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M's eye

忘れる為の記録

ラストオーダー

2007年01月05日 10時29分12秒 | Weblog
一番大切にしているのはジブン

空高く人肌のような光を放つ月

その光も輝きを失い

ラストオーダーも注文せずに

薄闇の世界へ…






頬よせるとき

2007年01月02日 21時43分57秒 | Weblog
その賀状にはいつも貴方がいる

いつか山に一緒に行こうと囁かれて何年過ぎ去っただろうか

山頂から微笑む貴方の瞳には

ずっと昔には私しか写っていなかった

そう信じ続けているのは愚かな事だろうか


時間に引き裂かれるのをいつも恐れていたあの頃

あと二年たつと貴方は私だけの人になる…






BAR Refrain

2007年01月01日 01時44分20秒 | Weblog

不夜城の迷路に肩を並べて歩く夜

クリスマスイブを過ぎたあの日から

貴方のことであふれそうになっていく


ずっと繰り返すであろう貴方とのこれからをBAR Refrain で…


2006年12月31日 01時26分53秒 | Weblog

「誰にも言わないと決めていたけれど…」そう貴女は言いながら

溢れる恋のいきさつを語り始める

年上の貴女が可愛く思える昨夜のバーのワンシーンを思い出す


恋は人に告げた瞬間から色あせていくように思う

甘いひとときが躰に蘇るのを愉しみ

そして

その人の唇が触れたところが潤むのをさらに愉しむ

二人の交わりの色合いが淡くなっていくとしても

躰の奥に灯された炎は消えはしないから

女は躰で男を想いだす…



ふたこころ

2006年12月24日 19時24分23秒 | Weblog

とても大切に思っていることがある。

生涯誰にも伝えることはないと思う。

黄泉の国でまた逢えたらとそして

急な幕引きがあったとしても

充分に満たされた想いでをしっかり

胸にしまいこみ微笑みをたたえて

残りの時間を過ごしていきましょう。


一番一緒に過ごしたい時には互いに

傍にはいられないけれど…




銀座の想いで

2006年12月15日 00時23分57秒 | Weblog
黄昏時の銀座をそぞろ歩く。

メインストリートより路地裏に小粋な店がある。
そう教えてくれたのは、年上の貴方。

時折小指を絡ませて、銀座にネオンが灯る頃
夏の終わりを感じていた。

言葉など必要なくて、触れる肌の温度で
わかりあえた人…


切なくて…

2006年12月10日 21時59分53秒 | Weblog
新宿の雑踏から突然に音が消えたように思った。

信号が変わりざわめきとともに駅に向かう体が
ぎしぎしと音をたてるかのようだった。

振り向いてはだめ…と言い聞かせながら。
幾分顎を上げまっすぐ前を見て歩く。
そうしないと、涙が零れ落ちそうだったから。

何て懐かしい声だろう。
でもそれは一人でなく、私の見知らぬ美しい人と
交わす声だった。

そっと雑踏を避け貴方と寄り添う人を見送る黄昏時は
切なくて切なくて……