その語源は
【一挨一拶(いちあいいっさつ)】
というそうです。
これは禅宗の問答に由来した言葉とのこと。
挨は「心を開く」
拶は「心に近づく」
自分の心を開くことで
相手の心を開かせ相手の心に近づいていく、
というもの。
「おはよう」は
「お早くからご苦労さまでございます」
「こんにちは」は
「今日はご機嫌いかがですか」
「こんばんは」は
「今晩は良い晩ですね」
短い言葉の中に
労いや思いやりが込められているのがわかります。
声をかけるきっかけにもなりますから
顔を合わせたら
気持ちよく自分から先に
挨拶するように心がけようっと٩(*´︶`*)۶
…って
私はそんなふうに思うのだけれど。
近所の小学生の姉弟が
まったく挨拶をしないのです。
二人がおしゃべりをしているところに
私が「こんにちは」と声をかけても
100%無視です。
まったく気づかないようにおしゃべりが続いていて。
また別の朝に
「おはようございます」とこちらが言っても
黙ったまま。
お姉ちゃんは4~5年生くらい?
弟くんは1~2年生かなぁ、と。
挨拶を交わす、のなら
その続きに「何年生?」とか聞いてみたりも出来るでしょうが
なにしろ、ガン無視なのです。
話しかけるな、という合図でしょうか。
そんなにしょっちゅう会うわけではないので
別にいいのですけど
なんだかなぁ、とは感じます、毎回ね。
まぁ、大人でも
なにも言わない人はいますから
小学生だけを問題視してはいけないのでしょうけれど
絶対口をきくな、
目も合わすな、と親から言われてるんでしょうか。
一度だけ、
その姉弟とお母さんかなぁと思う大人と
三人でエレベーターを待っているところに
私が出会したことがありまして
「こんにちは」
こちらが自然に言いましたところ
その大人の女性はボソっと「こんにちは」
子供達は無言です。
親が言えば
子供も言うのかと思いきや
子供達は無言、
親もそれを気にする様子もなく。
『あー会っちゃった、挨拶めんどくせー』
くらいの感情なのでしょうか。
それ以降も、
その姉弟には何度か会いますが
私の方もだんだんと
『挨拶しない子たちだ』と思うからか
「こんにちは」など言いたくなくなってくるのですよね。
張り合うつもりもないですし
ほんのひと言だけなのですから
私もサラッと言っておけばいいものを(´・_・`)
でもね、
こうして心に引っかかってるのは
やっぱり気分が悪いから。
挨拶を返してくれないことよりも
だから私も挨拶しないでおこう、
なんてちょっと構えてる自分自身に対して。
自分の中にある、
これまで培ってきた謙虚な気持ちが
削られていくようで嫌なのかもしれないです。
挨拶の「挨」は、自分の心を開く。
黙ってる自分はなんだか感じ悪いなぁ、と
自分が思うのですから
挨拶すればいいのですね。
まぁ、スルーされれば
またそれはそれでモヤモヤしますけれども。
う━━━( ゚д゚)━━━ん
いつか
挨拶して“くれる”日がくるでしょうか(笑)