タスカニー 2007年02月08日 20時31分56秒 | Weblog 「遅くなったけど、おめでとう。 疲れがでる頃だね、大切な貴女だから…」 深夜に届く貴方からのメッセージ 思いがけない言葉に涙ぐむ月の夜 タスカニーにつつまれ愛されたときを想う……
貴女が一番…… 2007年02月07日 23時13分04秒 | Weblog まだ人影もまばらな時に貴方の姿があった。 白衣姿を眩しそうにみる貴方は 「欲しいものを言ってごらん」と右の耳もとで囁いた。 あの夜も同じだった、祇園祭りの頃。 「何も欲しいものはないの」「相変わらず欲がないな」と 不満げに前を向く。 「そうね、また旅にいきたいな」「僕を喜ばせるつもりだね」 見上げると貴方は左の小指をたてた。 「いつかきっと」互いに小さく頷く私の門出の朝だった。 「ありがとう、貴方…」 貴女が一番という眼差しが私には一番嬉しい贈り物……
男の仮面 2007年02月07日 18時02分17秒 | Weblog 嘘の上塗りを重ねていくうちに それが真実の仮面となっていく ブラックバカラは知っている 束縛は恋の色を塗りかえていく 美しさを保つため 猫のようにじっと眺めましょう 仮面の仕上がりを…
胡蝶蘭 2007年02月07日 02時02分59秒 | Weblog 貴方のその笑顔… ただ貴方だけをみつめている 視線が絡み合い愛撫がはじまっていく 肌を重ね合わせなくとも交わる事はできる 胡蝶蘭は芳醇な女が棲んでいる 貴方が贈ってくれた花には 女が棲んでいる
LE COEUR 2007年01月30日 00時52分48秒 | Weblog 男は嘘が下手 香りを纏っても その人のルージュの刻印が ほら、みえている… 本当に可愛い人 冬の月は笑う月 遠く輝いている星のような男たちを もう一度掌で弄ぶ… 髭の男、たばこの似合う男 酔狂な男、蜜蜂のような男… みーんな集めて弄ぶ夜…
繭玉 2007年01月21日 00時56分41秒 | Weblog 遠く離れていても 心の糸はいつも繋がっている 貴方に惹かれる理由は きっと… かつて一つの繭玉に包まっていたのだろう あたたくて心地よく甘い香りのする楽園だから
オーラ 2007年01月06日 22時17分13秒 | Weblog 「貴女にはオーラがあるから…」 射るような眼差しが嬉しい 「だからもう少し…一緒にいてほしい」 口説かれるのは女はいつだって嬉しい 左手の時計の針をもうみない 二人だけの時が過ぎていく…