたあの日から 貴方のことであふれそうになっていく ずっと繰り返すであろう貴方とのこれからをBAR Refrain で…
彼 2006年12月31日 01時26分53秒 | Weblog 「誰にも言わないと決めていたけれど…」そう貴女は言いながら 溢れる恋のいきさつを語り始める 年上の貴女が可愛く思える昨夜のバーのワンシーンを思い出す 恋は人に告げた瞬間から色あせていくように思う 甘いひとときが躰に蘇るのを愉しみ そして その人の唇が触れたところが潤むのをさらに愉しむ 二人の交わりの色合いが淡くなっていくとしても 躰の奥に灯された炎は消えはしないから 女は躰で男を想いだす…
ふたこころ 2006年12月24日 19時24分23秒 | Weblog とても大切に思っていることがある。 生涯誰にも伝えることはないと思う。 黄泉の国でまた逢えたらとそして 急な幕引きがあったとしても 充分に満たされた想いでをしっかり 胸にしまいこみ微笑みをたたえて 残りの時間を過ごしていきましょう。 一番一緒に過ごしたい時には互いに 傍にはいられないけれど…
銀座の想いで 2006年12月15日 00時23分57秒 | Weblog 黄昏時の銀座をそぞろ歩く。 メインストリートより路地裏に小粋な店がある。 そう教えてくれたのは、年上の貴方。 時折小指を絡ませて、銀座にネオンが灯る頃 夏の終わりを感じていた。 言葉など必要なくて、触れる肌の温度で わかりあえた人…
切なくて… 2006年12月10日 21時59分53秒 | Weblog 新宿の雑踏から突然に音が消えたように思った。 信号が変わりざわめきとともに駅に向かう体が ぎしぎしと音をたてるかのようだった。 振り向いてはだめ…と言い聞かせながら。 幾分顎を上げまっすぐ前を見て歩く。 そうしないと、涙が零れ落ちそうだったから。 何て懐かしい声だろう。 でもそれは一人でなく、私の見知らぬ美しい人と 交わす声だった。 そっと雑踏を避け貴方と寄り添う人を見送る黄昏時は 切なくて切なくて……